*
とじる
*
とじる
*
とじる

頑張ってるよね、頑張ったよね、そんな風に思えた時に私には行きたいレストランがあります。

南阿蘇村河陰にありますイタリアン料理店の「イロナキカゼ」。暑い日が続き、何をするにも汗だくな日々。「休憩がてらに、自分にご褒美を」という事で本当は知られたくない隠れ家的なお店「イロナキカゼ」に行って参りました。


こんなところにイタリアンレストラン

ナビで進んで行きながら、「本当にあってる?」とドライバーの友人が言います。あってます。心が洗われる緑の田んぼが広がる道を進みます。そしてこの看板が目印。

到着すると、そこは一見ちょっとした森のよう。

素敵なレストランの屋根が少しだけ見えています。予約はオープンと同時の11時に来られる方のみ、になっております。その他の時間指定のご予約は出来ませんのでご注意くださいませ。

緑に埋もれる木の看板。これから訪れる素晴らしいお料理のコースにわくわくします。

こちらがまるで森の妖精が住んでいそうなお店「イロナキカゼ」です。蜘蛛の糸一つなく、無造作のようだけれども計算された美しいお庭に囲まれております。

入口にメニューがあります。

大地のコース(3700円税込み)と風のコース(2900円税込み)の二種類になっております。コース料理のみ、のメニューです。(※お値段は令和5年8月時のものです)

全てが芸術品のよう

靴を脱いであがり、まず目に入るのが水出し珈琲の器具。ぽつりぽつりと美味しい珈琲が出来ております。私は、こちらの珈琲があまりにも美味しくて、水出し珈琲器具を購入しました。どうにかして自宅でも再現したくて。

ソフトドリンクも充実しております。この日はノンアルコールスパークリングワインを注文しました。一本で二人分です。ノンアルコールとは思えない旨味に昼間からテンションがあがります。

大地のコースを主に紹介していきます。

旬なものを集めた前菜です。人の心が豊かになる色使い。これも旬の物のなせる業でしょうか。

これはパッションフルーツの泡だそう。口の中でふわりと甘さを残して消えていきました。

前菜なのに既にお肉も。低温調理された豚肉でした。ほろほろと柔らかくお皿の色んなソースをつけて食べても美味しいのです。

こちらは焼きナスの冷静スープ。

さらりとしていて、ほんのり甘く、友人とどんな風にしたらこのような味になるのか考察したけれども全く見当もつかず。幸せなスープな時間。

そこへ

自家製のフォカッチャが運ばれてきました。

この冷静スープに付けて食べてもよし、メインまで待ってもよし、との事。適度に重みのあるぎっしりとしたフォカッチャです。

ここで、スタッフさんから「窓際が空きましたので、どうぞ」とご案内されました。心遣いに感謝して、移動しました。ブルーベリーの木、その向こうの山、まるでガラスがなくて、緑の中で豪華なご飯を食べているような気持ちになります。

メインは赤牛の煮込みです。

ハーブがどっと乗った、あまりにも芸術品。

お箸でさわると、まるで積もった雪くらいの柔らかさで、ソースと共に歓迎されます。とろけてとけてゆくよう。

友人が風のコースを選んだので、パスタとお肉をシェアしました。取り皿をあらかじめ持ってきてくださる心遣いがほっとします。この日のパスタは海老とパンチェッタ(豚バラ熟成肉)とトウモロコシのパスタでした。

生パスタの歯ごたえは、口の中でもぐもぐする毎に幸福感が増します。何度も何度もここを訪れたいと、窓越しに山を見、スパークリングワインを飲み、友人と笑い、丁寧に時間が過ぎてゆきます。

そしてデザート。どこまでも芸術的なのがイロナキカゼのお食事。運ばれてくるときに毎度「わぁ~」と声を出してしまいます。ココナッツとメロン色合いが素敵なひんやりとしたおやつ。アマゾンカカオのアイス。かぼちゃのブリュレ。

この時間が終わってしまうのが悲しい。一種の悲しみさえ感じられるこのお食事を食べられる「イロナキカゼ」はミシュランブルグマンにも選ばれております。(ミシュラン ビブグルマンとは、ミシュランガイドが選ぶ「価格以上の満足感が得られる料理」を提供するレストラン)

お席はお隣との距離感が程よいこのような感じ。

木のテーブル、あたたかな風合いの店内、

そして提供されるお皿などにもこだわりが感じられて、阿蘇が近くて良かったと心から思います。

小さな森の先はまるで天国。イロナキカゼの魔法で体中、すっかりカラフルになってしまいました。是非行かれてみませんか?

イロナキカゼ

住所

阿蘇郡南阿蘇村河陰3716−1

電話

0967‐67‐3633

営業時間

11時~15時(ラストオーダー14時半)

食材が無くなり次第終了

定休日

第三水曜日 木曜日定休

(水曜日は不定休なのでご確認下さい)

駐車場

あり

インスタグラム

イロナキカゼ(@ironakikazeofficial) • Instagram写真と動画

電話番号 0967‐67‐3633

ライター紹介

ひらの

ひらの

本が好き、映画が好き、作る事が好き、でライターに辿り着きました。 熊本県以外に住んだことがない、肥後純血種。

このライターが書いた他の記事

【菊池市】ダムの底に沈むはずだった彼岸花たちが歌う秋~伊坂区の彼岸花の里~

2024.10.03

【菊池市】ぎょぎょぎょ!巨人の指が、地中から伸びてきているみたい!!樹齢700年の大楠が圧巻~福本八幡宮~

2024.09.08

【熊本市中央区】イオン熊本中央店閉店。~空高くダイエーの影をうっすらと残しながら、今までありがとう!再開発に期待して一旦さようなら~

2024.09.04

肥後ジャーナルをSNSでフォローする

肥後ジャーナル 編集部のおすすめ記事

自称「熊本で一番マンガを読んでいる」と豪語する3人で推しマンガを全力プレゼン

2024.10.07

まだまだ水俣・湯の児は暑い!いや熱い!見た人も見てない人も楽しめる湯の児クイズ!

PR

2024.09.30

貯金なんて意思の強い賢者かマメな人しか無理じゃね?ズボラでもワンチャンないのか聞いてきた

2024.09.09

【熊本の初見殺し】熊本に野生の熊はいないよ!初めての人は混乱するかもしれない熊本のコト

2024.08.31

PUBLIC RELATIONS

自称「熊本で一番マンガを読んでいる」と豪語する3人で推しマンガを全力プレゼン

2024.10.07

まだまだ水俣・湯の児は暑い!いや熱い!見た人も見てない人も楽しめる湯の児クイズ!

PR

2024.09.30

貯金なんて意思の強い賢者かマメな人しか無理じゃね?ズボラでもワンチャンないのか聞いてきた

2024.09.09

肥後ジャーナルをLINE@で友達追加!

右のQRコードをスマートフォンのカメラで読み込んで、肥後ジャーナルを LINE@で友達追加していただいた方には、新しく更新された記事をお知らせします。

肥後ジャーナルを LINE@で友達追加していただいた方には、新しく更新された記事をお知らせします。

qrコード

ID:@higojournal