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イルカの飛行機が鶴に変身!?
天草空港から福岡・熊本・大阪へ就航している天草エアライン。
可愛いイルカをイメージしたデザインの飛行機は空港でもひときわ目立ち、乗ったことはなくても空港などで見かけられた方は多いのではないでしょうか。
天草の方だけでなく県民に愛されているこのイルカの飛行機「みぞか号」が、6月1日から期間限定で変身するという情報を入手し天草空港までやってきました。
しばらくしてやってきたのは…
見慣れたイルカの飛行機ではなく、ハイビスカスがデザインされた真っ白な飛行機。
尾翼にはJALの鶴丸マークが…これはどういうこと?
空の「代車」。地方航空会社の連携で運休を回避
実は、天草エアラインには飛行機が「みぞか号」一機しかありません。
飛行機は、定期的に重整備という、車で例えると「車検」を受けなくてはならず、これまでは重整備の時期には定期便を運休するしかありませんでした。
これではお客さんは不便ですし、天草エアラインも売上が立たず困ります。
そこで、同じ種類の機体をもつJALグループの日本エアコミューターに整備を委託し、同型の機体を共通事業機、いわゆる「代車」として借り受けることで運航を続けることができるようになったというわけです。
飛行機の数が少ない地方の航空会社にとっては画期的なことで、この日は運航を記念して天草エアライン、日本エアコミューターのみならず、国土交通省の方まで来られての盛大なセレモニーが行われました。
せっかくなので乗ってみた
実際に初便となる101便に搭乗してみました。
乗客には、入口の前で記念品のプレゼントも。
機内への入口の横には、イルカの「みぞか号」のステッカーが!
さり気なく天草エアラインの飛行機であることをアピールしています。
機内は「みぞか号」の赤と緑のクリスマスカラーに代わり、黒ベースのシックなものですが、ヘッドレストカバーは天草エアラインオリジナルのものが取り付けられています。
機内誌は、天草エアラインと日本エアコミューターのもの両方が準備されていてちょっと得した気分。
どちらも、CAさんに声を掛けるともらうことができます(機内備え付けとは別の新品を用意してもらえます)。
フレンドリーなサービスと絶景は変わりません
機体は変わっても、乗務員は天草エアラインの方のまま。CAさんの親しみのあるサービスは変わりません。
さらに、ジェット機より低い高度を飛ぶことで得られる美しい風景。
陸路では見ることのできない九州の表情が体験できますよ。
大阪便では瀬戸内海も見ることができます。
6月25日までの限定運航
共通事業機での運航は6月25日(月)までの予定。
この機会に、いつもとちょっと変わった天草への旅を楽しむのも良いかもしれませんね。
まとめ
■天草エアライン■
天草−福岡 3往復/日
天草−熊本 1往復/日
熊本−大阪 1往復/日
※6月25日までJACとの共通事業機で運航予定
※6月26日から「みぞか号」で運航予定
予約センター:0969-34-1515
ライター紹介
肥後ジャーナルライター
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