【湯前町】人口3250人の消滅可能性自治体ですが…この世の全てを湯前町で発見しちゃったよ
公開日: 2025.09.19
ライター:伊藤
熊本県内の人でさえ
湯前町ってどこ?
っていう、マニアックな地域(失礼!!)
読み方すらわからい人もいるくらい
ゆのまえ
って読むんですよ。

↑地図見てわかりますか?球磨郡湯前町です。人吉IC降りて30分〜40分車を走らせた、宮崎県との県境付近です。
湯前まんが美術館HPより引用
湯前町には「湯前まんが美術館」という、宇宙戦艦ヤマトの主砲のような建物があります。
ここは風刺漫画の第一人者、熊本県球磨郡湯前町出身の漫画家:那須良輔氏を記念して建てられた美術館です。
11月はまんがフェスタが行われ、全国各地から漫画・アニメファンが訪れます。
また、11月は町の職員が

ほぼ全員コスプレして仕事してる、漫画・アニメ愛溢れる町なんです。
それ以外にも
湯前には…えーーー
湯前にはぁぁぁ
それしかないのかよ!!!
って思われるのが悔しいので、肥後ジャーナルが湯前町の新しい魅力をお伝えいたします!
まずはこれからのシーズンにぴったりの、キャンプ場のご紹介をします!!!!
温泉に入れるキャンプ場
熊本県って実は、都道府県別キャンプ場数ランキング
38位
なんです。結構キャンプ場あるよねと思っていたのですが、全国でもキャンプ場がない県なんですね。
そんな県内でも温泉に入れるキャンプ場というのは本当に希少。
湯前町にある
「ゆのまえグリーンパレスキャンプ場」は温泉に入れる最高のキャンプ場です!
まず(場所は記事末に地図あり)

まずは管理棟で受付します


ここで、事前の精算と説明を行います。

料金は相場に比べて安いです。
なんと言っても、料金表右上の
キャンプした人だけ購入できる
入湯手形が魅力的。3回入れて1,000円です。

どんな温泉かは、後ほど紹介します。
ともう一つキャンプ利用者特典があるんです。

プール券プレゼント!
キャンプ場のすぐ近く(歩いて5分程度)に、プール場があるんです。町外の人は100円(安っ!)で入れるのですが、この券があれば無料です。

テント貸し出しもありますが、キャンプ場に来る人は大抵テント持ってます。
極端な話、テントさえ持って来れば、あとは大抵のものが販売または無料レンタルされてます。
受付を済ませたら、キャンプ場へGO!
3エリアから選択
キャンプフィールドが3つあります。
①木漏れ日のAサイト

木が多く、木陰ができるので涼しい。木の根っこのボコボコに気をつけて、テント敷いてください。
②星空のBサイト

空が180°見上げられる。木が1本もないです。最もフラットな地面です。
③ふれあいのCサイト

1番バランスの取れたサイトです。とにかく広い!
取材日は8月30日だったので、とにかく暑い!
ということで

木漏れ日のAサイトをチョイスしました。
テントを建てる作業で汗びっしょりになったので、早速温泉…
ではなく

キャンプ場から歩いて5分の所にある、湯前町B&G海洋センターで

プール!
灼熱地獄の後に水とのお戯れ、超気持ちいい!!

↑大人が子供用プールで遊ぶのは好ましくありません。
ちなみに

21時まで泳ぐことができます。夜は210円でした。
※水着と水泳帽は必須です。
汗だくで遊べ!あそべ!
ゆのまえグリーンパレスキャンプ場のアクティビティはプールだけではない!

ゴーカート!!
聞くところによると、日本屈指のカーブ数だとか。相当なドライビングテクニックが必要になります(お子さんでも楽しめます)。
アクセルベタ踏みでも↑くらいのスピードです。

まるで絵のような風景を見ながら、ブンブン走れます。湯前の風になれ!
他にも

難易度高めのパットゴルフや
お子さんに大人気の
草そりやモルック

「草そりしたいです!」おいうと、係のお兄さんが

魔法のスプレーを底面に振ってくれます。

広大な草そり場30人位いっぺんに滑れそう。
しかも結構な急斜面です。

夏は…草が伸びてるので、安全に滑れます。秋過ぎてからの方がスリルを味わえると思います。
そして夏は、滑ってる時の風と景色は最高に気持ちいいのですが、またスタート地点に登るのが…2往復したら汗だくになりました。
温泉!湯楽里
遊んで汗だくになったし、足腰もフラつき始めたので、今度こそ温泉へ!

キャンプ場から歩いて5分程度でしょうか、車なら1分で着きます。
湯前町の温泉施設「湯楽里(ゆらり)」
受付時に買った入湯手形を使います。


カウンターに入湯手形を出し

ハンコを押してもらいます。
あとはそのままお風呂へGO!

大浴場は広々として眺めも最高です。露天風呂に出ると

ひゃー!!こりゃ気持ちいいでしょ!!
ここの温泉に最大の特徴が

塩味温泉!!!
何万年も前の海水が、地層の奥深くに化石海水として溜まっていて、それが地熱で温められ温泉として汲み取られている。(ザックリですみません)
なので、湯楽里の温泉は”太古の海水温泉”なのです!山奥なのに、海に浸かれるという不思議な温泉です。
勝手な想像だけど、恐竜が泳いでた時代の海水が、いまこうして現代に”温泉”として姿を表してるとしたらって考えたら、
めちゃロマンあるわ!
サウナも水風呂もあり、絶景を眺めながらのクールダウンは筆舌に尽くし難いです。
家族風呂も2室あります。
お子さんがいるご家族も安心して入れます。
ゆのまえグリーンパレスキャンプ場に来たら、必ず入湯手形取ることをお勧めします!

湯前のお土産もありますよ!
お風呂を出ると、もう夕方。
風がふんわりと秋の気配を感じさせる温度になってました。
湯楽里の建物の横には

吊り橋があって、これを渡ると

バンガローエリアがあります。テントキャンプが苦手な方はこちらが安心。
夜のお楽しみ
吊り橋から見る夕陽が

湯前の木々を照らす様を見ながら、「いつまでも沈まないでくれ」と太陽に願う。

ため息出ますよ。
キャンプサイトに戻り

晩御飯の準備をしていると、前もってお声がけしていた湯前のこれからを担う若武者たちにがゾロゾロと

やっぱBBQは大勢が楽しい!
しかし予想より多い人数に、持ってきた食器や箸が足りない!
食材持ってきてくれてありがたいけど器具が足りない!
となりましたが

鍋や食器やトングなど、これ全部貸し出し無料!!助かるわぁ!

宴が終わり、ほろ酔いで見上げた空は

これぞ正しく
満天の星空
「来てよかった」
「湯前最高」
心の底からそう思いました。
湯前には全てがあった
おはようございます。

二日酔い気味のフラフラ感で

朝ご飯をいただきます。
あ、このBBQ台は

キャンプ場にあるのを借りました(無料)

炊事場、洗い場(洗剤も!)完備です。
「まんが美術館しかないど?」とか言ってゴメンナサイ。湯前には現代の忙しい全ての方々に必要であろう”癒し”がありました。
命を吹き返してくれる絶景
地球の営みをダイレクトに感じられる自然
故郷を愛する人々
疲労を吹っ飛ばす海水温泉
そして

電源!!(延長コードは300円でレンタル)
現代社会が欲する全てがあった気がします。
「ここで仕事したら捗るなぁ」とか一瞬思いましたが、いやいや逆だわ。ここでは「仕事」は邪魔なだけだ。
帰り際に

もうひとっ風呂浴びて、入湯手形コンプリート。
体だけでなく、日頃のストレスや余計な考え事すら洗い流してくれました。
ありがとう湯前。

帰りには、湯前駅の前にある「徳丸」で約5人前のちゃんぽんが入ってる、超大盛りちゃんぽんを食べて帰りました。(徳丸の記事は後日ね)
| ホームページ | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 受付時間 | 受付時間:9時~17時 |
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| 湯楽里営業時間 |
|
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| 電話番号 | 0966434545 |
ライター紹介
伊藤
演劇の先生やったり、アニソンやメタルのDJやったり、バンドやったり、サブカル好き思春期50歳独身。健康診断で中性脂肪が赤信号だったので、たまにジョギングすることにした。やっぱり犬が好き。
ヒゴナルマッチングとは、肥後ジャーナルの媒体を活かして、熊本で自分に合う仕事を探している求職者と求人活動をしている企業の情報をそれぞれ集め、お互いに明確なメリットがあるお仕事探しができる人材情報サービスです。



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