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2年ほど前の肥後ジャーナルの記事でもご紹介した「菓舗 松陽軒(しょうようけん)」。

熊本市電「呉服町」電停が目の前の、100年以上の歴史を持つ老舗です。

そんな松陽軒が2020年6月から販売している新作、あんバターのスコーンが何だかすごいらしいと聞き、さっそく買いに行ってきました!


松陽軒ってどんなお店?

「菓舗 松陽軒」は明治43年(1910年)創業の和菓子店。現在の店主は4代目にあたります。

場所は熊本市中央区魚屋町で、市電「呉服町」電停が目の前という立地です。(ちなみに呉服町の電停からすぐなのに、住所が呉服町じゃないんです。ややこしい。この辺りの地名、複雑ですね。)

昔ながらの和菓子屋さん、という雰囲気の店内。

風格ある看板もあります。戦前にはお店の外に掲げられていたものなのだそう。戦争や熊本地震を乗り越えてきたのですね。

看板商品は「肥後しおがま」(税込120円)という餡入りの落雁のようなお菓子ですが、昔からの商品だけでなく新作もどんどん作られています。店内には新旧の味が並びます。

きめこまかい生地に塩気のきいた餡がたっぷり入った「しおどらやき」(税込159円)は創業100周年記念で作られたもの。ファンの多いお菓子です。

新作のスコーンが色々すごい

そんな中で話題なのが、先月から新発売の「#ZOKKONスコーン」(税込270円)。冷蔵ケースの中に並んでいます。

あんバターががっつり入ったスコーンです。バターは無塩ではなく塩入り。そして想像以上に分厚いです!

お店の公式Instagramに #カロリー上等 #カロリー爆弾 なんていう破壊力のあるハッシュタグと共に紹介され、スイーツ好きの心をがっちり掴みました。

そもそもスコーンと言えばイギリス、スコットランド発祥の食べ物です。和菓子屋さんで見かけるのは珍しい印象ですよね。

そしてさらにこのビジュアルのインパクトがすごい。#ZOKKONスコーン、という名前もかわいいです。

横からのショットはこんな感じです。改めて見ると、バターの分量がハンパない!

ちょっとあたためて食べてみました

あんバターたっぷりのスコーンはそのままでも食べられますが、少しあたためるのが良いとのこと。

レンチン10秒くらいで出してみました。バターが溶け出してあふれ、さらに魅惑的なビジュアルに!!

溶けたバターをからめていただきます。

さっくりしつつも柔らかい食感の香ばしいスコーンに、ふっくら炊かれた口どけの良い小豆あん。さらに溶けたバターの濃厚な風味と絶妙な塩気が加わります。

とにかく甘美で贅沢で、そして何というか、背徳の味

これは確かにカロリー爆弾。でも一瞬で食べ尽くしてしまうおいしさでした。

スコーンと小豆あんって、こんなに合うんですね。ハイカラでハイカロリーで、でもおいしくて、まったくもって罪深いやつです。

見た目にはやや小ぶりながら、あんバターがしっかり入っているので食べごたえあり。コーヒーや紅茶、濃いめの緑茶など、いろんな飲み物に合いそうです。

まとめ

呉服町「松陽軒」の新作「#ZOKKONスコーン」。

たっぷりのあんバターが香る、絶品のスコーンでした。先進的なお菓子だけれど、伝統的な小豆あんがあってこそ実現するおいしさです。

時代とともに進化する老舗の和菓子屋さんの味、楽しんでみてくださいね!

菓舗 松陽軒

所在地

熊本市中央区魚屋町2丁目13

営業時間

8:30~18:30

定休日

日曜日

電話番号 096-353-2022

ライター紹介

羽田さえ

羽田さえ

県外出身、1970年代生まれのライター。専門分野は旅行関係。巨木、仏像、おいしいもの、レトロなもの、じわじわくるB級系などが好きです。うっかり熊本市から北海道に引っ越しましたが引き続きよろしくお願いいたします。

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