一目みるだけでは何のお店なのか分かりにくい店舗って存在しますよね。

個人的に、県南エリアでその最たるものが今回ご紹介する「えびチャン」ではないかと思います。

通るたびに「あああああ～あそこなんね！？」と思いながらも、満車であったり先を急いでいたりでなかなか寄ることが叶いませんでした。

今回、勇気を出して中に入ってみたら店名「えび」なのに

めっちゃ美味しいから揚げにありつけました。

ね？気になるでしょ

まずはこの外観をご覧ください。

間近で見たら鶏のイラストもあるし「地鶏専門店」って書いてあるので、きっと鶏肉を売っているお店なんだろうとは思うのですが…

いかんせん店名にすべてが引っ張られる。

まあとりあえず入ってみようかとキョロキョロしたところ

炭火とりやきの看板と入口を発見しました。きっとこの「えびチャン」のお肉を食べられるところなのだろうと察し、お腹も減ったのでいざ入店。

あら

外観とのギャップ！

すごく落ち着く雰囲気です。

さすが地鶏のえびチャンだけあってメニューは鶏推し。とり汁からうどんにランクアップすることもできるようですが、そもそも、とり汁が何なのか分かりません。

まずはオーソドックスな国産若鳥から揚げ定食（800円）と

鶏のたたき！！しかもこの値段安すぎるやろ！！！ってことで、たたき（500円）もオーダーしました。

待つこと数分。やってきました。から揚げ定食。

副菜も3種類ついて800円は安い…！！！

まずは大本命のから揚げを一口。

ガリガリと心地いい食感の衣と中からあふれ出る肉汁、そして柔らかい鶏肉。最高です。

「からあげの衣がネチョネチョしとるのいっちょん好かん」勢はぜひここに来た方がいい！求めていた歯ごたえがここにあります。

気になっていた「とり汁」は甘めの鶏ガラスープの中に、ゴロゴロと惜しみなく鶏肉、きのこ、ゴボウが入っていました。ここに白米を入れたらそれはもう最高でしょう。

続いてムネとモモの2種類が入った鶏のタタキ。

ご覧ください。この美しさ。朝引きのお肉なので特有の臭さなども皆無。ひたすら旨味だけが口内に行き渡ります。

味変で柚子胡椒とにんにくもあるのでお好みでぜひご堪能ください。

部位ごとのオーダーも可能

お会計は「えびチャン」の精肉を購入するところで行います。

ちなみにここで先ほどいただいた鶏のタタキを購入することも可能。

ただ好みの部位がその時にあるかどうかは分からないので、「どうしてもムネが欲しい」などあれば事前に電話でご予約していただければとのこと。

地元の常連さんクラスになると、たたきをカットせずそのまま丸ごと購入し、自宅で好みの厚さに切って焼酎のおともにしているんですって。さすが球磨地方！

「えびチャン」って確か宮崎県のえびのインター近くにもあったような…と思い伺ったところ、元はそこのえびチャンと同じだったんですが今は完全に経営も分かれているので別店舗なのだそう。

球磨地方に根差して40年以上、今や地元の方のみならずその美味しさから全国にもファンをもつ「えびチャン」。行くのは遠いよ～って方は発送も可能ですよ。

でもせっかくなら現地にきて、このガリガリ衣の中にある柔らかい鶏肉を堪能できる揚げたて国産若鶏から揚げを食べて欲しい！

えびチャン