かつて、新米教師が生徒たちと向き合いながら成長していく「教師びんびん物語」というドラマがありました。
時は令和。
今回、成長するのは教師ではありません。

日々、仕事の通知や家族からの連絡、SNSに集中力を奪われ続けている私の五感です。
「ここ!!集中せんと!」と思っていても、気づけば別のことを考え、いつの間にかスマホを触っている。
もはや、何かひとつに没頭する方法すら忘れかけていました。
そんな私が挑戦するのは、2つの体験。
ひとつは、阿蘇郡小国町の「撫で杉」。
もうひとつは、やまうち本店の工場見学と味噌作りです。
杉を削り、香りを嗅ぎ、味噌をこねる。
果たして、鈍りきった私の五感は、再びびんびんになるのでしょうか。
これは、杉と味噌に鍛えられた私の「五感びんびん物語」である。
第1話 新米五感、杉と向き合う

五感を鍛えるため、最初にやってきたのは阿蘇郡小国町にある「かける木工舎」。
Googleマップにも登録されているので、道に迷うことはないと思いますが、

道中には、この道幅に加えて

こんな下り坂もあります。
なので、向かう際は、軽自動車もしくはSUV車を強くおすすめします!
さて、小国町といえば、やっぱり杉ですよね。

町を歩けば、建物や家具など、いろんな場所で杉を目にします。
そして今回、私の五感を鍛えてくれるのがこちら。


「撫で杉」です。
ネーミングからして、てっきり杉を撫でるんだろうと思い込んでいたのですが、違います。
新米五感、開始早々つまずきました。


まずは、台座となる杉の中から、直感で「マイ杉」を選んでいきます。

何か違いがあるのかと思っていましたが、実際に触ってみると、まったく違う!

自分の手のひらにピタッと収まった瞬間、こんなふうに「うお~」って笑ってしまうんですよ。
すでに触覚が、ちょっとだけ目を覚ました気がします。

「てっきり丸太か、四角い杉から削っていくのかと思ってました」
「まあ、その方法もあるんですけど、そこまでやっちゃうと、いくら時間があっても足りなくなるんで」

そして、目の粗さが異なるヤスリを使って、ひたすら削っていきます。

削るほど少しずつ形が変わり、最終的には自分の手のひらにフィットする形になります。
これが撫で杉です。
杉をただ撫でるのではなく撫でたくなる杉を、自分で作る。それが
撫で杉。
では、実際にやってみましょう。

じょりじょり。
じょりじょり。

ああ、ちょっと疲れたな。
そう思って正面を見ると、まるで絵画のような景色が広がっています。
聞こえるのは、雨の音とヤスリの音だけ。
ここで今まで静かだった聴覚まで、急に仕事を始めました。
雨って、こんな音だったっけ。
正直に言います。
始める前は思っていましたよ。
杉をじょりじょりするだけで、そんなに集中できるもんかね?と。

ところが、実際に触ってみると、場所によって感触が違うんです。
まず、杉の手触り。
よく「杉は温かい」なんて聞きますが、本当に温かい。自分の手のひらの体温が、そのまま返ってきているんじゃないかと思うレベルです。
最初は話しながら触っていたはずなのに、だんだん会話が減っていきます。
ここはツルッとしている。
こっちはちょっと違う。
そんなわずかな差が、妙に気になってくるんですよ。

気づけば、杉ばっかり見ていました。
スマホも見ない。
時間も気にしない。
ただ、目の前の杉に触れる。
何もしていないようで、ずっと手は動いている。
でも不思議と、頭の中は静かになっていきます。
そして大きなポイントが、この作業に終わりがないということ。削っていけば、その分だけ体積は減るので物理的な終わりはあります。
でも、そうではなくて。「自分の中での完成」をどこに持ってくるかなんですよ。
完全なる自己満と言われればそうなんですが、こういう時間も悪くありません。

ちなみに、完成した撫で杉とサンドペーパーは、お土産として持ち帰れます。
つまり、自宅でも引き続きじょりじょり可能です。
第一話を終えた私の触覚と聴覚は、なかなかいい仕上がりになってきました。
第2話 味噌は気合いでこねる

杉をたっぷり撫でたあとは、「できゃーくまモン」でおなじみの「日々麹舎」を運営する、やまうち本店へ。

こちらで体験できるのは、工場見学と味噌作りです。

工場に入ると、まず感じるのが香り。
よく「九州の醤油は甘い」って聞きますけど、正直ピンときていなかったんですね。
でも、ここで分かりました。
香りからして甘い。
慣れ親しんだ香りをかぎながら……


醤油や味噌の製造について、しっかりと学びました。
見る。
聞く。
そして、かぐ。
第一話で起き始めた私の五感が、ここでさらに動き始めます。
工場を見たあとは、いよいよ自分たちでも味噌を作ります。

使うのは、麹、煮大豆、塩、水、種味噌。
これらはすでに計量され、セッティングされていました!
ありがてえ!

あとはもう、ひたすら。

指示どおりに材料を入れて、

ひたすらかき混ぜます。
ただこれだけの作業なんですが、案外キツい!

水分がなじんでくると、まあ重たくなるんですよ。
それを団子状にして、こねて、こねて、こねまくります。
ここで相当集中できますし、なんなら「おいしくなあれ~」という気持ちまで入ってくる。
一人で勝手に熱くなる、最高のハイライトシーンです。
トシちゃんなら、ここで生徒への愛に目覚めるところでしょうが私は味噌への愛に目覚めました。

あとは容器に敷き詰めたら、

完成!
「いや、これで完成ではありません」
「ええ?」
物語は、まだ終わっていませんでした。
ここからさらに2週間寝かせ、容器の上下を逆さまにします。
さらに1週間熟成させて、やっと味噌になるのです。
自分の手を離れたあとも、味噌はゆっくり成長していき、そして私は、その完成を待つ。
なんだか、急に教師っぽくなってきました。
さらに、デスティネーションキャンペーン経由で申し込んだ方には、特別メニューが!

工場に併設されている「日々麹舎」でのお食事が付いてきます。

限定メニューがこちら。
なんと、大人気メニュー「御馳走だご汁満足セット」に、

馬刺しが付いてきます!

では、さっそく…

あ!うんめ!!!
これは幸せですね~!
普段、何げなく食べているだご汁も、あんなに手をかけて味噌が作られていると知ったあとでは、おいしさも倍増です。
味噌って、地域によって使われている原材料も、味も違います。
そして今回体験したのは「やまうち本店の味噌作り」。
てことは数週間後、自宅でやまうち本店の味噌が味わえるってことなんですよ。
はい、最高。
こうして私の味覚まで、無事にびんびんになりました。
最終話 私の五感はびんびんになったのか

杉に触れる。
雨とヤスリの音を聞く。

味噌の材料を混ぜる。

麹や醤油の香りをかぐ。
そして最後に、だご汁を味わう。
2つの体験を終えたころには、いつの間にか余計なことを考えなくなっていました。
「五感を鍛えるぞ!」なんて意気込まなくても、目の前のものに触れて、自分の手を動かしているうちに、勝手に感覚がそちらへ向いていくんです。
今回の成長としては、もう十分ではないでしょうか。
こうして、仕事の通知やSNSに負け続けていた私の五感は、少しだけたくましくなりました。
五感びんびん物語は、ほかにもある

今回ご紹介したプランは、熊本デスティネーションキャンペーンで展開されているツアーです。
デスティネーションキャンペーン自体は、2026年9月末で終了します。
ただし、キャンペーンが終わったからといって、すべての体験がなくなるわけではありません。
例えば、味噌作り体験は、キャンペーン終了後はやまうち本店で予約受付をしています。(ご予約はこちら)
ただ、キャンペーン限定の特典である「馬刺し付き」はなくなるということです。
なので……

だご汁セットや、

話題沸騰中の海鮮丼などは、キャンペーン終了後も変わらずいただけます!
でも、せっかくならキャンペーン期間中に足を運んだほうが、よりお得ってことですね。
そして、この五感びんびん物語には、まだ別のストーリーもあります。

ペン入れ体験ができる「マンガアーツ」や、

熊本城とわくわく座の2館共通券に加え、サクラマチクマモトでのお買い物や食事に使えるサクラマチクーポン、さらに「どらがし あんあん」のあんあんどら焼きまでセットになった「熊本の“よかとこ”3点セット」なども展開されています。
どれも、見るだけでは終わらないものばかり。
さて、次にびんびんになるのは、あなたのどの感覚でしょうか。
気になる体験は、以下から申し込めます。
※開催条件や申込期限など、最新情報を確認のうえお申し込みください。
あなたの「五感びんびん物語」も、ここから始まるかもしれません。
熊本DC2026 | 熊本県観光予約サイト くまもっと旅行社。
| HP | |
|---|---|
| 電話 | 株式会社KASSE JAPAN(カッセジャパン) |
ライター紹介
ムトー
肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。
ヒゴナルマッチングとは、肥後ジャーナルの媒体を活かして、熊本で自分に合う仕事を探している求職者と求人活動をしている企業の情報をそれぞれ集め、お互いに明確なメリットがあるお仕事探しができる人材情報サービスです。



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