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「狩りに行こうぜ!午前3時集合で!」…え?遅すぎない?モンハンならぬグレハン(菊鹿ワイナリーのぶどう狩り)はその時間が常識ってよ

ライター:伊藤 伊藤
キーワード:

そ家に帰って、ゲーム「モンスターハンター」やってたら

「ワインになる葡萄を狩ってくれ」という緊急クエスト発令!!??

しかも午前3時に菊鹿ワイナリー集合だとぉ!

夜遅すぎじゃね?朝早すぎじゃねぇ?

でも、どんなモンスターが待っているのか楽しみで、午前3時に菊鹿ワイナリーに集合しました。

そして星が綺麗すぎる!

武器や防具がなくても動きやすい格好であれば、私でも問題なく参加できるそうで…んじゃ眠いけど

「狩りに行こうぜ!」

葡萄を。

※ゲーム「モンスターハンター」のモンスターに葡萄を見立てて記事を書いています。だって「ぶどう狩り」だから。

狩りにハマる

約束通りに集まったよ、午前3時に。

集合場所は菊鹿ワイナリーのワイン工場。

↑爆弾樽だ!と思ったら、ワイン樽でしたよ。(当たり前でしょ)

もう既に集まってる、クエスト参加の精鋭たちが約20人。

不肖肥後ジャーナルも参加させていただきます。

フィールドは工場の裏手にある葡萄畑。

これからの狩りに、テンションが上がりすぎたのか

武者震いしすぎて、カメラがぶれるぜ!!

狩場として指定されたのは

【Chardonnay(シャルドネ)】という場所。

狩場に向かう途中も

震えが止まらないぜぇ!

Chardonnay(シャルドネ)に到着。

この網の向こうに、数多(あまた)のモンスター(葡萄)が待ち構えてるのか!いくぜ!

もう狩りは始まってた!遅れをとるな!

それにしても

なんて美しく、可愛いく、鮮やかな緑色をしたモンスター(葡萄)なんでしょう。

現地で与えられた防具(軍手)と武器(ハサミ)を装備して、次から次に狩っていきます。

パチンパチンと割と簡単に狩ることができるから、黙々と狩り続けます、カニ食べてる状態と同じです。

狩ったその場で、焼かずにいただきます!

美味しい…酸味は多少あるものの、飲み込んだ後に喉の奥から甘さがフワッと口の中に広がってくる。

黙々と狩ること1時間

葡萄の入ったコンテナが、そこら中にゴロゴロと出現します。

これがワインになるのかぁ!

ご存知の方も多いと思いますがシャルドネとは、白ワインの元になる葡萄の品種名です。(狩場の名前では無い)

なぜ菊鹿の葡萄?

葡萄の産地といえば山梨県や長野県ってイメージなのですが、なぜ熊本?なぜ菊鹿?

狩りながらお話を聞きました。

すると

「冬ちゃんと寒くなるでしょ?寒暖差が葡萄を美味しくするんです。しかも暖かい地方の葡萄は甘いので、山梨や長野の葡萄と違った味わいが出せるんです」

でもなぜ菊鹿?

「サルビアの花が咲いてて色付きがどこよりも良かったから」

サルビアは日当たりが良く、水捌けも良く、風通しの良いところで育ちます。それらの条件が気温気候と相まって、菊鹿は美味しい葡萄を作る条件にドンピシャだったそうです。

そう教えてくれた

こちらの永田さん。

「ワインももちろん好きですが、ビール・焼酎派です」とおっしゃってました。笑。

夜中に収穫する理由は?と聞くと

「葡萄は熱を持つと糖度が下がってしまうんです。それと、冷えた状態の方が品質を保持しやすいと言われています。収穫した葡萄が熱を持つと、酸化や腐敗の原因になってしまいます。

あと

暑いと人間も葡萄もくたびるっでしょ

納得。

その後も、狩りは続きます。

メルロという品種は

赤ワインの元になる葡萄で実が濃い紫色。

まるでブルーベリーのようです。

シャルドネより酸味が強い。だからと言ってワインが酸味があるのかというと、そうではないのが不思議。

他にも

↑ガメイと読みます。もちろんこれも品種名。

大粒の黒葡萄です。食べて一口目は「スッパ!」ってなるのですが、よく噛んでるとジワジワ甘くなるんです。

潰すと甘くなるってことか。

明るくなると

狩った葡萄たちを移動させ、いよいよワイン作りの第1工程に入ります。

100%グレープジュース

精鋭たちで狩りに狩りまくった葡萄

2時間程度で130キロ以上狩りました。

第1工程として、この機械に葡萄を流していきます。

慌ただしくなってきました。

グオングオンと機械を動かす音が、山にこだまします。

話を聞くと、この機械で葡萄の実と梗(こう)をバラバラにします。

その後、葡萄をギューっと絞ってジュースにするまでの過程が第1工程です。

採れたてホヤホヤの葡萄を流し込むと

このようにして運ばれ

下に設けられた箱にボンボン投げ込まれます。

次の段階では

実と梗こう)がバラバラになり、梗だけ集められます。

実だけになった葡萄をギューッと絞ると

100%グレープジュースの出来上がり!

わがままを言って、出来立てグレープジュースを飲ませていただきました!

ジュースを手渡してくれる永田さんの顔が、急にキリッとソムリエみたいになりました。

搾りたてがこんなに複雑な味がするとは思いませんでした。

”重い”と表現できるくらいの果汁感がドン!と押し寄せて、飲み込む寸前に苦味や酸味を感じます。

飲み込んだ後の感想は…えーとね

↓こんな感じ

多分20粒くらいいっぺんに葡萄を口入れたらこんな感じなんだろうなぁ。

絞った果汁をこの貯蔵タンクで熟成発酵させると、ワインになります。

世界から大注目の菊鹿ワインは、熊本の人と土と水と気候で育まれた、混じりっ気なしのメイド・イン・熊本のワインなのです。

↑国内のみならず世界で数々の賞を受賞している「菊鹿シャルドネ」。

県外の方に熊本の名産は?と聞かれたら

胸を張って

「菊鹿ワイン!」

と言っていいんですよ!

私もぶどう狩りしてみたい!というあなた。

毎年収穫体験会を行なっているようですので

↓↓をフォローしてください

熊本ワインInstagram

収穫に参加して思ったのは、販売所で売られているワインの中のどれかに、自分が狩った葡萄が使ってあるって思ったら、なんか嬉しい誇らしい自慢したい。

興味のある方は、ぜひ参加してほしいです!

まずは菊鹿ワイナリーに行った事ないって方は、ぜひ遊びに行ってください。

リニューアルした菊鹿ワイナリーレストランの記事はコチラ

熊本県で生産・加工されている商品を買って食べることを「地産地消」というのは皆さんご存知かと思います。

熊本県内の農家さん・漁師さん・生産者さん・加工業者さんが、熊本の方々に自分たちが作ったものを楽しんで欲しいと日々願っています。

その取り組みをいろんなテーマをもとに熊本の地産地消を紹介しているのが

KUMA RICH(クマリッチ)

↑の意味ですが

KUMAは自然豊かな熊本の地で生まれたものを!

RICHは県産品の「豊かさ」「恵み」を表現!

人々が「地産地消」に取り組むことが日々の豊かさに繋がっていることを表現しています。「地産地消」の大切さを考え、自分にできる行動に繋げてもらいたいという意味が込められています。

県産品をもっと好きになる「KUMA RICH」のWEBサイトは

↓↓↓

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菊鹿ワイナリー

住所

熊本県山鹿市菊鹿町相良559-2

営業時間

10:00~17:00

定休日

火曜日

電話番号 0968418585

ライター紹介

伊藤

伊藤

演劇の先生やったり、アニソンやメタルのDJやったり、バンドやったり、サブカル好き思春期50歳独身。健康診断で中性脂肪が赤信号だったので、たまにジョギングすることにした。やっぱり犬が好き。

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