肥後ジャーナル編集部です。今日はWEBライター界のトップランナー、ヨッピーさんが熊本に来られているという事で、急遽WEBメディアのイロハについて教えを乞うことにしました。
・ライターとしての心得
・取材時に気を付けるべきこと
・肥後ジャーナルはどうしたらもっと伸びるか?
などなど、メディア運営にまつわる様々な疑問をぶつけてみようと思います。
ヨッピーさんとは?
電車内で真剣な顔つきでエロ本を読むヨッピーさん
iPhoneの発売記念イベントに並ぶヨッピーさん
ヨッピーさんは「電車内でエロ本を読む日本の変態サラリーマン」として世界中で拡散されたり、「日本の代表的なiPhoneファン」としてCNNで報道されるなど、「それ、ライターの仕事なの?」と言いたくなるような、良くわからない活動でたくさんのバズを産んでいるライターさんです。
ヨッピーさんと元ZOZOの前澤社長
問題になっている「撮り鉄」のマナーについての記事も
他にも、あの前澤社長に一日密着した記事や、最近では「撮り鉄」の人に「なんでマナーが悪いの?」と直球で聞く記事も話題になりました。Twitterのフォロワー数も約16万人と、日本のライター界のトップランナーと言えるヨッピーさんですが、お子様が産まれるとの事で、現在は奥さんのご実家がある熊本に滞在中だそうです。
話を聞いた人:肥後ジャーナル元編集長、りよう
そこで本日は、ヨッピーさん直々にライターのイロハについてお伺いしようとこちらにやってきました。
いつもお世話になっている、熊本が誇るアダルトグッズショップ「ファンシードール」さんです。
本日はよろしくお願いします。まさかアダルトショップでヨッピーさんに教えを乞うとは思いませんでした。しかもヨッピーさんたってのご希望で。
アダルトショップに行けば、ライターのなんたるかが全部わかるんですよ。だから全員、一度はアダルトショップに行くべきだと思ってます。
それは心強い……!
店内を探索しよう
県下最大、どころか九州でも最大級にデカいアダルトグッズショップがファンシードールです。
※オナホ売り場に来ました
おー、流石の品ぞろえですね。りようさんのお気に入りオナホってどれですか?
いや、実は僕オナホって使ったことがないんですよ……。
え……、
マジで言ってます? 本当に一度も使った事がない?
はい。マジです。一度も無いです。
あーーー。そのパターンか。もう今日は何も話す事が無いですね。帰りましょうか。
えっ、そんなに大事な事なんですか!?
あのね、「そもそもエロい事に興味がない」とか、「普段から全然シコってません」とか、「使った事はあるけど良くなかったから今は手でシコってる」とかね。そういうのならまだわかるんですよ。ちなみに今でも日常的にシコってますか?
はい、シコってます。
あー、最悪ですね。現役でシコってるのにオナホは使った事がないんだ。あのね、どこかでも言ったんですけど、人類は道具を使いこなす事によって進化してきたんですよ。なのに、アウストラロピテクスの時代から何も変わらず、自分の手でただゴシゴシとシコるだけってもはや進化の否定じゃないですか。
どんどんヒートアップしてくるヨッピーさん
だってね、ニュートンは木からリンゴが落ちるのを見て、「なんでリンゴは木から落ちるんだろう?」っていう好奇心を持ち、それが発展して万有引力を発見したわけですよね? オナホを使った事が無いっていうのはつまり、「オナホって、本当に気持ち良いのかな?」っていう、好奇心が死んでるからそうなるんです。
いや!好奇心はあるんですよ!あるんですけどなんていうか、自分で買ったりするところまでいかなくて……。
その気持ちはわかりますよ。好奇心より面倒臭さが勝っちゃうんでしょ。でもそれだとライター失格なんですよ。多くの人たちが持ってる、「気になるけど、実際にやるのはちょっと面倒臭いもの、コストがかかるもの」を代わりにやってあげて、「やってみたらこうだったよ」って教えてあげる事こそがライターの仕事なんで。
僕、「作家とライターの違いってなんですか?」って聞かれた時に「自分の好奇心を満たすのが作家で、他人の好奇心を満たすのがライター」って答えてるんです。つまり、作家にしろライターにしろ、好奇心が面倒臭さに負けるような人は向いてません。
ちょっと!オナホ使った事がないだけでライター失格は言いすぎじゃないですか!?
あのね、この質問から色んな事がわかるんですよ。りようさん、シコる時はスマホ片手に、適当なサンプル動画とかでシコってるでしょ?
あー、まさに……。
ほらね。その辺も全部連動してるんですよ。オナホを使った事が無い人は要するにシコる事に対してコストをかけない。コストをかけないから無料サンプルを見るんですよ。コンテンツを作ってお金を貰ってる人間が無料サンプルでシコんなって話です。それに、これは僕の知人が言ってた良いセリフなんですけど、「スマホの小さい画面でシコると人間まで小さくなる」というもので、本当にその通りだと思います。これはもう、肥後ジャーナルの危機です。
ちなみにヨッピーさん、例えば「TENGA」とかも使ったことあるんですか?
当たり前じゃないですか。殺しますよ。
みんな大好き、TENGA。
あれ、実際どうなんですか?
そうですね。じゃあちょっとレビューを書いておきますね。
TENGA DEEP THROAT CUP ★★★★☆
オッス、オイラは群南蛮田(ぐんなんばんでん)三郎!
人呼んで鬼漏(きろう)の三郎だ!鬼漏ってのは遅漏のさらにハードなやつさ!
西のフェラチ王こと「ニューバランスのヨシキ」の電撃昇天ローリングスペシャルを8時間受け切ってもへいちゃらだったのが鬼漏と呼ばれるきっかけになったことはご存じの通り!
はー、どっかにオイラの鬼無双をイカし切ってくれる猛者(もさ)は居ねえかなぁ!
「もうし、旅のお方!もしや群南蛮田さまでは……?」
「やい!そこの御那穂(オナホ)商人!気安く呼びかけるのはオイラを鬼漏の三郎と知ってのことか!」
「おお、やはり……!実は先日、火の国より纏臥(てんが)を取り寄せましてな」
「なにぃ!纏臥といえば、ひとたびチンポを入れれば嵐を呼び、竜が天に駆け上るという、あの伝説の御那穂……!」
「左様、いかに鬼漏の三郎様とはいえ、この纏臥にかかれば秒ともちますまい」
「なんだと!ようし、そこへなおれ!オイラの鬼無双を見せてやらい!たっぷりローションを塗って、と……」
ぐっちょん!
「はっふん!オ、オイラの鬼無双が何かに、何かに巻き付かれて……!これは……!竜!?まさか、御那穂の中に竜が住んでるだなんて!」
「左様。纏臥の飛竜の伝説はここから生まれたのですじゃ」
「オ、オイラの鬼無双を竜のとぐろがギュウギュウ締め付けて、このままだと、このままだと……!」
ー- 鬼無双が……、爆発するっ……! ーー
すいません、気持ち良く書いてらっしゃるところを恐縮ですが、ヨッピーさんって最近お子さんが生まれたんですよね?
はい。このへんでやめときましょう。
SMの女王様にシバかれた話
※SMグッズ売り場に来ました
たぶんこういうSMグッズも使った事無いですよね?
はい……。お恥ずかしながら……。
やっぱりな……。でも、普通に生きていれば、「世の中にはSMというものがある」っていう事は知るわけじゃないですか?気になりません?「ムチでシバかれて喜ぶ人が居るのはどういうことなんだろう?」って。
あー、確かに気になりますね……。
でしょう?当然僕も気になったし、だからこそSM好きの友達に、SMの女王様を紹介して貰ったんですよ。お金も払うから「とにかくスゴ腕の人をよろしく」って。そんで僕もお金を払ってその女王様にシバかれてみて気付くんですよ。「あ、これ緊張と緩和だ」って。
ムチでしばかれるのは当然痛いんですよ。痛いからこそ叩かれそうになった時に怖いし、緊張する、そこに意識が集中するんですよね。で、その意識が集中してる時にムチでバシッてシバかれるんじゃなく、意表を突いてさわさわーって優しく撫でられると「フォー!」ってなるんですよ。よく「アメとムチ」なんて言いますけど、SMはまさにあれで、「ムチ」だけじゃ成立しなくて、むしろ「アメ」を引き立てるためにムチがあるんだな、っていう気付きを得られたんです。
なるほど……。そう説明されるとしっくり来ますね。
もちろんSMって言っても人の数だけ千差万別なんで、「とにかくシバかれたい」とか「むしろ放置されたい」とか色んな人が居ますけど、少なくとも一度は体験した事によって「なるほどな~」っていう気付きはあるじゃないですか。少なくともSMの女王様にシバかれた事のある人間はそこまで多くないので、酒を飲んでる時の引き出しはひとつ増える。
ライターにSMの知識も必要なんですね……。
いえ、SMの知識そのものが必要なわけじゃないし、ライター以外が相手なら僕もこんな事言わないですよ。例えば猿が火を初めて見た時に、「あれはなんだ?」って近寄って行くタイプの猿と、その場にとどまる猿と、怖くて逃げちゃうタイプの猿が居るとして、種の発展のためにはその全てのタイプの猿が重要なんですよ。近寄って行くタイプの猿しか居なかったらいつか全員焼け死んで絶滅するでしょうし。怖がって逃げるタイプの猿が居るからこそリスク回避が出来るわけで。好奇心より面倒臭さが勝つ猿、好奇心がそもそも弱いタイプの猿も、種全体で見れば大事な要員なんです。でも、ライターという仕事はやっぱり好奇心が強くてナンボですよ。
※女性向けアダルトグッズのコーナーです
聞くまでも無いけどこういう女性向けのグッズも……?
はい。使った事がないです。
なんで使わないんですか?
なんかこう、男として道具に頼るのは嫌だなって思って……。
じゃあ聞きますけど、今日はここまで何で来ました?
車で来ました。
道具に頼ってるじゃないですか。
それとこれとは違いません!?
いいえ。全く同じです。それにね、ひとつ良い話をしたいんですけど、僕の友人の女性が彼氏と別れたらしいんですよ。で、その女性もたいがい好奇心が強いので「女性向け風俗が気になるな?」って思って、別れたばっかりで寂しいし、その機会に一度呼んでみたらしいんですよ。
あー、確かに世間では流行ってるらしいですね。
そうそう。で、呼んでみたら冴えないおじさんが来て、イケてるダンディなおじさんが好きなその子は「なんだよ。写真詐欺じゃねーか」ってすごいガッカリしたらしいんですけど、まあ断るのもあれだし、と思って部屋に入れたら、そのおじさんがデカいコロコロ付きのスーツケースを持って来てて、パカッて開けたら全部アダルトグッズだったんですって。それでおじさんが「興味あるものはありますか?」って。そんでまあ一通り試したりなんだかんだして、その時間が終わって、おじさんが荷物まとめて帰る頃にはそのおじさんの事がちょっと好きになってたっていう。
そんなことあります!?
その子が言うには、とにかくおもてなしの精神がすごかった、と。誠心誠意、真心にあふれてたと。あれこそが本物のプロだと。つまり、そういうグッズを買いそろえて女性に対峙するのっておもてなしの精神の表れだと思うんですよ。「どうしたら女性に喜んでもらえるか」っていうのを追求してそういうグッズに辿り着くわけじゃないですか。逆に言えばこういうの使った事が無いっていうのはおもてなしの精神に欠けてるからですよ。ライターの仕事なんて正直そんなに儲かるものでもないし、「他人に喜んで欲しい」っていう気持ちがないとやってられないじゃないですか。だからこそ「向いてない」って思うんですよ。
なんか本当に、そんな気がしてきました。
でしょう。事実しか言ってません。
はじめての体験
※ファンシードールさんのレンタル試写室にやってきました
ちょうど良い機会なので、VRのAVを見ましょう。どうせ未経験ですよね?
はい。
実は、お恥ずかしながら、僕もVRのAVに手を出すのは遅かったんですよ。どういう機材を揃えれば見られるのか良くわからなかったし。でもそんな時にVRにハマってる友達が、「女優さんが目の前に出て来て、距離が近すぎて照れちゃう」って言ってて、「そんなにすごいんだ!」って思ってすぐに買いそろえました。
あー、その「照れちゃう」っていう表現は良いですね。「すごいリアル!」とか「目の前にいるみたい!」って言うより、「近すぎて照れちゃう」って言う方が伝わる気がします。
でしょう。エロスには色んな気付きがあるんですよ。
うわー本当だ!近い近い!すげー!
ほら!それです!それ!それこそが新しい体験!
うおーーー!これかーーーー!
撮影を終えて
どうですか。なんとなくわかって頂けましたか。
そうですね。ライターたるもの、好奇心と他人に喜んで欲しいという気持ちこそが大事だと。
その通りです。僕は熊本が大好きですし、その熊本で頑張ってる肥後ジャーナルさんも大好きですから、もっともっとね。好奇心に向かって突っ走って、熊本の人々をドン引かせるくらいに尖ったサイトになったら良いな、って思ってます。
そうですね。とりあえず読者の皆さんにも全員、一度はファンシードールに来て欲しいですね。
そう。加藤清正公が現代に生きてたら、真っ先にエログッズ買いに来ると思います。
それは怒られそうなのでやめましょう。
そうですね。やめましょう。
ファンシードール
住所 | 熊本県熊本市北区龍田弓削2丁目1−1 |
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定休日 | 年中無休 |
営業時間 | 10:00~24:00 |
SNS | |
電話番号 | 096-339-7820 |
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