中央区黒髪にある「和味一心 響庵 キ、キ、キ」。かの有名な大阪の老舗「なだ万」や京都の「松露亭」で修行を積んだ店主が、29歳の若さで独立し、開業したという素敵な日本料理のお店です。
立田山近くにたたずむ隠れ家
立田山自然公園・泰勝寺から熊本大学に抜ける道沿いに、ひっそりとたたずむ「和味一心 響庵 キ、キ、キ」。車で通ると気づきづらいお店で、まさに隠れ家といった風情です。
民家のような外観で、看板が目印。駐車場は道向かいにあります。
店内には、大きな窓があり、畳にイス・テーブル席。足腰に不安のある年配の方も安心です。
窓からは、手入れの行き届いたお庭が見えます。どこか懐かしさを感じさせるような落ち着いた雰囲気です。
ちなみに、店名の「キ、キ、キ」は、「季節を感じ 器に魅せられ 機会(であい)に感謝す」という「季・器・機」の三文字からきているそうです。
本格日本料理を存分に堪能!
平日の昼の響御膳は1,800円~、土日祝のランチはミニ会席3,000円~となっており、今回は3,000円の会席をいただきました。
先付けは、かぼちゃ饅頭。中には挽肉とチーズが入っており、手の込んだ一品。朱色の器も目を引きます。
続いては、さんまの甘露煮、柿の白和え、さつま芋の甘露煮、菊の花の和え物など、季節感たっぷりの丁寧な料理の数々。どれも感動するおいしさでした。だし巻き玉子も絶品で、今まで食べただし巻き玉子のナンバーワン確定!
刺身に茶碗蒸し、そして陶板焼きは、鮭・しめじ・さつま芋などが入っており、こちらも秋を感じさせてくれる料理でした。
ミニ会席でも文句なしのボリューム!
さらに、天ぷらは、定番のエビやかぼちゃに白身魚などもあって、食べ応えも十分!
ご飯物は、今が旬!ほくほくの栗ご飯に漬物とお味噌汁。
最後のデザートは、抹茶のムースに柚子ソルベ、梨の豪華3点盛り!
ミニ会席という名前ですが、男性でもお腹いっぱいになるほどで、ボリュームも十分!食べながら、じわりと幸せも噛みしめられる珠玉の料理でした。
まとめ
季節を感じられる丁寧な料理に、その料理を引き立てる器。日本料理の醍醐味が凝縮されたような「和味一心 響庵 キ、キ、キ」。ゆったりとした気持ちで、五感で食事を楽しむという至福のひとときが味わえる、隠れた名店です。ランチだけでなく、祝事や法事等で利用されるのもおすすめです。
■和味一心 響庵 キ、キ、キ■
TEL 096-343-1025
住所:熊本市中央区黒髪4丁目9-1
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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