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とじる
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とじる
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とじる

南小国といえば、雄大な自然の中、オシャレなカフェでキャッキャウフフと穏やかに過ごせるエリアという印象ではないでしょうか。

私もそう思っていた1人。

しかし、なにやら「すずめ地獄」という恐ろしい場所があったので気になって寄ってみたところ

「なんこれ…」

という事案が連発したのでご紹介したいと思います。


駐車場から大地の呼吸が感じられる

南小国町にあるすずめ地獄は、九重火山群を中心とする温泉地帯の一部。冷泉や火山ガスが噴出しているので、駐車場に着いた時点から硫黄の香りが鼻孔を直撃します。

私は、すずめ地獄一筋できたのでそこにしか寄りませんが、遊歩道も完備されていたのでお散歩しながら周囲を楽しむのもアリです。

歩道そして看板が設置されているので、迷いようがありません。

さてそれでは進んでみましょう。

硫黄の香りがどんどん強くなってきたころに、この看板が見えてきます。

何やらガスの影響で、小動物の死骸があったことから地獄と名付けられたよう。

…恐ろしい!

しかもこの冷泉は皮膚病に効くのだとか。

小動物は死ぬのに人間の皮膚には有効とかよく分からない。

それもまた

恐ろしい!!!!

この看板を過ぎると、急に開けてきました。きっとこの奥が地獄なのでしょう。

意を決して行ってきます。

探せど探せど

さすが地獄です。遠くに「すずめ地獄」と看板が見えるものの

三途の川とでもいうのでしょうか。目の前には小川がありこのまま直進することは困難です。

どうやって向こう岸まで渡ればいいのだろうか。

端っこにいけば、陸路があるのではないかと期待して進みましたが、行き止まり。

「これもうマジで詰んだ…かっぱ滝ですら落ちなかったのに、まさかのすずめで水に濡れるのか」と絶望しましたが

先ほど正面から見た巨石の裏側に若干行けそうなルートが!

これを「地獄ルート」と個人的に名付けたいそんな気分です。

地獄ルートをたどり、無事対岸(地獄)にたどり着きました。

さすがは地獄。賽の河原のように小石が積み上げられております。

たどり着いたのはいいのですが、一体どこに冷泉や火山ガスがわき出でているのでしょうか。

看板の下を覗くもここは単なる空洞。

水面にポコポコした気泡らしきものが確認できましたが、恐らくカエル。

まさか干上がったとか?

うーーーーん。

どうしたもんかと周囲をウロウロしていたところ

あっ

あったーーーーー!!!!

すずめと銘打っているだけあり、小さめなものではありましたがそれでも確かにポコポコしてて大地の呼吸を感じることはできました。

ずーっと見ていたい衝動にかられますが、ガスが出ているので長時間の滞在は避けておきましょう。

ちなみに場所ですが

看板が正面だとすると

左を向きます。

そこからもう一段階、視線を左側後方に向けます。

すると地面に突き刺さっている黒い棒が見えてきます。この棒の横にありました!

棒をめがけていくと分かりやすいでしょう。

帰り道こそ気を付けて

ちょっとした探検気分を味わい、気分も高揚してきますが帰り道こそご注意を。

行きに「問題なく渡れたから」と油断してはなりません。

同じルートだとしても、行きと帰りでは石の角度が微妙に違うのです。

ぼさーっとしてたら、あっという間に滑って川に落ちます。

しかも底が石なので結構痛いです。

その点だけ注意すれば大地のパワーを感じられるようなスポットでしたよ。ぜひ参考にされてください。

すずめ地獄

ライター紹介

ムトー

ムトー

肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。

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