熊本でも身近になった台湾。
台湾と言えば台湾グルメですが…
そんなことよりもご存じでしょうか。
台湾って

幽幻道士 来来!キョンシーズの舞台ってこと!!!!
ロケは台湾で行われていたのです。
ということは、台湾に行けば聖地巡礼できるんじゃねえか
と思い…

行ってきました。
阿蘇くまもと空港からバビュン

便利なもんで熊本から台北にある桃園空港までの直行便が出てるので、バビュンと出発しました。

約2時間20分で台湾に到着します。ゲームしてたらすぐでした。
ゲームしながらも準備のいい私はちゃんと事前に調べておいたのです。
台北にキョンシーの映画のロケが行われた「中國電影文化城」という場所があるということを。
むしろこれを見るだけのために台湾きたみたいなもんだし!!!!

空港に到着しタクシーで行先を伝えたらすぐに「ああ!OK!!」と伝わりました。
やっぱり有名観光地なんだなあ、なんでみんな行かないんだろ。

はい!到着!
ああ緊張してきた。

スイカ頭の爆破シーンとか見れるんじゃなかろうか。
さて一歩踏み出そう
「NO!!!!!!」
入ろうとすると警備員からものすごくNO!NO!NO!!!!!って言われました。
タクシーの運転手さんに通訳として入ってもらったところ
「ごめんね、ここもう閉館してた」
マジか!!!!
どうやら20年前に閉館したらしい。閉館したのにまだ毎日警備してんの?それはそれですげえ。
とはいえこのままでは終われません。何かほかにキョンシーに繋がるものはないのか?と聞いたところ、「高雄とか台南あたりに行けばいい」とのこと。
「ここまできたら行ったりますわ!!高雄!」
高雄着

空港から高雄へはMRTや新幹線を乗り継いでいきます。グーグルマップで入力すると「〇番ホームに」とか細かく案内が出るので、そんなに迷うことはないのですが、とにかく遠い!
かれこれ3時間かけて

高雄に到着!!長かった!
では早速、現地調査開始。
「高雄や台南に行けばキョンシーに会えるって聞いたけどどこに行けばいい?」と聞きまくったのですが
「聞いたことがない」
…ここまで来てガセ情報をつかまされたかと肩を落としているところ、1人のご婦人から「龍虎塔に行けばキョンシー避けの石橋がある」との情報をゲット。
向かいましょう!
あたりはもう真っ暗。
眠らない街台湾を満喫できます。

竜虎塔は現在、絶賛工事中だったんですが

本来ならこんな感じで、口から建物内に入ることもできます。
龍虎塔とはその名のとおり、龍と虎がいる塔なのですが台湾では縁起がいい動物が龍で、一番悪い動物が虎だと信じられているのだそう。
なので

入口は必ず龍から。
そして虎から出ることで悪い厄を落としてくれるのだそう。
パワースポットとしても有名なこの塔で一体なにがどうしてキョンシーと思ってたところ

上からの図で分かりました。
めっちゃジグザクしてるでしょ。これまっすぐにしか進めないキョンシーを避けるためにこんな造りになっているのだそう。
こんなとこにもしっかりと根付いているんですよ!キョンシーってやつは!!!

さて、もう相当お腹がすいたので、ご飯屋さんに直行!

まずはビール!水より安いでお馴染み台湾ビール!!

何をオーダーするか迷えるほど台湾の言葉が分かる訳ではないので、1號のセットにしました。
990元なので日本円にすると4,950円くらいです。(取材当時のレート)

何が来るのか分からなかったのですが、それよりも鍋の真ん中に石炭が入ってるほうに驚きました。
おかげでアッツアツ。

味は一言でいうと酸っぱい白菜の鍋です。
漬け物文化がある日本では「温かいのに酸っぱいの?」と思ってしまいますが、なかなかどうして。酸辣湯みたいな感じで野菜がスルスルと入っていくし
なにより疲れた体にちょうどいい酸味!これはハマる。

ほう!!!うっま!!!!!

腹も満たされたことで、あたりを見渡すと、当然のように台湾人ばかり。
キョンシーのことを聞くならここしかねえ!!!
事情を説明したところ
「高雄でキョンシー?聞いたことがないです」
「日本で人気の映画というのは聞いたことがあるけども、(台湾の人は)見たことがない人の方が多いと思う」
「以前、台南でキョンシー展をやっていたのでそのイメージでは?」
キョンシー展???
出典 フォーカス台湾
どうやらこのイメージだったようです。でもね、でもね

確かに至る所にキョンシー風味はあるんですよ!これだけでも行った甲斐があったなと思うほど。
「あなたが言っていることは(日本で)河童はどこにいますかと聞いているようなものだ」と言われちょっと納得しそうになったのですが、違うそうじゃない。
私はキョンシー本体を探しているのではなく
映画、幽幻道士に出てくるような街並みを体験したいだけなのだ。

「じゃせめて幽幻道士に出てくるような道士さまはいませんか」
「どこにでもいる」
「え」

ということでやってまいりました。
高雄關帝廟(武廟)。

ここで道士さまがお札を書くシーンが見たかったのですが、基本的に毎日しているわけでもなくそもそもご不在ということで…
仕方ないので現地の方にお参りの方法だけ教わったので実践してみました。
こんな感じでグルグルまわって

これを購入します。

あの世で使えるお金なんですって。
若干、キョンシーのお札のように見えるのは気のせいでしょうか。
そしてこのお金を

燃やします。
お金を買ってすぐに燃やすという、まさに秒で金を溶かす所業ですが、日本でいうところのお供えみたいなもので、先祖があの世で使うお金を送っているのだそう。
そのかわりこちらの祈願をご先祖さまに叶えてもらうための儀式だそうです。せっかくなのでやまかしく燃やし、やかましく祈願してきました。
高雄は魚介類の宝庫
さて怒涛の1日目はキョンシー熱に浮かされていたので、2日目はまともに観光することにしましょう。
まずは朝ごはん!

台湾は外食文化なので、朝ごはんも充実しているのです。

入口はいってすぐはこんな感じなので、好きに取ったらいいのかなと思ったのですが

テーブルに注文票があるので、そこにチェックをいれて店員さんに渡すスタイルでした。

台北ではお肉が結構多かったんですがここ高雄では魚介類がとにかく豊富。

これは一体なんの料理なんだろう。

迷ったらとりあえず口に入れる。
魚そのものの味をダイレクトに感じる優しい味。どうやらこれは「サバヒー料理」という高雄の郷土料理らしい。
腹も満たされたので、いざ高雄観光!

さっそくチャリチャリみたいなレンタサイクル「Ubike(ユーバイク)」がありました。空気が入ってるか絶対確かめてから乗ってください!
ちなみに電動は早いもの勝ちです。
乗ってちょっとウロウロしてみましょう。
どうやら近くに展望台があるって聞いたので登ったんですが…

道端にサル。
こんなサルと近いことなんて初めてです。

サルと坂道に格闘しながら登った展望所は愛であふれてました。
「忠烈祠love景觀台」とも呼ばれているそうです。
なんか遠くに島があったので「あれはなんだ」と聞いたところ、観光地としても有名だということなので…

コナンのフェリーにつられ島に行く事にしました。だって面白そうだもん。

旗津(チージン)という離島まで行きます。しかも所要時間たった5分。


中はコナン君一色。ファンはこれだけでも来る価値あるんじゃないかな。

あのカラフルなエリアはなんだろう。あとで行ってみましょう。

さて到着。
もともと南国な台湾ですが、さらに南国感が強く

さながらバリのよう。

観光客の主な移動手段はレンタル屋根付き電動4輪車(多分版権無視)です。

市場のように並んでいるここがグルメゾーン。


一見すると魚屋さんのようですが、ここで「これを焼いて欲しい」「蒸して欲しい」とオーダーし、中でいただくスタイルです。
うちわ海老があったので、蒸してもらいました。

めっちゃ美味そうでしょ。
美味いんですよ!!
伊勢海老みたいな味で身がしっかりと詰まっていて非常に美味!

日本語表記というのもありがたい。
カラフルエリアの正体
さて高雄に戻りカラフルエリアに向かいました。
カラフルエリアは「駁二芸術特区」と言い、芸術家や学生に場所を開放しアートだけではなくイベントも開催されています。

早速お尻にインパクトがある像を発見。

まさに頼れる背中ですね。

画像で見るとちっちゃいんですが、実物は結構大きいです。

定期的に水が噴き出す小便小僧もいました。

アートもそうだけど、とにかく日本のアニメ人気の高さを実感する町です。

結構、見所が多く敷地も広いので散策にはチャリがおすすめ。

台湾は自転車文化が根付いているんで、非常に走りやすいです。

そして夜はもちろん夜市!高雄でも大小さまざまな夜市があるのですが、今回は「六合夜市(ろくごうよいち)」に行ってきました。

平日の夜でもご覧の活気!

小籠包も

牡蠣のオムレツも絶品だったんですが

個人的ヒットはこの海老炒飯!
美味しい中華飯でした!
こんなの初めて…!
さて、高雄から台南エリアは結構、日本人の口にあうような味付けなのでどこで食事をいただいても、満足感を得られるのですが
そのなかでも「え??」って驚いたものがいくつかあるのでご紹介します。

まずは酷鉱美式氷淇淋の

リアルすぎる犬のアイス。

ちょっと食べるの躊躇するレベル。でも美味しかった!

続いてシュリンプマスター。
まずこの動画からご覧ください。

言い方悪いのですが、適当に袋から出しているように見えるのに、なぜこんなにキレイな盛り付けになるんだ。
そして皿じゃなく紙とたい!

なお基本手づかみです。
いくら手袋をしてるといってもべたべたします。そんなときには

手を洗う場所があります。

水じゃなくてレモン入りの紅茶で洗います。なぜ紅茶なのかと聞いたところ「匂いが取れるから」だそうです。刺激的!

かき氷屋さんで現地の方がオーダーしていたのは

マンゴーかき氷ではなく

トマトをタレ(たっぷり生姜入りみたらし醤油)につけて食べるメニューでした。
これね、食べてみたら納得ですよ。甘さがくどくない!これ日本でも流行るんじゃないかなあ。
高雄の直行便が出るよ!
「一回、台湾行ったけど食べ物があわんかったもんね」って方はほんと高雄グルメが激推し!なぜならほぼNO八角!
ただ正直、台北からの移動はめっちゃ大変です。ほぼ1日中移動になるので。
ただ!!
なんと!
熊本から高雄までの直行便が再開します!
もともとあったんですが運休していた熊本~高雄線。それがいよいよ2025年2月3日(予定)より再開する予定で、熊本から高雄まで1時間40分で到着するという最強の時短。
これならフラ~っと台湾・高雄、台南エリアを満喫することができますね。
ちなみに阿蘇くまもと空港からは現在、台湾のほか韓国、香港にも定期便が就航しています。
しかも今なら、定期便の利用やアンケートに答えるとプレゼントが当たるキャンペーンも開催中です!!!
「どこに行っていいのか分からん」「別にグルメ旅行には興味がない」って方でも高雄、台南エリアならきっと満足できるはず。
なぜなら
アニメ漫画好きな方であれば

名もなきこのエリアで遊んでもいいし

真ん丸な団地見てもいいし


台南で古き良き日本を感じられる「こみち食堂」行ってもいいし


伊佐製作所ケーキの抹茶ケーキ食べてもいい(甘くなくてほんと絶品だった!)
とにかく台湾がより身近になりますよ。ぜひ!
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