【行く人は自己責任】美里町で六角トンネルを見てきたがその先はとんでもない探検スポットだった!!
公開日: 2018.01.31
ライター:ムトー冬になっても子供は外で遊びたがるものですよね。公園への付き添いも厳しい季節になってきました。
かと言って室内ではパワーを持て余し、家の中が大惨事。
どうにか冬場でも大人も子供も楽しめることはないか?と模索し、美里町にある六角トンネルまで行ったのですが、そこはまさかの探検コースでした!!!
場所は有名なハート橋でお馴染み二俣橋の近く
道の駅”佐俣の湯”方面に車を走らせると分かりやすいのではないでしょうか。
住所は下益城郡美里町小筵852ですが、ナビで住所を入力してもハート橋としても有名な二俣橋へ案内されるので、ここからは自力で頑張るほかありません。
「小筵交差点」に大きく二俣橋の案内看板が出てきますので、まずは二俣橋方面に向かってください。
交差点から曲がるとすぐに二俣橋への小さな看板が道沿いに出てきますが、そこはスルー
道一本先に進むと
かなり小さいのですが、「二俣五橋」という看板がありますので、ここから右折
するとちょっとした広場が見えてきます。六角トンネルは左の砂利の先にあるのですが、うかつに車で侵入すると離合はおろかUターンできる場所もないので帰る際には数メートルバックしないといけない羽目になります。この広場に車をとめておくことをおすすめします。
看板も出ていますので標識通り徒歩で向かいます。
たかだか数百メートルですが、気軽な散歩コースとなめていてはいけません。私が通ったときも山肌から落石してきました(しかも結構大きい石)
上ばかりに気をとられてもいけません。イノシシの罠が仕掛けられていますので足元にも注意が必要です。そして罠を持って行ってしまった人はすみやかに返却してあげてください。
上から下からの刺客にオロオロしていたら、それは突然現れました。
光の当たる角度で様々な表情を見せてくれる六角トンネル。単なる石の建造物という概念が崩れ落ちるとでも言いましょうか…とにかく写真よりも実物が醸し出す雰囲気にグッと飲み込まれてしまいます。
神秘的なトンネルの向こうには何があるのか気になってきた
トンネルを超えた向こう側には一体何があるのか?とドキドキしながらくぐった先には……
単なる林道でした。
しかし道は続いています。進んでみましょう。
神社がありました。まだ道は続きます。
すると突然看板が現れました。ここまで来て引き返すのも癪なので、看板通り進んでみることに。「看板が出てる=人工的に作られた道が存在している」という認識だったので、気軽に進んだのですが…
結構な山肌を歩きます。偶然スニーカーを履いていたので特に問題はありませんでしたが、ヒールや普段歩き慣れてない人は引き返すことをこの時点でおすすめします。
整備された道と山肌を交互に繰り返し、歩き進めていくと、
突然、石橋が現れます。
川底が肉眼で見えるほど透き通っていました!!これが夏なら気持ちいいマイナスイオンを体感できるのでしょうが、うっかりまだ1月なので、本当に底からくる冷気がすさまじかったです。
橋を渡ったあとは、アキレス腱が引きちぎれるのではないかと思うくらいの急こう配な坂を上りきり…
やっと公道に出ました!!振り返ったらゴール地点は鳥居が立っていました。正直「やっと終わった…でもどうやって元の道に戻るか」と考えていたところ…
目の前にまだ看板が!!!嘘やん…これで終わりじゃないとたい…もう久々に寒すぎて耳が痛い…と心がすっかり折れたので看板と逆方向に進むことにしました。
二俣橋で人のいいガイドさんに出会う
看板を逆方向に進むと二俣橋に出ました。
あまりここに興味がなかったのですが、周りがやたら写真を撮っているのと人のいいガイドさんが「毎日ハートは出らんとやけん!!撮っときなっせ!」と誘うので、1枚撮ってみることにしました。
たまたま観光客が誰もいなくなったのでガイドさんと話をしているうちに、「今日はトンネル目当てで来た」と伝えると
あれよあれよとガイドさんの車に乗せられました(実話)。
そしてさっき降りてきたはずの山に再度連れていかれました。ガイドさんはしきりに「あた!トンネル来たとなら”ツイ”ば見らんでどがんすっとね!!」と言われています。
ツイとは一体…しかしガイドさんはどんどん山中に進んで行きます。
すると突然、鉄塔というか石塔が!!!
「だけんね、あたが見たトンネルとこの石塔は”対”になっとっとたいね」
「あのトンネルは昔、熊延鉄道の跡で、今見てるのが橋脚部分。ここから南熊本駅まで繋がっとたとよ」
「トンネルだけじゃなくて、この橋脚までセットで見らんと大きさも分からんよ」
まとめ
その後ガイドさんは「せっかく美里に来たんだから」と地図を使って、小さい子がいても楽しめる場所も案内してくれました。
本当に頼りになるガイドさんです。
そして「六角トンネルは町として公式に観光スポットとしては勧めてはおらんですもんな」「落石があるけん」との事。
やはり万が一の時に責任が持てないという事でしたので、行く人は自己責任で!!お願いいたします。私は予備知識がなく子連れで行ってしまい、たまたま事故はありませんでしたがやはり「子連れでも楽しめますよ!」とは言えないほどのサバイバルでした。
安心して楽しむならば、二俣橋にガイドさんがいっらしゃいますので、最初に声をかけてみれば無料で案内をしてくれますよ。
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