【阿蘇市】家族のために作ったビーガン料理目当てに海外ライダーもやってくる「ライダーズカフェTORQUE(トルク)」
公開日: 2025.03.13
ライター:肥後ジャーナルライター

阿蘇に、美味しいビーガン料理が食べられるライダーズカフェがあるらしい…
え、ライダーズカフェって、ライダー向けの「肉汁したたるコッテリ料理」じゃないの???
そういえば「ビーガン料理」って食べたことない。
野菜不足を健康診断で指摘されたし…
というわけでビーガン料理を目指して阿蘇市の「ライダーズカフェTORQUE(トルク)」に行ってきました。
TORQUEはオリジナルの季節料理や旬を活かしたスイーツが口コミやSNSで広がり、ライダーだけでなく、一般客や外国人観光客も来店するライダーズカフェです。
二輪と四輪の駐車場が別々にあり、店の前は二輪専用です。
車で行く方は四輪専用に駐車しましょう。
こだわりのビーガン料理を実食!そのお味は?
注文したのは「季節野菜のプレートセット」
動物由来の食材を一切使わないのがビーガン料理。
ということは、お肉なし。
しかし、いろいろな旬の野菜が盛りだくさん。
では、いただきます。
まずは、旬の野菜を使った季節のサラダ。
プレートには、ニンジンの甘さが際立つ「キャロットラペ」、南蛮風の少し酸っぱい味付けで、蓮根のシャキシャキ感が絶妙な「蓮根の南蛮」、オリーブオイルとハーブが調和する「きのこのマリネ」、カリフラワーにカレー粉入りの衣をつけて揚げてある「カリフラワーのフリッター」、揚げてあるから食感は肉っぽい「里芋の唐揚げ」、イルや調味料をほどよく吸っていて、ジューシーな味わい「ナスのマリネ」、酸味が強すぎない「セロリのピクルス」。
そして、特筆すべきはドレッシング。
酸味と甘味が調和した、優しい味わいで野菜をバクバク食べれちゃいます。
う、売ってほしい…。
スープはコンソメ風味。
中の野菜がやわらかくなるまで煮込んであります。
動物由来のブイヨンを使ってないのに、コクを感じる!
あれ?
「里芋の唐揚げ」の上に、クリームチーズっぽいのが乗ってる!
これ、クリームチーズではないの?
いや、これ…クリームチーズでしょ?
正体は「豆乳由来のクリーム」でした。
味付けは濃厚でクリーミー。でも、くどくない。
「里芋の唐揚げ」と「カリフラワーのフリッター」によく合います。
ソースにまでビーガンにこだわってます。
豆乳由来で、ここまでクリームチーズに近い味を出せるのですね。
疑ってごめんなさい。
んー!
サラダもスープもしっかり味付けされていておいしー。
ビーガン料理ってことを忘れていました。
箸とスプーンが止まらない…
肉汁したたるコッテリ料理ではないけど、大満足!
「肉が入ってない料理で、お腹いっぱいになるの?」というのは、余計な心配でした。
十分お腹いっぱいです。
と言いながら…食後のコーヒーを注文。
コーヒーの種類もいくつかあって、迷ってしまいます。
銘柄や種類がよく分かんなくて悩んでいると「苦味系と酸味系、どちらが好きですか?」とマスターが助け舟を出してくれました。
「苦味系が好きです」と答えてマスターにお任せすると…
選んでくれたのは「深煎りコーヒー」
味に深みがある!
苦いだけのコーヒーではありません。
深みの中に甘味も感じる。
実はマスター、コーヒーもかなり深〜く研究されてます。
何を飲むか迷ったときは、マスターにお任せすれば大丈夫。
野菜を求めキャンパーもやってくる
ビーガンとは、動物由来の食品や製品を一切使わないライフスタイルや食生活 。
でも、TORQUEはビーガン料理専門店ではありません。
もともとは、肉が得意ではないご家族のために作った料理がベース。
それをメニューに並べたのが始まりとのことでした。
今では、「ビーガン料理 阿蘇」を英語で検索した外国の方や、キャンプツーリング中で野菜に飢えてるライダーやキャンパーもTORQUEにやってくるらしい…
ご馳走は、ほかにもある!
ご馳走は料理だけではありません。
TORQUEのウリは「阿蘇五岳を眺めながら食事ができる」ところ。
お店からは遮るものがなく、四季折々の阿蘇五岳を見渡せます。
カウンター席は客とスタッフと目線が同じになる高さで、会話がはずみます。
椅子に座った客の目線と高さが同じになるカウンター席。
カウンターと椅子の高さは、マスターのこだわり。
常連客は、カウンター席を「特等席」と呼んでいるそうです。
そして、さすがライダーズカフェ!と思えるのがトイレの広さ。
装備やウェアをたくさん着ているライダーのため、用を足す際、脱ぎやすいように配慮しこの広さにこだわったのだそう。
カフェや飲食店で、こんなに広いトイレを見ることは、ほぼありません。
小荷物や脱いだものをおいておく棚もある。
料理もトイレも、そしてマスターも客に優しすぎでしょ!
リピーター続出がわかる気がします。
訪れた多くの客が、料理やスイーツを次々SNSに投稿した結果、ライダーだけでなく一般客や外国人観光客も多く訪れるようになったTORQUE。
行くなら平日がおすすめです。
土日祝祭日に比べ席が空いてるから、すぐに座れますよ。
ボードには、来店した客のステッカーがたくさん!
阿蘇周辺だけでなく、九州のツーリング情報やおすすめ観光スポットもマスターに教えてもらえます。
「次はスイーツを食べに来よう!」
リピート訪問が確定した筆者なのでした。
阿蘇に行くなら、ぜひ「TORQUE」でこだわりの料理やスイーツを味わってみてください!
Rider's Cafe TORQUE(ライダーズカフェ・トルク)
住所 | 熊本県阿蘇市狩尾1360-2 |
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駐車場 | あり |
営業時間 | 夏季10:00〜17:00、冬季10:00〜16:00(ラストオーダーは閉店時間の1時間前) |
定休日 | 木曜日、金曜日(冬季は変更の場合あり。SNS等でご確認ください) |
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