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【葦北郡】純和風のお屋敷でアフタヌーンティー!「みなまた和紅茶アフタヌーンティー」が開催されました!

ライター:ひらの ひらの
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秋の天気の良き日。2025年11月14日に熊本県葦北郡芦北町田浦にあります、「赤松館(せきしょうかん)」という歴史ある場所にて「みなまた和紅茶アフタヌーンティー」というイベントが開催されました。

国登録有形文化財 藤崎家住宅「赤松館」

熊本市中心部から車でおよそ1時間20分。

住宅地の中にパッと目を引く歴史ある建物が現れます。こちらで行われるアフタヌーンティーとは!?

アフタヌーンティーと言えば最近はキラキラのホテルなどでの写真をInstagramなどで良く見かけますが、こちらは真逆。隅から隅まで純和風です。

庭園、と書かれた場所から入ってゆきます。

庭園も素晴らしい

陽はあたたかく、最高の秋の日でした。気温や風は同じに感じても、春は陽気で秋は寂しく感じるのは、次にやってくるのが冬だから、でしょうか。

庭園の全ての葉は色づき、空はどこまでも澄んでおりました。

光と影のコントラストが心を落ち着かせてくれ、非日常的な風景に期待が高まります。

純和風のお部屋でイギリス発祥のアフタヌーンティーを

一面ガラス張りの和室。

こちらの一階でアフタヌーンティーを頂きます。自分の中にあるのはやはり和の心なのだなと、気付かせてくれる素晴らしい建物です。

赤松館とは、明治時代に建造された熊本県の芦北町田浦にある大地主だった藤崎家の邸宅だそう。

高い水準の近代和風建築物として2000年に国登録有形文化財となり、2009年から一般公開されております。

そして、料理研究家の江上トミさんの生家としても知られております。こちらの二階にさまざまな展示物がありますので、そちらも是非ご覧になってくださいね。

江上 トミ(えがみ とみ、1899年11月19日 – 1980年7月21日)は、日本の料理研究家。テレビ放送草創期より活躍した料理番組講師の草分けであり、日本の「料理研究家」の元祖。

NHK『きょうの料理』や日本テレビ『キユーピー3分クッキング』などに出演して、暖かいおふくろさんの笑顔と熊本弁で人気を博した

Wikipediaより

さまざまな分野のスペシャリストが集まって、ティーパーティーが始まります。窓からきらきらと太陽の光が注ぐ畳の和室がとても素敵です。

水俣・芦北地域のお茶は、明治時代から栽培され、化学肥料を出来るだけ使用しない農家が多いとの事。それぞれ専門の方から説明がありました。

こちらを飲みながらゆっくりとお話を聞きます。こちらのウェルカムドリンクはお酒ではありません。もちろんお茶、レモングラスと釜炒り茶のブレンドアイスティーです。

今回のアフタヌーンティーは「みなまた和紅茶」と、歴史ある建物「赤松館」に合わせ、英国由来であるアフタヌーンティーを和風に仕立ててあるとの事。そして、近年では本場イギリスの世界的なお茶コンテストで最優秀賞を獲得した事などのお話があるとお席からは「おお!」という声が上がりました。

和室に合い、そして秋をイメージされた素敵な色合い。

どどんと並ぶお料理に、食べられるかな!?と心配をしますが、紅茶セミナー講師でもあられる、大塚さんより「残す事も醍醐味と言われておりますので、今回こちらではお持ち帰りの出来るように致します」とお話があり一安心。

一つ一つに心が込められており、今週も頑張ってよかったなぁと、思ったり。自分へのご褒美、と思うには豪華すぎる程豪華なのです。

一番前の席では、お茶のカジハラの梶原さんが、休みなく紅茶を入れておられ、

磨かれたガラス容器の数々、美しい和紅茶の色、実験のように真剣に入れて下さる梶原さんの様を見て、「ああ、ゆっくりお茶を飲む時間とはなんて素敵な時間なのでしょう」と、改めて感じるのでした。

日常の中で、何も考えず、ゆっくりお茶を飲む時間はありますか?ろくに食材も見ず、スマホを眺めながら、せわしなく食べ物を口に入れ、飲みもので流し込む日々が多いかもしれません。これから年末にもなりますし、特にそういう方々が多いかと思います、皆様お疲れ様です。

こちらの「赤松館」では、建物からまるで音楽のようにゆったりとした空気が流れ、向いに座った人と語り合い、笑い合い、美味しいねとゆっくりゆっくり食べながら、お茶を頂くという忘れていたリアルにどっぷりと浸かれるのでした。

セイボリーはこちら。セイボリーとはアフタヌーンティーでいう軽食の事です。今回のセイボリーは「湯の鶴迎賓館鶴の屋」さんが担当されたとの事。

「湯の鶴迎賓館鶴の屋」さんは以前肥後ジャーナルにも掲載されております。

水俣の湯の鶴温泉「鶴の屋」で満喫する人気のランチ | 肥後ジャーナル – 熊本の今をお届けするメディアサイト

しらすとパプリカの手毬寿司、

りんどうポークの紅茶煮、

寒漬、クリームチーズと太秋柿の最中などなど、旬の物を取り入れた芸術品のようなお料理で目でも楽しませてくれます。お味はどれも繊細で、食べてなくなってしまうのが惜しいと思うほど。

旬のお野菜のうまみ、お肉の柔らかさ、あおさの風味。どれをとっても、この土地や作り手の事がふっと頭に浮かぶ素晴らしいお料理でした。

下から、スコーン。ほうじ茶のスコーンとプレーンです。

二段目は和菓子。甘夏饅頭、ほうじ茶プリン麹あんみつ、柚子と梅のガトー、塩生チョコ。

こちらは津奈木町にありますあん・さんくさんが担当されております。こんなに一度に素晴らしいケーキが食べられるなんて、これは夢ですか!?

ほうじ茶のスコーンにクロテッドクリームをのせて…。

やまえ栗のモンブランを始め、

旬の果物をふんだんに使われたデザートで、それはそれは身体ごと甘さに溺れてしまう感覚に。

このアフタヌーンティーを仕上げる事にどれだけの方々が丁寧に用意され、この素晴らしい「赤松館」での開催に向けて心を一つにされて努力されてこられたのだろう、そんな事まで考えてしまう程の「おもてなし」なのでした。

「赤松館」のあちこちに置いてあった生け花もどれも素晴らしいもので、

はっと息を呑み、足を止めてしまう程。

日本っていいなぁ、心から感じるアフタヌーンティーでした。

お腹が一杯になり、ぽかぽかと庭園を歩くのも最高に気持ちがよく、次回の開催を心より願うのでした。

お庭にはなんと池と船まで。

これに乗ってゆらゆらと。

実際には乗れませんが、心はこれに乗ってどこまでも行けるような気持ちにさせてくれる、「みなまた和紅茶アフタヌーンティー」の開催でした。

次回の開催は「未定」となっております。

みなまた和紅茶(@minamata_wakocha) • Instagram写真と動画 こちらのInstagramを是非フォローしてお待ちくださいませ。

今回、二日間で計4回の開催でしたが、全て満席だったそうですので、次回のお知らせをいち早くゲットできるようにしておきたいですね。

まとめ

みなまた和紅茶は、帰りに

【津奈木町】週末のみです!津奈木町の小学生が作った玉ねぎと東京上野の老舗カレー店「デリー」が繋がった「つなぎ百貨堂」のカレー | 肥後ジャーナル – 熊本の今をお届けするメディアサイト

こちらのつなき百貨堂にて購入できました!

帰宅してからはまた慌ただしい日々ですが、お湯を沸かしてさっと入れるだけのティーパックですので、あのまろやかな風味をいつでも味わえます。

ぜひ「つなぎ百貨堂」にも寄られてみてくださいね。

みなまた和紅茶アフタヌーンティー 「赤松館」

住所

熊本県葦北郡芦北町田浦788

TEL

0966‐87‐0001

駐車場

あり

赤松館Instagram

赤松館(@sekishokan) • Instagram写真と動画

みなまた和紅茶Instagram

みなまた和紅茶(@minamata_wakocha) • Instagram写真と動画

次回の開催はこちらをフォローしてお待ちくださいませ。

電話番号 0966‐87‐0001

ライター紹介

ひらの

ひらの

本が好き、映画が好き、作る事が好き、でライターに辿り着きました。 熊本県以外に住んだことがない、肥後純血種。

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