突然ですが、お気に入りのちゃんぽんってありますか?
これ本当に難しいですよね。だって何をいただいても美味しいじゃないですか。どこが1位とかないんですよ本当に。
…そう思っていたのですが
やっとできました。推しちゃんぽん。では具体的にどこが推せるのかをご紹介したいと思います。
推しポイント1 ネーミングセンスが秀逸すぎる
推しちゃんぽんを見つけたのは、天草郡苓北町。この店名をご覧ください。「苓北給食センター爺&婆」ですよ。もうこの店名をつけるセンスがさすがとしか言いようがありません。
ちなみに玄関扉は引き戸ですが、網戸部分は押し扉になっているので腕力で破損させないよう、ご注意ください。
店名もさることながら、このお品書き…
いやすげえな!!!
普通の爺ちゃんぽん!
欲張り婆ちゃんぽん!!!
とりあえず普通の爺ちゃんぽんをオーダー。
オーダー名をどう通すのかなと聞き耳たててたんですが、「普通いっちょ」でした。
推しポイント2 なんかいっぱい出てくる
ウキウキ気分で爺ちゃんぽんを待っていたところ
「ところてんは、甘いのとすっぱいのとどっちが好き?」
なんとなく長旅で疲れていたので、甘いのが今は食べたいですと答えたところ
はい、と差し出されたのがこれ。
お母さんの手作りなんですって。砂糖水を好きなようにかけて食べて―って置いていきました。
これが絶妙に旨いんですよ。
初めてところてんを砂糖水でいただきましたが、これは簡単に真似できそう。
食べている合間にお母さんからの「うちのちゃんぽんは美味しいけん」という期待の煽りも付いてきます。
さあやってきました!
これが普通の爺ちゃんぽん!
海鮮物と野菜がちょうどいいバランスで入ってて、とても食べ応えあり。麺はツルツルしたタイプなのでサラッと入ってきてあっという間に完食。
「あーー本当に美味しかった」
「よかった!じゃこれ!鳥に今日は勝ったから戦利品!」
今の時期、さくらんぼが敷地内で収穫できるんですが食べごろだなと思った瞬間、鳥が取っちゃうんですって。
「いつも鳥に負けるけど今日は勝った!」
よかったよかった。もうここは実家なのかな?ってくらいビャンビャン、サービス品が出てきます。
推しポイント3 爺&婆がとてもかわいい
お腹いっぱいになったところで、気になっていた疑問をぶつけることに。
それは…
「じじい&ばばあ」なのか「じじ&ばば」なのかという点。
「じい&ばばあ!」
「じい&ばあ!」
「いやどっち!!」
ご夫婦でなかなか意見が分かれましたが、最終的には「じい&ばあ」に落ち着きました。
爺&婆がオープンしたのは今年3月。実はその前にお弁当屋さんとして営業していたのですが、コロナ禍の影響で廃業を決めたのだとか。
「だけどね、1日中家の中にいてごらんなさい。暇よ」
やっぱり働きたい、誰かと繋がっていたい。
その想いでコツコツとDIYを行いお店を構え、爺&婆をオープンされました。
どうか順番札が使える日がきますように
オープン直後「たくさんお客様がきたらお待たせしてしまう」と、順番札まで作っていたお母さん。
結局1度も使うこともないからもう捨てようかと、すっかり肩を落としていたので、きっと肥後ジャーナル読者が来てくれるから捨てちゃダメだよと思わず言ってしまいました。
熊本市から少し距離はありますがこの連休を利用して、ぜひ苓北町まで足を運んでみてはいかがでしょうか。
爽やかな5月の風が、潮風とともに疲れた心を吹き飛ばしてくれますよ。
その際にはぜひ爺&婆へ。
苓北町給食センター爺&婆
住所 | 〒863-2505 熊本県天草郡苓北町内田230−9 |
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SNS | |
電話番号 | 0969351783 |
ライター紹介
ムトー
肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。
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