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子どものころ「たくさんケーキが食べたいからケーキ屋さんになりたいです」って書いた人は大人になって夢を叶えているのか調査

ライター:ムトー ムトー

毎年発表されている小学生の「将来なりたいものランキング」。

出典 日本FP協会

あんだけ人気だったユーチューバーが1位じゃないんですね、移り変わりが早い。

ただ今回注目したいのが女子児童の8位パティシエール昭和で言うところのケーキ屋さんです。

クラスに1人はいましたよね。

「大きくなったらケーキ屋さんになりたいです」

「なぜならケーキがいっぱい食べられるからです」と答えてた子。

子どもなりに、美味しいケーキを盛りだくさん食べられる方法とはを真剣に考え、導き出した答えですからね。それはそれで才能ですよ。その思いは時代が変わっても変わることはなく昭和、平成、そして令和になったとて不動の人気職。

そこで今回は

小さいころケーキ屋さんになりたいといった子は、本当にケーキ屋さんになってケーキをアホほど食べているのかを調べることにしました。


餅は餅屋ケーキはケーキ屋

餅は餅屋。ケーキのことならケーキ屋さんに聞けばいいじゃないと賢い私はすぐに思いついたので、個人的一押しである乳菓子屋本店にやってきました。

何が一押しって、乳菓子屋のケーキはホールサイズで展開しているんですよ。

期間限定 ブルーベリーレアチーズタルト

最初からカット売りしているケーキ屋さんが多いのですが、乳菓子屋はホールから切ってくれるので新鮮さが違うんです。

これはほんとぜひ一度食べて実感してほしい。使われている材料も県産にこだわってるし、生クリームなんて小国ジャージーのやつよ?

小国ジャージー牛乳をパックで買おうと思ったら500円近くするのに、ここにくれば似たような金額で

パリパリキャラメリゼ、フルーツ盛り盛りなミルクレープ食べられるんですよ。

キッズコーナーもあるので忙しいお母さんもゆっくり選べるし。これおすすめと言わず何と呼ぶ。

こんな幸せな空間で働いている人はきっと全員、小さいころからケーキ屋さんになります!って言ってたに違いありません。では早速声をかけてみましょう。

「すみません、小さいころの夢がケーキ屋さんって人を探しているんですが」

「え…!?少々お待ちください。おったかな…

最後に小さく「おったかな」って聞こえた気がしましたが気のせいでしょう。とりあえずお待ちくださいと言われたからには待ちましょう。店中のスタッフ集まったらどうしよ。そんなことを考えながら外で待機すること数分。

明らかに困惑したかわいこちゃんが1人出てきました。

キラキラした世界に憧れて

乳菓子屋本店勤務 北口ひなたさん

乳菓子屋勤務2年目。小学校の時に家族と買いに行ったケーキ屋さんで見たショーケースに入っているキラキラしたケーキを作ってみたい!パティシエになる!!と、ブレることなく夢を叶えたんだそう。

前職は同じお菓子作りの業界ではあったものの、小さいころからの夢「自分が憧れた生ケーキを作りたい」という思いを捨てきれず転職に踏み切ったのだとか。

「北口さんは2年目よね?まだパイセンの補助的な業務?」

「そうですね。まだまだ修行中ではありますけど、乳菓子屋では新人でも新商品の企画はどんどん出してOKな企業なので。楽しくやってます」

「新商品の企画!!それはモチベあがりますね」

「確かに材料とか重いですし、たまごを一気に割るときとに腕が大変とかあるんですけど。でも、自分が作ったケーキがショーケースに並ぶだけで”夢かなった”って一気にリセットされるんですよ。しかもそれをお客様が笑顔で購入されたときにはもう裏でガッツポーズですよね。それだけですべてが吹っ飛びます!」

幼いころに見たキラキラしたショーケースに入ったケーキを「作りたい」という夢。

普通に暮らしていると夢がかなうなんて一生に一度レベルだと思うのですが、パティシエならば毎日その夢がかなう。これは盲点。

ケーキ屋さんの労働環境ってどうなの?

本題とだいぶそれてきましたが、なかなか知る機会がなかったパティシエの裏側の話。

非常に興味深かったのでもう少々お付き合いください。

「転職した理由が、生ケーキ作りたいって言ってましたが乳菓子屋に決めた理由ってあります?だって他にもケーキ屋さんならたくさんありますし」

「きっかけはホームぺージです。お給料とかお休みのこととか分かりやすく書いてあったんでイメージしやすかったんです。あとは同年代が多そうだなーって」

出典 乳菓子屋

「なるほどー。で、実際働いてみてどうです?書いてあることと違うやん!とか休みないなとか」

「さすがにハイシーズンは厳しいですけど、他の時期はシフトに支障がなければ土日でも休みは取れますよ。私よくライブにも行きますし。基本給のほかに色んな手当あるんで結構いただけてる方かと

例えばフルーツ手当。普段なかなか買えないフルーツをこれで購入して美味しく食べるもよし、飾り切りの練習で使用してもよし。とにかく果物を買うための手当。

社員旅行手当は、社員皆で旅行に行くのではなく各個人でOK。

色んな地域の美味しいものやスイーツ食べておいでという神のような手当。

新入社員限定ですが親孝行手当も。これは初任給で親へプレゼントする際の手助けになるような手当。その代わりちゃんと親には感謝しなさいよという意味が込められています。

そのほか引っ越し手当やランチMTG手当などちょっと考えられないような福利厚生がいっぱい。これはオーナーが独自で考え少しでも働きやすいような環境にするため整えたものなんだとか。

「すげえ…あ、その分、職人さんの世界だから仕事は俺の背中で覚えろ!的な?」

「いえ?ちゃんとご指導いただけますし、動画マニュアルがあるので教えてもらったことを予習復習できます」

「じゃパイセンが陰湿なイジメを…」

「ないです。遊びじゃなく仕事なのでご指導いただくことはありますが頭ごなしに怒鳴られたりはありませんし、必ずどうしてそういうことをしたの?とか理由を聞いて、じゃこういう時はこうしようと対話をしてくれます。あと、見てないようで見ている先輩が多くて”お!ここよくなったじゃん”とかすぐにほめてくださるんですよ。モチベあがります」

職人の世界ですからてっきり蹴ったり殴られたりなんてあるのかなと思ってましたが、そんなことは全くないのだとか。

しかもトライショップ制度もあり、やる気があれば独立も可能。

「だからもし労働環境が理由でパティシエ諦めたって人がいるなら、全然おすすめできますね。経験も1個1個積めますし」

「まるで乳菓子屋のミルクレープのように」

「そうそう!経験値を何層にも積み重ねることができてミルクレープみたいな感じ!」

「お上手!そして最後の質問であり本題です

「はい??」

「北口さんはパティシエになってアホほどケーキ食べれるようになりましたか」

なりました!!!!

みんな!夢は叶うんや!!

結論

小さいころケーキ屋さんになりたいといった子は、大体本当にケーキ屋さんになっていて夢を叶えているが

ケーキをアホみたいに食べるには若さも必要。

お菓子だけじゃなく幸せな風景を創りたい

さて今回、取材にご協力いただいた乳菓子屋では現在求人を募集しています。

本店

北熊本店

「もう心折れたけど、お菓子作りは続けている」というそこのあなた。

「途中で辞めちゃったから…」と二の足を踏んでいるそこのレディ。

そう!今回は中途採用を募集しています!特に求めているのは経験者。

もう一度乳菓子屋で小さいころ夢見てたあのケーキを作ってみませんか?

「同年代の子も多いし、この業界では革命的に働きやすい環境なので、ぜひ一緒にもう一度夢をかなえましょう!」

求人の詳細情報はこちら

乳菓子屋

住所

熊本市中央区水前寺4-19-37(本店)

熊本市北区室園町20-22(北熊本店)

営業時間

10:00~18:30(本店)

10:00~18:00(北熊本店)

定休日

水曜(本店)

木曜(北熊本店)

HP

https://chichigashiya.jp/

ライター紹介

ムトー

ムトー

肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。

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