平成最後は除夜の鐘を撞こう!肥後ジャーナルオススメの除夜の鐘スポット3選!
大晦日のよるといえば、除夜の鐘。
今回は、檀家さんではない一般の方々も除夜の鐘を撞くことができるお寺を紹介します。
今回は中でも、多くの方が足を運びやすい場所をピックアップして、「本妙寺」「大慈禅寺」「浄信寺」をご紹介します。
目次
加藤清正ゆかりの「肥後本妙寺」
日蓮宗六条門流「肥後本妙寺」です。あの加藤清正公が、父君清忠公の追善のため、日真上人を招き摂津に一宇を建立し、本妙寺としたのが最初。
その後、清正公が肥後の大守になったのを機に、本妙寺を熊本城内に移転、その後清正公も亡くなり、遺言によって「本妙寺」は城西中尾山の中腹の現在地に御廟所を造営することとなりました。
献燈がながーく繋がっているのを横目で確認しながら、「胸突雁木(むなつきがんぎ)」と呼ばれる急勾配の石段を上ると…って少しシンドイ…
清正公がまつられている浄池廟(じょうちびょう)に到着!
その敷地内に入ってすぐ左を見ると、梵鐘がありました!
歴史の威厳が感じられる鐘ですね。毎年こちらもたくさんの参拝客が訪れます。
こちらも霊園を下から眺めるとなんとも素晴らしい風景!こちらから街も一望できそうです。
■肥後本妙寺■
約700年以上前の創建「大慈禅寺」
続いてご紹介するのが、曹洞宗の「大慈禅寺」。
現在、表門はまだ復旧工事が続いているようですが、お寺の創建が弘安元年(1278年)、約700年以上の歴史があります。
このお寺の梵鐘は、国指定重要文化財に指定されているそうです。また、他にも数々の貴重な寺宝が保管されています。
重要文化財指定の梵鐘です。お寺の創建と同じ、弘安10(1287)年に作られました。約700年に渡る熊本の歴史を見てきた需要な鐘です。
鐘楼の部分は昭和61年に改めて新築されているそうで、比較的新しいです。
こちらも歴史を感じる大きな樹木が隣にあります。禅寺ですので、毎月第三日曜日は「坐禅会」があり、一般の方も参加できるそうです。大晦日当日は会場で甘酒やそばなども振る舞われますよ。
■大慈禅寺■
熊本地震の被害から復旧を目指す益城町「浄信寺」
そして最後はこちら。益城町の「浄信寺」。元々は立派な鐘楼が存在していたのですが、熊本地震により大きな被害を受けました。鐘楼もすでに取り壊され、梵鐘だけが飾られる形となっています。
このように鐘だけが残る状態ですので、当然これは撞くことができません。
そこ代わりに、寺では「ミニ梵鐘」を用意。手持ちの木槌でカーン!と鳴らして除夜の鐘の代わりとしているそうです。
他のご紹介した寺に比べたらコンパクトなタイプですが、庭園の部分は非常に美しい庭で、とても風情があります。ししおどしの音も鳴り響き、自然の癒し空間がありました。
残念ながら現在、大きな鐘はつけませんが、甚大な被害を被った益城町のお寺で、それでも再建を目指して頑張っている「浄信寺」。
益城町復興のシンボルとして、このお寺を見守っていきたいと思いました。私も大晦日にはこのミニ梵鐘をカーン!と鳴らしに行きたいと思います!
■浄信寺(益城町)■
住所:
電話:096-286-2623
地図
鐘を撞いて新しい年の幕開けを!
被害の規模こそ違えど、どのお寺でも2年前の熊本地震の影響を受けているのですが、そこも復旧に向けて前進しています。
30年続いた平成最後の大晦日、悔いのないように除夜の鐘の音を響かせましょう!
ライター紹介
肥後ジャーナルライター
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