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【山鹿市】普段行かないから値段が分からん!フレンチコース料理の値段当てに挑戦

ライター:ムトー ムトー

突然ですが、年齢を重ねたからってすべてを掌握しているわけではありませんよね。

特に普段、自分の生活圏にないものであればなおさらです。

私はまったくもってフレンチだのコース料理だのに縁がない人生を歩んできたので

「この料理はいくら?」とか言われても分からない。

ただ、分からないままでは少し損をした気分になったので…

2025年9月4日にリニューアルした菊鹿ワイナリーで、値段当てゲームをやってみました。

シャレた空気ですでに酔いそう

ということで、やってきました。菊鹿ワイナリー。

レストラン&シャルキュトリ グランドオープンと書いてあります。シャルキュトリって一体なんなんだ。そんな思いを胸に…

いざゆかん!!!

店内は落ち着いたシックな印象。

そっと席に座るとメニューが準備されていたのですが…

もちろん金額なんて書いてありません。

これ結婚式でしか見たことない。

ノンアルコールリストは金額が書いてありました。

大体700円前後。これは大きなヒントになりそうです。

聞くと、菊鹿ワインにあうようなメニューを展開しているとのこと。ということはワインは必須。

ただ今回はハンドルキーパーであるため

「スパークリングぶどうジュース(700円)」をオーダー。

さてこのセレクトが勝負を大きく左右する分かれ道になるのか否か。

なんか…すごく…いいね!!!

前菜は、ジャンボン フロマージュのテリーヌ 幸水のキャラメリゼ添え。

ジャンボンてなんだろうと調べたところ、フランス語でハムという意味なのだそう。そのハムにチーズを重ねたのがこの一品。

「ハムとチーズって料理によってはとても重く感じることもあるけど、これはあっさりしていてワインに合う!」

「主役であるワインを引き立てる絶妙なバランスですね」

しかもチーズは、まったく臭くないしハムとの相性もバツグン。

手前にあるソースは、まさかのイチジク。

どんな味変になるんだろうと付けたところ

ハムとチーズがスイーツになりました。

これは一度で二度おいしい!

続いて鹿本メロン冷製スープ 山葵(わさび)オイル。

「え?これメロンなんですか?」

「はい、鹿本のメロンを使用しております。果肉が分離しないよう少量ですがナッツ類を混ぜております」

「へえ~!最初にメロンがくるのかなあって思って食べたら、まず山葵の香りがパッときて、最後にメロンの余韻がくる感じですね。スープなのにサッパリしてるし驚きです」

「熊本は残暑が続きますので、その気温に見合ったスープをお出しできるようにと…」

「季節によってスープも変わるんですね」

次は湯布院サーモンのフュメと山鹿ファームのベビーリーフサラダ 産山村のエディブルフラワー添え。

フュメ…?

調べたところフュメとは「香り高い」という意味があり、ここでのフュメは燻製(煙の香り)という意味なのだそう。

湯布院サーモンに低温で煙の香りをまとわせてフュメしてる感じです。

「こんな贅沢なサラダって生まれて初めてかもしれません」

「そうねえ。あとこの景色もいいよね。ゆっくりできる」

この日はあいにくの雨でしたが、晴れた日はまた違う表情をみせてくれそうです。

「この雨もフュメってる感じですね。芝生の上に雨のフュメ」

「言いたいだけやん」

いよいよメイン!

天草ホロホロ鳥のシュプレーム焙りベルモット香るクリームのソース お野菜のコンソメ煮添えのお出ましです。

「ホロホロ鳥って聞いたことあります?」

「いやないけど、けど!これはもうホロホロ鳥よ。初めてお会いしたけどもう昔から知ってる、これはホロホロ!」

通常、お肉ってナイフを入れたらグニュグニュするじゃないですか。しかしこれはすぐにホロっと身がほぐれる!

「まさにホロホロ鳥ですね」

ホロホロ鳥っててっきり鶏肉だと思っていたんですが、キジに分類されるのだそう。

低温のオーブンでじっくり火入れをしたのちに、最後に炭火で焙って炭の香りを付けております。

しっかりとローストされつつも形は保っているし、何ならナイフを入れたその瞬間から肉汁があふれ出てそれがソースにしっかりと絡み…まあ絶品。

ずっとテーブルにあった丸いこの木の器は一体なんなんだろう。そういうインテリアなんかなと思っていましたがホロホロのタイミングでパンが鎮座しました。

このパンにソースを付けるとまたこれ極上。

最後にやってきたのは、りんごのタタン 4年熟成紅茶のジェラート添え。

「ここまで来たらもうなんとなく分かってきました。タタンは多分タルト!」

「正解を発表します。正解は…タルト・タタン!」

「え?」

てっきり、酔っ払いの戯言だと思っていたのですが、調べたところ、リンゴのタルトを作ろうと思ってたけど作る順番を間違えたタタン姉妹が、リカバリーするために生地をそのまま乗せてオーブンで焼き、出来上がった物が美味しそうだったのでお客様に出したのがタルト・タタン。

ザックリと言えば作る工程が違うってことなんですね。

「4年熟成されたのは紅茶の方ですか?ジェラートの方ですか?」

「さすがに紅茶のほうです」

4年熟成された紅茶は少し苦みがあるのですが、それを補うかのようにフォローしてくれるのがりんご。これは別々ではなく一緒に食べてはじめて完成するスイーツだなと感じました。

最後に紅茶をいただきコースはフィニッシュ!

正解は…

さて、あまりの美味しさ&楽しさに目的を忘れそうでしたが、今回のミッションは不慣れなフレンチコースでも値段を当てられるのか?です。

「これは5,000円はいくんじゃない?さすがに」

「私の予想は7,000円ですね。ホロホロまじで美味かった」

「では正解を発表します。正解は…4,290円です!!!!(税込・ドリンク代別)

やっす!!!!

「もっと気軽にフレンチを味わっていただきたいのでこのお値段を設定させていただいております。コースですがカジュアルにも使えますのでぜひ皆様、お気軽にお越しください!」

ちなみに2025年10月25日、26日の2日間は、収穫祭が開催されます。

県内外にも多くファンをもつ菊鹿ワイナリーのシャルドネの販売をはじめ、ライブBBQ、シェフや人気店によるこだわりのグルメも堪能できますよ。

ぜひ遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

消費者側にできることってなんだろう

今回お邪魔した菊鹿ワイナリーでは、自社農園で育てたブドウを使用したワインの製造販売はもちろん、できるだけ地元の食材を使ったフレンチコースを展開されるなど

まさに地産地消な取り組みを行っています。

それはシンプルに「熊本の方々に自分たちがとったり作ったりしたものを楽しんで欲しい」という思いのみ。

自分たちが丹精込めて育てたものを「美味しい」ってまずは地元の熊本県民が言ってくれる、嬉しそうに食べてくれる。それだけで、今までの苦労などが吹っ飛ぶ!と生産者の方は口をそろえておっしゃいます。

その生産者の取り組みをいろんなテーマをもとに紹介しているのが

KUMA RICH(クマリッチ)

KUMAは自然豊かな熊本の地で生まれたものを!

RICHは県産品の「豊かさ」「恵み」を表現!

人々が「地産地消」に取り組むことが日々の豊かさに繋がっていることを表現しています。

「地産地消」の大切さを考え、自分にできる行動につなげてもらいたいとの意味が込められています。

県産品をもっと好きになる「KUMA RICH」のWEBサイトはこちら!

↓↓↓

KUMA RICH

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ぜひ、お友だち登録・追加して、熊本の旬を味わってくださいね!

ライター紹介

ムトー

ムトー

肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。

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