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とじる
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とじる

あーお腹空いた…

あ、どうも!肥後ジャーナルライターのRuyです!

いや~お昼時でお腹空きすぎちゃってですね~

何食べようか迷ってるとこでして。

空腹だと、いろいろ食べたくなっちゃうんですよね。

ご飯系も食べたいけど、ハンバーガーのようなジャンクフード系も美味しそう!

でもどっちも食べるとなると、食べ過ぎちゃうんですよね…

どっちにしようかな~なんて考えながら歩いていると、

おむすびバーガー!?

これは…おむすびなの?ハンバーガーなの?

という疑問よりも、ご飯もハンバーガーも一度に食べられるなんて画期的や!

これは食べるしかない!!

というわけで、突撃します!!!


手の中で和洋折衷!

やってきたのは、「南阿蘇むすひ」。

キッチンカーで、県内各地におむすびバーガーを届けてらっしゃいます。

間違えやすいのですが、南阿蘇むす「び」ではなく、むす「ひ」。

おむすびって、日本神話に出てくる農業に関係した神の名に「むすひ」と入っていたことが語源となったそうで、その「むすひ」を店名に入れたとのことです。(おむすびの語源は諸説有)

「むすひ」って漢字で書くと「産霊」と書くんですって!

産=ムス(生み出す)、霊=ヒ(神霊の神秘的な働き)という意味があるのだとか。

おむすびって、こんな神聖な言葉だったんですね!

主に「あそ望の郷くぎの」での出店を中心に、熊本県内のマルシェやイベントに出店されています。

お伺いした日は、カリーノ菊陽で出店されていました!

メニューは、

日替わりメニューがあり、ベーコンエッグ、プルコギなどのラインナップ。

ちなみにこの日の日替わりはきんぴら

日替わりメニューを頂いてみようかな!

こちらがおむすびバーガーのきんぴら。

もうフォルムが完全にハンバーガーですね!

なのにバンズではなくお米という斬新さ。

中身をよく見てみると、きんぴらにレタス、玉子に…真ん中に何か入ってますね。

実はこれ、自家製の鶏チャーシューなんです!お肉が柔らかい!

鶏の旨味と玉子の甘さ、きんぴらのピリ辛さが上手く絡み、具材全体が甘辛い風味に!

さらにマヨネーズが絡むことで、味にまろやかさが加わります!

このまろやかやな甘辛さが、ご飯との相性抜群!!!

食べだしたら止まらない。おむすびなの?ハンバーガーなの?などという疑問もどこへやら、あっという間に完食してしまいました!

おむすびをハンバーガー感覚で食べられる、おむすびバーガーの醍醐味と言えるでしょう!

おむすびバーガーのきっかけ

こちらは南阿蘇むすひの店主、野田耕造さんと伊勢さん。

おむすびバーガーを始められたきっかけは、2016年に発生した熊本地震

実はお二人、元々の熊本の方ではなく、耕造さんは横浜、伊勢さんは福岡のご出身とのこと。

地震で被災した熊本へ訪れ、炊き出しをされていました。

炊き出しでご飯だけでなくおかずも提供するとなると、お皿や箸も要るし、その分場所も取るしで作る側も頂く側も大変。この大変さ、どうにかできないものか?

ということで考案された食べ物が「おむすびバーガー」だったのです!

ご飯の中におかずをいれてしまえば、片手で手軽に食べられるし、場所も取らない。提供する側もお皿も要らず、その分のごみも出ないので一石二鳥!

被災された方々のためにできることはないか、という野田さんご夫婦の思いやりの結晶が、おむすびバーガーの誕生でした。

食べやすさだけじゃない、こだわりと思いやり

熊本地震で被災された方々へ向け考案されたおむすびバーガー。

ただその思いやりは食べやすさだけではありません。

こちら、野田さんが栽培されている玉ねぎの畑です。無農薬で栽培されています。

おむすびバーガーに使う食材もなるべく手作りで、地産地消と体に優しいものを提供されるよう心掛けられています。

お米は南阿蘇産のものを使用、具材で使う高菜はご自分で漬けられているとのことです。

こちらは高菜を仕込まれている様子。

こうして提供する食材を手作りされてるのですね!

お伺いした日は、高菜のメニューは出されてなかったのですが、

阿蘇高菜のおむすびバーガーがこちら!

鶏チャーシューと玉子の間から顔を覗かせる高菜。

見てるだけでよだれが…

高菜の収穫時期の関係もあり、春先(4月以降)は安定して出しやすいとのことでした!

春が待ち遠しくなります。

そういや、玉ねぎっておむすびバーガーに使われてたっけ?

実はここに使われています。

オニオンスープです!

スープは日替わりなのですが、お伺いした日はオニオンスープを提供されていました!

豚汁やシチューになることもあるのだとか!シチュー気になる!

こちらのオニオンスープ、玉ねぎをじっくり炒めてあるので、玉ねぎがとろけるような柔らかさになり甘みがとても強い!

玉ねぎの甘みが溶け出した温まるスープ、ずーっと飲んでいられます!

こちらも次々と口に運んでいたので、気が付いた時には食べてしまってました…

すべてのおむすびバーガーにスープセットが付いております。

またセットだけでなく単品のオーダーもできます。

こだわりの食材で作られるおむすびバーガーとスープ、バーガーでありながらジャンクでなく、むしろヘルシーという点も、おむすびバーガーの良いところですね!

絆を結ぶ、おむすびバーガー

心温まる誕生秘話と野田さんご夫婦の優しさが詰まったおむすびバーガー。

おむすびとハンバーガーが組み合わさっただけでなく、思いやりとこだわりも組み合わさっていたのですね!

熊本地震で被災された方々を救った、まさに命を結んだおむすびバーガー。

手軽で美味しく食べられる優しさに溢れた味を、ぜひ一度ご賞味ください!

南阿蘇むすひ

SNS

https://instagram.com/musuhi373?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==

住所

移動販売のため、住所はございません。詳細はInstagramをご確認ください。

ライター紹介

Ruy

Ruy

ファッションとアイドルが好きな純熊本人。人当たりが良いと言われることが唯一の長所ですが、写真では伝わりにくいのが難点です。

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