【阿蘇市】阿蘇市一の宮町手野にある「わくど石」って?カエルに見える不思議な巨岩を発見!
公開日: 2026.10.20
ライター:ひらの
熊本県内を車で巡っていると、何気なく通り過ぎてしまいそうな場所に、思いがけない発見があることも。
今回訪れたのは、阿蘇市一の宮町手野にある「わくど石」です。
「わくど」とは、この地域でカエルを指す言葉なのだそう。
カエルの案内に導かれて進んでみると、目の前には大きくせり出した不思議な岩がありました。
いったい、どこがカエルに似ているのでしょうか。
大きくせり出した岩。どこがカエル?

阿蘇市一の宮町手野のものすごいカーブの場所に、カエルの岩が2つ。

これは「わくど石」の案内のカエルです。
道向かいにスペースがあり、そこに車を置くことができますよ。

現地で目を引くのは、山の斜面から大きくせり出した岩々。

自然にできたとは思えないほど迫力があり、思わず足を止めてしまいます。
「どれがカエルなんだろう?」

案内板があったので、すぐそばなのかな?と思い、
こ、これ?
うーん違うような。
と、ここの前でかなりの時間を費やしました。
…
カエルの姿を探して、岩をあちこちから眺めてみました。
あ!

絶対これだぁぁぁ!
岩の凹凸に注目すると、なるほど、カエルの姿が見えてきます。

わかりますか?
これは写真で見るより、実物の迫力がすんごいです!
何気なく通り過ぎてしまいそうな場所ですが、実際に足を運んでみると、なかなか面白いスポットです。

周辺には平らな岩もあり、腰を下ろせそうな場所も。
ドライブの途中に立ち寄って、ひと息つくのもよさそうです。
昔は原野へ向かう人たちの休憩場所

現地の案内板によると、この場所には数百年前から、
地元の人たちが原野へ向かう際に利用していた坂道があったそうです。
阿蘇では、広大な草原が牛馬の放牧や草刈りなどに利用されてきました。
こうした草原は「牧野」とも呼ばれ、地域の人々の暮らしと深く結びついています。

坂道の中腹にあった大きな岩がカエルの形に似ていたことから、「わくど石」と呼ばれるようになったと記されています。

(下から見ると落ちてきそうな迫力)
また、この地域ではイボガエルのことを「わくど」と呼んでいるそうです。
岩の周辺には清らかな湧き水があり、原野を行き来する人たちの休憩場所としても利用されていました。
湧き水は皮膚病に効くと伝えられ、その効果を求めて訪れる人もいたのだとか。
今回訪れた際には、湧き水がどこから湧き出しているのか確認できませんでしたが、
周辺には砂防堰堤があり、水が流れ落ちる様子が見られました。
水害によって変わった風景
案内板には、1990年に発生した阿蘇一の宮水害についても記されています。
災害防止のために砂防堰堤が造られたことで、わくど石周辺の風景は大きく変わり、かつての面影が失われてしまったそうです。

現在の風景からは想像しにくいですが、かつては原野へ向かう人々が行き来し、湧き水のそばでひと休みする場所だったのですね。
案内板には、昔の風景を再現し、散策の名所にするための地元ボランティアによる整備についても記されています。
阿蘇を巡る途中に立ち寄ってみては
有名な観光地とは少し違いますが、実際に足を運んでみると、思いがけない発見がある「わくど石」。
阿蘇をドライブする際には、こんな場所に立ち寄ってみるのも面白いかもしれません。
※行き交う車に注意して下車してください。
わくど岩
| 住所 | 阿蘇市一の宮町手野 |
|---|---|
| 駐車場 | 道向かいに置く場所あり |
ライター紹介
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