多種多様な飲食店がある熊本。
人それぞれお気に入りやご贔屓のお店があることでしょう。
その飲食店の界隈、つまり食の玄人が「この店は美味い」と口を揃え絶賛するお店が今回ご紹介する「福伸」。
天草に本店、支店を2店舗構え、今回満を持してアミュプラザに出店した話題の福伸に早速行ってきました!
食べて納得。人気商品トップ3!
アミュプラザ7階にオープンした天草福伸。
実はここ福伸、先日オードブルの取材の際にもお世話になったんです。詳しいオードブルの記事はこちらから↓
和牛焼肉LIEBE×とんかつ勝烈亭×KAEN×天草福伸の4社合同オードブルで「茶色いものは大体美味い」が実証されました。
前回は他店との合同でしたので深くご紹介ができなかったのですが、実は食のプロから「福伸はすごい」と複数の声を聴いていたので絶対に来たかったお店なんです。
店内はテーブル席をはじめ
カウンター席も完備。
でもできることならばぜひカウンターに座っていただきたい。
目の前で職人さんが作る工程をライブ形式で見れるのはもちろん、その息づかい、真剣なまなざしを直に見れるのでお料理を待つ時間が楽しく過ごせます。
有限会社 福伸 福田圭伸さん
「さて、いろんな飲食店の方から「福伸はほんとうに旨い」「素材勝負」と評判だったので張り切ってきちゃいました」
「それ本当ですか?(笑)でも嬉しいです。ありがたい。ゆっくりと楽しまれてくださいね」
メニューが豊富すぎて何を選べばいいのか訳が分からなくなってきたので、今回は人気商品トップ3をお願いすることにしました。
まずは第三位!
天草握り十貫盛り 2,000円(税込み2,200円)
さて最初から本命出てきた感ですが、トップ3はお寿司の十貫盛り。これこそ素材勝負ですからね、ごまかしなんてききません。
ウニやマグロ、アナゴは熊本では漁獲量が少ないので、北海道や九州近海で取れたものを使用されてますが、そのほかはもちろん天草産。
もうね、一口食べてのけぞるレベル。
これはかなりすごい。
もちろんそれぞれのネタは最高に美味しいんですよ。それこそ今まで食べてきた「天草直送!」なんて比べ物にならないくらい。天草の魚すごい。ポテンシャルをあなどってすまんと何度心の底からわびたことか。
でも、その中でも今回特に感動したのは「このしろ」。フワフワなんてこのしろに使う表現じゃないのは承知のうえです。それでも信じられないくらいフワフワしてるんです。聞くと、塩抜きして特製の合わせ酢で味付けしているんですって。
このしろの概念変わります。
続いて第二位!
天草福伸御膳 1,650円(税込み1,815円)
小鉢、天ぷら、刺身、さば(煮つけもしくは照り焼き)、サラダ、ご飯、味噌汁、漬物、甘味がついた贅沢御膳。
揚げも煮つけも刺身も堪能できるとあって、期待値が否が応でも高まります。
俄然、お伝えしたいのがこの小鉢たち。
この日のお刺身は鯛、かんぱち、イカという誰しも一度は口にしたことがあるラインナップ。だからこそ今までの概念ひっくり返ります。
もうイカなんて濃厚すぎて、もはや白子か!?と思うレベル。これは玄人がうなるのも納得です。
さばも煮つけなのに、皮目がプリプリ。ボリュームが多いように感じますが、美味しい!の感情が先に立つので気づけば完食できる方も少なくないのだとか。
さあいよいよ第一位!
海鮮わっぱ御膳 2,000円(税込み2,200円)
「お寿司も天ぷらも食べたい!」が叶う夢のような御膳。
ああ豪華絢爛。そりゃ一位のはずですよ。
美味しいのは言わずもがな。すべての旨味がここに集結しています。
「天草を感じてほしい」
本当に評判に偽りなし!これは魚の…いや、食の概念が変わる!ってほどの衝撃を味わってしまいました。
もう福伸の味を知ったからには、どんなにいいお魚食べても納得できなくなってしまったというおまけつきです。
「和食、そして魚料理というと年齢を重ねられた男性が多いイメージですが、ここは女性客の方が多い印象ですね」
「そうですね。熊本市内では銀座通りにも1店舗あるのですが、どちらかと言えば銀座通りは接待などでご利用いただく方が多いですね。アミュは御膳を中心としたラインナップで揃えていますので、どちらかというと女性の方の方が比率は高めですね」
商業施設なので、落ち着いた雰囲気でありながらもどこかフラットなお店にしたいと、お子様連れでも気兼ねなくは入れるようにアミュ限定でお子様メニューも準備。
いつでもフラリと立ち寄れる。そんな気軽さも兼ね備えています。
「ところで、天草に2店舗。そしてすでに銀座通りにも1店舗。その中で今回アミュにテナントとして入ることに迷いはなかったのでしょうか」
「正直なことを言えば迷いはありましたよ。」
様々な思いはあったものの、やはり背中を押してくれたのは常連のお客様の声。
天草の事を思い出してもらえる、天草の魅力を舌で感じてもらえる。それが大切なことなのだとおっしゃられていたのが印象的でした。
手間を惜しまず丁寧に。
正直私も食べるまでは「いいのは分かるけど2,000円は出しきらんな」と思っていたのですが、食べて納得。食材の新鮮さはもちろんなのですが、下処理がものすごく丁寧なんですよ。料亭レベル。本場天草に行ったとして、新鮮なお魚料理は味わえるけれども、この処理そして味付けをできるのはきっと福伸だけ。
その価値を考えれば、けして高いとは感じない。全方位死角なし!
目には見えない小さなことを確実に丁寧に。これが食を生業にしておられる方が「福伸すごい」と言われる所以なんだろうなと感じました。
ぜひ天草福伸で最高のお食事を味わってみてはいかがでしょうか。
天草福伸
住所 | 熊本県熊本市西区春日3-15-26 アミュプラザくまもと ひのくにダイニング7F |
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電話番号 | 096-245-6609 |
ライター紹介
ムトー
肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。
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