果樹園のキッチンカーはフルーツの量が度を越してる。「御舩果樹園 」の恋するシャインマスカットパフェ
公開日: 2021.09.20
ライター:羽田さえこんにちは、農家さん取材がブームの羽田です。
今回は宇土半島、宇城市不知火町へ行ってきました。
「御舩(みふね)果樹園」は農家さんでありながら、自らキッチンカーでマルシェやイベントに出店。パフェに使うフルーツの使用量がハンパないという評判です。
どんなことになっているのか、取材してきました。
みふね果樹園なのに御船町じゃないというトラップ
さて、やってきました宇城市不知火町の松合地区。
江戸から明治にかけて漁業と醸造の街として栄えていた歴史があり、白壁の土蔵が立ち並ぶ街並みが美しい地区です。
みふね果樹園という名前から何となく御船町にあると思い込んでいたら、まさかの不知火町でした。
ちなみに「みふね」は地名ではなくお名前。御舩(みふね)さんが営む農園です。よく見たら漢字も違う。
ここは宇城市不知火町。熊本を代表する柑橘のひとつ「不知火(しらぬい)」発祥の地です。
集落の背後には段々畑が広がり、熊本の原風景とも言えそうな、何だか懐かしい雰囲気です。
眺めはすばらしいけど、ちょっとだけ怖かったです。
恋するシャインマスカット
御舩果樹園さんの特徴は、自分たちでキッチンカーを持っていること。しかも何かおしゃれ。隣に立つ山田まで心なしかおしゃれに見えます。
県内各地のイベントやマルシェに出かけて、おいしくて新鮮な果物をたっぷり使ったスイーツを出しています。
今回は特別に畑のすぐ近くで、取材用に作っていただきました。
噂の「恋するシャインマスカットのパフェ」(税込1,000円)をいただきました。めっちゃのってる。
恋するシャインマスカットパフェ、って名前もステキ。
宇土半島の日差しをいっぱい浴びて育ったシャインマスカットは甘くてみずみずしくて、贅沢なおいしさでした。
そして中に入ってるシャインマスカットの量が尋常じゃない。
そんなに入れます?と思わず聞いちゃうレベルです。こんなにたっぷり入れられるのは、生産者ならではかも。
しかも下の方にはチーズケーキが入っているというこだわりぶり。ただフルーツを詰め込んだだけでなく、手間ひまをかけておいしいバランスを追求しているのがすごいです。
続いては「恋するけずり巨峰」(税込700円)。こちらもアイスクリームと合わせていただきます。
その名のとおり、凍らせた巨峰を丸ごと削ったもの。皮ごと食べられて、甘みと酸味、巨峰らしいしっかりした香りが感じられます。ポリフェノールめっちゃ取れそう。
ひんやりしてシャリシャリした食感も楽しい。旬のおいしさをそのまま閉じ込めて、いつでもとれたての味わいをいただけるなんてステキです。
これなら旬を過ぎた季節でも、おいしい巨峰が食べられますね。
ちなみにメニューは旬のフルーツを使うため、季節によって変わります。これからは不知火の季節、新メニューも出るかもしれません。
お客さんに直接ありがとうって言われるの、うれしい
不知火畑をバックに、キッチンカーでの出店はとても楽しいと語る御舩さんご夫妻。
農作業をしているだけでは知ることができない、食べた人からの感想や感謝の言葉を直接受け取れる。キッチンカーには、そんなメリットがあるんですね。
キッチンカーで食べたフルーツがあまりにおいしくて、その場で配送の注文を入れるお客さまもいらっしゃるのだそう。
いきなり通販はハードルが高くても、マルシェで実際に食べてからなら納得して購入できそうです。
出店の予定はInstagramで発信中なので、チェックしてみてくださいね。県内各地のイベントやマルシェに出店されています。
と、そんなお話を聞いていたら…
どこからか飛んできたカマキリが頭に止まってもまったく動じない御舩さん。
心広すぎ。何ならちょっとヘアアクセサリーみたいになってました。
ちなみに御舩果樹園のフルーツは「道の駅うき」の物産館である「宇城彩館」でも買えます。取材時である9月上旬は、シャインマスカットが並んでいました。これからの不知火の季節も楽しみです。
さらに熊本市北区高平の「you+youくまもと」にも置いてあるそうなので、お近くの方ぜひどうぞ。
宇城市の御舩果樹園、チェックしてみてくださいね!
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