*
とじる
*
とじる
*
とじる

54年と8ヶ月6日5時間32分20秒3、あなたと前だけを見て、水も飲まずに走り続けた~金栗四三ゆかりの地 小田瀬戸口公園~

ライター:ひらの ひらの
キーワード:

冬が迫ってきても、やはり湧き水に触れたくなり、あまり天気も良くなかったのですが、いい気分になりたくて、玉名市山部田の小田瀬戸口公園(熊本県平成の名水百選)に行って参りました。散歩道もあり体も温まりましたよ。


場所は玉名市山部田

Googleマップにて「小田瀬戸口公園」を目指していくと、このような道案内に出会います。

目的地に到着です。車のおける場所もあります。

金栗四三さんの年譜がありました。近くに資料館もあるようです。

金栗は、1891年明治24年)8月20日熊本県玉名郡春富村(現・和水町)の15、6代続いた村の名家に8人兄弟の7番目として生まれた。名の「四三」は、誕生時に父の年齢が43歳であったことに由来する。四三は5歳頃までは異常体質と言われるくらいひ弱な子どもで、特に2歳の頃までは夜泣きをしては家中の者を困らせていた。しかし、10歳となる年の1901年(明治34年)、玉名北高等小学校(跡地には現在南関町立南関第三小学校が建てられている)への進学を機に、自宅から学校までの山坂を越える往復約12kmの通学路を、近所の生徒たちと毎日走って行き戻りする「かけあし登校」を始め、マラソンの基礎を築くこととなった

Wikipediaより

かけあし登校無理ー!すごいなぁ。私はドラマ化された「いだてん」は観ていないのですが、Wikipediaを読むだけでも面白いですよ。是非。

湧き水はこちら。

ざあざあと心地よい音を立てて湧き水が出ていました。とても勢いのある水汲み場。ああ、蛇口をひねって止めないと勿体ないと思ってしまう程。

ぽつりぽつりと人がやって来てはお水を持ち帰られておりました。

いただきましたが、なめらかなお水といった感じでしょうか。地域の方々が大切にされている場所です。来た時よりも美しくを徹底して、ご利用をお願い致します。

広場には座れる場所もありました。

そこここから湧き出すお水

夏には蛍が見れるようです。人間が汚しては貴重な場所が消えてしまいますので、そっと、そっとお邪魔しましょう。

澄んだ水たまりにはメダカが沢山。

お家の中にお地蔵様が沢山いらっしゃったので、どうもありがとうございました、とお賽銭をいれ、手を合わせてきました。

いらっしゃったのはこちらの方々。とても丁寧な看板ですね。神さまがたくさん居られます。

あちらこちらから、お水が出ておりますので、まるで川のような音がしております。

この段の上の方からも水の音がするので登ってみました。大きな石がごろごろとしているので、気を付けて登ってくださいね。

まるで隠そうとしているのにあふれ出てしまう、恋心のようにバタバタと水が溢れておりました。

あまり天気が良くなく、残念でしたが、上の方からずっと水が下ってくるこちらは、良い空気で包まれておりました。

脇はこんな風に美しい小川になっており、夏は子供たちが遊んだりするのでしょうか。

素敵な水の小道。夏だったら裸足で遊びたかったなと思い、あの暑さを少し恋しく感じました。

こうやって撮影をしていると、沢山のお水を汲んでいた方が、「お水汲まれるとでしょー!どうもすいまっせんー!どうぞー!」と大きな声で声掛けをしてくださり、あたたかい気持ちになりました。譲り合いの心は大事ですね、ほんのちょっとの声掛けで笑顔になれますね。

散歩道を行く

湧き水の側に大きな池があり、

ここの周りをぐるりとお散歩出来ます。

この道です。割と広く、綺麗な道です。

離れて行ってしまいましたが、池には沢山の水鳥が居て、沢山の鳴き声が交差しており、とても癒されます。水の音と鳥の声しかしない散歩道は、長い距離ではありませんが、一時の癒しとなりました。

見えますでしょうか、「いだてん」の文字。

日本人初のオリンピック選手となった「日本のマラソンの父」金栗四三と、東京オリンピック招致に尽力した田畑政治日本水泳連盟元会長)の2人の主人公をリレーする形式で描く

Wikipediaより

大河ドラマの事ですね。私もこの機会に見てみます。

濃いキャラクター達に出会う

帰り道すぐ近くにこんな場所がありました。

誰かいます。雨に打たれてちょっと寂し気。

出川さん

謎のイケメン

未来の魔法使いさん

金栗四三さん

ヤクルト村上選手

またしてもヤクルト村上宗隆選手!

地区ごとに作られたのでしょうか。個性があって面白かったです。皆雨に濡れていたので、傘を差しかけてあげたかったのですが、そうしたら「かさこじぞう」のお話のようにある夜に、全員で私のうちにお礼にきてくれるのでしょうか。

地域の方々が大切にされている場所です。来た時よりも美しくを徹底し、譲り合いの心を持ってよろしくお願い致します。

1967年(昭和42年)3月、金栗はスウェーデンのオリンピック委員会からストックホルムオリンピック開催55周年を記念する式典に招待された。実は、ストックホルムオリンピックで棄権の意思がオリンピック委員会に伝わっていないままだったため、「競技中に失踪し行方不明」、すなわち現在も走り続けている状態として扱われており、記念式典開催に当たって当時の記録を調べてこの事に気付いたオリンピック委員会が、金栗を記念式典でゴールさせることにしたのである。招待を受けた金栗は、ストックホルムへ赴き、競技場をゆっくりと走って場内に用意されたゴールテープを切った(日付は1967年3月21日)。この時、「日本の金栗、ただいまゴールイン。タイム、54年と8ヶ月6日5時間32分20秒3、これをもって第5回ストックホルムオリンピック大会の全日程を終了します」とアナウンスされた

Wikipediaより

感動…

小田瀬戸口公園(熊本県平成の名水百選)

住所

玉名市山部田603

駐車場

置ける場所あり。

ライター紹介

ひらの

ひらの

本が好き、映画が好き、作る事が好き、でライターに辿り着きました。 熊本県以外に住んだことがない、肥後純血種。

このライターが書いた他の記事

【合志市】春の風に乗ってドライブしたら、ツインテールの君がいた~生坪塚山(おつぼつかやま)古墳~

2024.04.18

【菊陽町】不思議な光景!畑のど真ん中にぽつんとある眼鏡橋を知っていますか?~上津久礼眼鏡橋~

2024.04.08

肥後ジャーナルをSNSでフォローする

肥後ジャーナル 編集部のおすすめ記事

PUBLIC RELATIONS

肥後ジャーナルをLINE@で友達追加!

右のQRコードをスマートフォンのカメラで読み込んで、肥後ジャーナルを LINE@で友達追加していただいた方には、新しく更新された記事をお知らせします。

肥後ジャーナルを LINE@で友達追加していただいた方には、新しく更新された記事をお知らせします。

qrコード

ID:@higojournal