【湯前町】国宝級の佇まい…熊本で1番古い木造建築物(国指定重要文化財)が湯前町にあるなんて知らなかったよぉ「城泉寺」
公開日: 2026.01.09
ライター:伊藤
熊本県内で古い建物といえば…?パッと出たのは熊本城宇土櫓。約400年前に建てられた建造物です。
しかしよく調べたら上には上がいて
約800年前(鎌倉時代)に建てられた木造建築物が、熊本県球磨郡湯前町にあったんです。
その名も「城泉寺」。
普段は閉じてある阿弥陀堂内も見せていただきました。
境内には七重、九重、十三重の石塔があり、七重、九重石塔と阿弥陀堂、阿弥陀三尊像は国指定重要文化財となっています。
場所は分かりにくい
宝を見つけるには、それ相応のダンジョンを抜けなければ辿り着かない!それが転生モノの常である。
ということで、記事末にマップは載せますが分かりにくい場所にあります。(熊本市内から高速使って2時間くらい)

たどり着いたら、広い駐車場があります。

日本最古の木造建築があるその場所には、最新式のトイレが完備!

駐車場にある案内板を見ます。
阿弥陀三尊像が建立されたのが1229年ということはその前に阿弥陀堂は建てられたと推測できます。約800年前ですね。
800年前(1220年代)というと、鎌倉幕府3代・4代の時代になります。
ちなみに
国宝である人吉の青井阿蘇神社が建立されたのは、1610年(江戸時代)なのでそれよりも約400年前になります。
熊本県内の国宝や重要文化財一覧はこちら
石塔と阿弥陀堂
境内に入ると

まず目に入るのが、天高く伸びる石塔。

左から七重、九重、十三重の石塔です。

そのうち1230年に建てられた七重と九重の石塔が国指定重要文化財になります。十三重の塔は崩れてしまい、平成4年に新設されたモノです。
最初すごい高い石塔を想像してたので、「あ、意外に低い」ってなりました。
境内を進むと(というか最初に目に入る)

茅葺き屋根の阿弥陀堂が鎮座しています。
近寄って屋根を下から眺めると

建築物に精通していない私でも
「なんか、すげぇ」(語彙力なし)ってなります。

別角度から。
すごく
ものすごく
茶色いです。
この中に阿弥陀像があるのですが…

お???
早速電話してみました。待つこと5分
「お待たせしてすみません」と管理人さんがいらっしゃいました。

本堂を開放していただき、恐る恐る中へ…

あ、いらっしゃる。

おおおお、なんだろう…サッとは近づけない。ゆっくりと歩み寄ります。

こちらが阿弥陀如来像。
右隣には

観音菩薩像。
左隣には

勢至(せいし)菩薩像。

1229年に造られたらしい、というのも台座心棒に

↑のような彫りがあるそうです。寛喜元年というのが1229年。「実明」という僧が像を作ったと言われています。
慶派仏師とは、教科書にも出てくる運慶・快慶を輩出した流派の仏師のことを言います。

重厚な雰囲気を醸すのに、圧は感じず穏やかな気持ちにさせてくれる不思議な空間が室内に漂っています。

800年間こうして、湯前町の変遷を見守ってきた三尊像。叶うのであれば、今の世に何を思うのか問うてみたいところです。
誤った!?
余談ですが
城泉寺という名前なのですが、以前は「浄心寺」だったそうです。
大正4年の仏像国宝指定の際、「城泉寺」と誤った表記で提出しちゃったごたるです。

悠久の時を経て佇む阿弥陀堂の中は、なんとなく時間がゆっくりと流れている感覚になりました。
太古への転生気分を味わえる、城泉寺に是非行ってみてください。
遠くて行けない!という方へ、VRで城泉寺を見ることができます。
↓
城泉寺(浄心寺)
| 住所 | 熊本県球磨郡湯前町瀬戸口5617 |
|---|---|
| 駐車場 | あり トイレもあります |
| 電話番号 | 湯前町企画観光課 0966-43-4129 |
ライター紹介
伊藤
演劇の先生やったり、アニソンやメタルのDJやったり、バンドやったり、サブカル好き思春期50歳独身。健康診断で中性脂肪が赤信号だったので、たまにジョギングすることにした。やっぱり犬が好き。
ヒゴナルマッチングとは、肥後ジャーナルの媒体を活かして、熊本で自分に合う仕事を探している求職者と求人活動をしている企業の情報をそれぞれ集め、お互いに明確なメリットがあるお仕事探しができる人材情報サービスです。



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