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とじる
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「写真館で七五三の撮影をしたら親は夢の世界に連れていかれる」と聞いたので真相を調べに堤写真館へ行ってみた

ライター:ムトー ムトー

気づけば季節は秋になっていますよね。秋と言えばそうです。七五三。

実は、熊本の七五三は全国的に珍しい風習があるんです。

一般的には男の子が数え年で3歳と5歳、女の子が3歳と7歳で参拝します。熊本では地域によって違いこそあるものの、男の子も女の子も数え年の3歳で「髪置(かみおき)」、4歳で「紐解(ひもとき)」の2回参拝する習慣があるようです。

もちろんその後、男の子は数えの5歳(満4歳)で「袴着(はかまぎ)」、女の子は数えの7歳(満6歳)で「帯解(おびとき)」をして、計3回行うご家庭もあります。

どちらにせよ経験した親御さんが、口をそろえて言うのは

「も~写真館で写真撮るたい?もう全部欲しくなる」

「分かる。あれほんと夢の世界」

おやおや。どういうことなのか。

こらいっちょ確かめに行かなん!!という事で、今回は熊本市にある老舗写真館、堤写真館さんで七五三の撮影の様子を見せていただきました!


写真館スタッフの対応力の高さに唖然

堤社長!決してジャマしませんから!夢の世界の秘密が知りたいのです!今日は堤写真館で見学してもよろしいでしょうか!?

え~~なんでうち?夢の世界て何??いいけどお客様に失礼がないようにね!

とりあえず許可も頂いたので、お仕事の邪魔にならないように観察を開始しました。

早速幸せそうなご家庭が来店なさいました。うちとはずいぶん仲の良さが異なります。

いっいっいらっしゃいませええええ!!!!!

 いらっしゃいませ。お待ちしておりました。ではこちらに…

カメラマンはお子さんが緊張しないように、積極的にコミュニケーションを取っているではありませんか。私のようにボサーっと立っているだけのスタッフなんて誰もいません。

皆、笑顔で尚且つ忍びの者のように足音すら立てず、サササと業務をこなしております。肥後ジャーナルの事務所のように、筋トレの話をしている人なんて皆無です。

衣装部屋まで個室!

記載が終われば、衣装部屋でレンタル着物を選ぶというので、ノコノコと着いていってみました。

完全なる不審者です。

しかし優しいお客様で「構いませんよ~」と、おっしゃっていただけたのでお言葉に甘えてみましょう。

えっ!?衣裳部屋が個室!?

うちはそう。衣裳部屋、お着替え、メイク室などはすべて個室。せっかくのハレの日ですもの。ご家族様とスタッフだけの空間なので、人目を気にすることなく、ゆっくり過ごしていただかないと。

女子は幼くてもやっぱり女子!カワイイ小物類を一生懸命選んでいました。こんなおっさんにまで笑顔をくれるなんて…

「あっ!この髪飾りなんてどうかなあ?」

「似合う~~!!!」

と、お子さんが飽きないようにスタッフがどんどん声をかけていきます。

なるほど…こうすればお子さんの緊張も解けるし、お母さんだけが衣装を選ばなきゃいけないような事もない!

いよいよお着替え!ベテラン美容師さんの手腕がすごい

衣裳部屋の隣が、メイク&お着替えの個室です。段取りよく美容師さんがすでに待機しておられます。

女の子は髪の毛セット、メイク、お着替えとすることがいっぱいです。そのためかなりのスピード感と、お子さんが飽きないようなコミュニケーション能力が求められます。

美容師の先生はさすがプロ!

口は動かしながらも手は止まらない!

髪を巻きつつメイクをして

飽きないように口紅のカラーを選ばせ

あっという間に笑顔のまま完成!!!

気になっていた髪飾りを選んだら、いよいよ撮影です。

しかし…ここからが正念場だ。着物のまま愚図らずに撮影できるのだろうか

プロカメラマンの腕がさく裂

バッシャバッシャ撮っていきます

しかし表情は硬め。そりゃそうです。大人だって普段気慣れていない着物着て、大勢の人の前で笑えったってそら無理な話ですよ。

しかもまだ4歳。ここにまっすぐ立っているだけでもお利口ちゃん。

するとスタッフがかけよりすかさずフォロー!!!!

子どもに人気の白いパンのヒーローや

電気をやかましく流す赤いほっぺのアイツを出したりで、楽しいテンションを作っていきます

その間も光や角度は綿密に計算され、笑顔になった瞬間を逃しません。

ピンクのぬいぐるみが出てきたときには

速攻ですよ!パシャパシャパシャパシャ

子ども相手なので「ちょっともう一回いいかな?」なんて、通用しません。笑顔になったその瞬間をどう切り取るのかが、カメラマンの腕の見せ所なのです。

まさかこの視線の先に、ぬいぐるみを持ったスタッフが必死で裏声出しているなんて、誰が想像できるでしょうか。それくらい自然な笑顔で撮影されています。

ご機嫌を損ねるどころか、楽しい雰囲気で撮影終了。笑顔のまま神社に参拝へ行かれました。

後日、写真を選んで終了!

出来上がったデータは後日、どの写真にするのかご家族で選んでもらいます。楽しく家族で「これは?」「えーこっちがいいよー」なんて会話しながら選ぶことができるのも特徴です。

しかし全部かわいい!!こんなかわいい写真の中から一枚選べというのは酷!!

まったく関係ないおじさんだけど、全部買ってあげたくなる…

そうか!!これが夢の世界なのか!!!!

まとめ

イヤ~~ぼさっと立ってただけだけど、夢の世界ね。すごく良くわかりました!やっぱプロが撮ると全然違うもん!全部欲しくなる!!スマホで全然いいんじゃないかって思ってたけども、普段親じゃ引き出せない表情も出してもらえるのは、やはりプロならでは。

幼いころの子どもの顔って、一日でどんどん変わっていきますよね。普段一緒に生活していると、なかなか気づきにくいものですが、あとで写真を見ると「こんなに小さくてかわいかったんだ」と改めて気づきますよね。

しかし普段写す側のママやパパ、おじいちゃん、おばあちゃんも揃っての家族写真って意外と少ないもの。七五三を機に家族写真を増やしていくというのも、思い出になるのではないでしょうか?

【取材協力 堤写真館

堤写真館 七五三ホームページはこちら

■堤写真館■

営業時間
10時〜17時(平日)/10時〜18時(土日祝)

住所
熊本県熊本市中央区下通1-11-13

定休日
火曜日、第1・第3金曜日

電話番号
0120-114-223

ライター紹介

ムトー

ムトー

肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。

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