菊池にあるおばあさんがたい焼きを焼き、おじいさんが料理を作ってくれる、看板のない食堂「三牧食堂」。昭和のレトロ感もも残しつつ、地元の高校生がお腹いっぱい食べられるようにとお値段も優しい食堂でした。
目印は「三牧ピアノ教室」
菊池中町バス停にある「三牧食堂」は蔵のような佇まい。看板がありませんので「三牧ピアノ教室」が目印です。
「たい焼き」「たこやき」の看板を見逃さないようにしないと通り過ぎてしまいます。テイクアウトはこの窓からできるそう。
全てコスパ最高!自慢の「焼きそば」は350円~
店内に入ると、焼き立てのたい焼きがお迎えしてくれます。
ほら、立派なたい焼き。このたい焼き、片面だけの模様です。
「焼き立てが美味しいよ!」と言われたので、いただきました。たい焼き1匹120円(税込)あんこも手作り。しっかり塩が効いていて甘すぎず「おばあちゃんの手作り感」が美味しい。
高校生が学校の帰りに食べるには最高ですね。と話していたら、高校生が作ってくれた魚拓を見せてくれました。たい焼きの魚拓って発想サイコーですよね。
「たい焼き」に夢中になってしまいましたが、メニューはこちら。一番人気は「焼きそば」だそう。小腹が空いた高校生が帰りに食べるにはちょうど良い量とお値段です。
お持ち帰りもできますが、店内で食べることもできます。店内の雰囲気もテーブルも椅子もレトロでタイムスリップしたよう。
奥にもテーブル席があり、全部で5テーブルほどあります。
メン1ケ・肉・キャベツの焼きそば380円(税込)を注文。「メン1ケ」とは、麺を1袋という事でしょう。
麺は太麺でソースがしっかり絡んでいてキャベツもシャキシャキ。マヨネーズもかけ放題。素朴な味の焼きそば。
とんこつラーメン(420円税込み)も頼んでみましたが、ア○○クラーメンのような感じ。でもね、たとえア○○クラーメンであっても、人に作ってもらって食べると素朴でおいしい。
席に座って「おばちゃん!ラーメンお願い!」と注文し、テレビを見ながら会話をして帰る。そんな気取らない食堂。
地元の高校生に欠かせない食堂
店内を見渡すと菊池の高校生の写真がたくさん。夏はかき氷を求めて多くの高校生が訪れるそう。
店の中のドアにペットボトルがかけてある…これは、ドアを開けても自動で閉まる工夫だそう。ネコが出入りできるようにつけたそう。これぞ、おばあちゃんの知恵袋!
トイレをお借りしたら、トイレットペーパーではなく、「チリシ!」知ってますか?使った事がないので、何枚使うのが正解なのか不明です。
60年の歴史がある「三牧食堂」地元の高校を卒業したOBやOGも多く訪れるそう。娘さんはピアノ教室をされているので、お店の後継者はいないそう。たい焼きもたこ焼きもおばあちゃんの家で食べるような優しい味がしました。テイクアウトもできますよ。
三牧食堂
営業時間 | 午前9時~午後6時30分 |
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電話番号 | 0968-25-3042 |
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