7月4日未明、熊本県南を襲った大雨。
朝起きたら見慣れたいつもの県南の風景が姿を変えて報道されていました。
しかも同じ県内におりながらも、被害の全容、そして被災された方が何を今一番求めているのか?等が明確に見えてこない状態です。
「何かしたい」
「でも何をどうすればいいのかわからない」
という方も少なくありません。
熊本にあるローカルWEBメディアだからこそできることは何かと、編集部もずっと考えていました。
熊本地震の時もそうだったのですが、現場の声と周りの熱量が異なり、結果的に被災者に迷惑をかけてしまう、ということが往々にしてあります。
また真偽不明な情報が飛び交うのもこの時期です。
欲しいのは確実な情報。そして被災されている方が何を求めているのかという点。
そのため公式に現時点で発表されている情報をまとめました。また肥後ジャーナルのSNSに対して「何が困っている」という声があれば、しかるべき場所に肥後ジャーナルから確実に伝えます。
市町村の公式発表先
熊本県…熊本県HPから確認ができます。県が発表する大雨に関する情報が集まっています。ここで支援物資に対する注意喚起や義援金の受付を行っています。
八代市…八代市は公式hpがすでにサーバーダウンをしているので、災害に関する情報は熊本県八代市2020豪雨災害情報サイトから。
ここで避難所の情報やライフラインの情報が確認できます。
人吉市…公式Twitterから情報が確認できます。
芦北町…芦北町HPから情報が確認できます。罹災証明のことなども記載されているので、該当される方は確認してくださいませ。
球磨村…公式Facebookから情報が確認できます。
各企業の支援措置
各企業からも支援措置が発表されています。
無料充電サービスおよびWi-Fiサービスを避難所へ提供しています。該当避難所は以下のとおりです。
その他支払いの期限延長なども打ち出されています。詳しくはこちらをご覧ください。
(1)災害時データ無制限モードの実施
(2)付属品の無償提供
(3)携帯電話機購入時における特別割引の実施
(4)一部手数料の無料化
(5)故障修理代金の一部減額など
(6)ケータイ補償サービスの対応
(7)ケータイデータ復旧サービスの無料化
(8)代替機賠償金の無料化
(9)受付手続きの緩和
(10)「ドコモ光」の基本料金などを無料化
(11)「ドコモ光」などに関する一部機器の無償提供
(12)「ひかりTV for docomo」基本料金などの返還
(13)料金支払い期限の延長
(14)失効したdポイントの返還
くわしくはこちらから
公衆無線LANや充電設備の設置、通信料金などの支援措置、受付手続きの緩和、携帯電話修理費用の軽減、携帯電話購入時の特別割引、ACアダプターなどの付属品の無償提供。
パソコンやスマートフォンなどのデータ復旧サービスの支援措置や電気料金などの支援措置、携帯電話の貸し出しなど。
くわしくはこちらから
被害を受けたパナソニック製家電製品について、特別修理対応を行う(期間2020年7月4日~2020年10月31日まで)
詳しくはこちらから
被災された方、またご家族のヘルプで帰郷された方の宿泊代無料。(期間2020年7月31日まで)
利用に関しては事前連絡必須(096-247-6660)またはFacebookのメッセンジャーにて。利用条件などの確認はそこで行ってください。
詳しくはこちらから
被災地のためにできること
報道などを見ていると「今すぐになにかしたい!」という思いが日に日に強くなります。
しかし、先の熊本地震で体験したように、まだ現場が混乱している中で市外の人間が安易に立ち寄る事は、かえって迷惑となってしまいます。実際に人吉市、芦北町からは
「個人の方からの災害応急物資は受け入れ体勢が整っていないため、受付を行っていない」と公式に発表されています。(2020年7月6日現在)
またボランティアに関しても、新型コロナのリスクがあるので、「熊本県内在住者限定」とするところもありますので、まずは事前にしっかりと情報を確認したうえで、判断されることをおすすめします。
まだまだ雨の予報が続きます。
昨夜から降り続いた雨で県北にも被害が出ています。
まずは命を守る行動を。そして被災者、救護活動のご迷惑にならないよう、個々でできることをしっかりと行っていきましょう。
肥後ジャーナルとしましても、適宜取材ができるか否か、また読者様が「今」知りたい情報をみなさまにお届けし、復旧復興に合わせて県南・県北地域の情報を発信し応援していきたいと考えております。
どうか1日でも早く平穏な日々が過ごせますように。
末尾になりましたが、今回の大雨で尊い命が失われたこと、心からお悔やみ申し上げます。
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