【熊本市中央区】誰もが後ろ髪をひかれる!?看板が控えめすぎるカフェ「京珈琲」
つい先日の出来事。
熊本城方面から四方寄熊本線(県道303号)を植木方面へ北上していると、京町本丁バス停に並んでいる人や通りすがりの人が振り向きながら気になっているお店を発見。
後ろ髪を引かれている紳士のそのお気持ち、よくわかります!!
だって、通りすがりくらいでは 中が見えづらいんですもん・・・
お店ならきっとアカウントがあるだろうと、インスタで検索してみてもコーヒー屋さんだということ以外は
う゛〜ん、よ〜とわからん???
「百聞は一見に如かず」ということで突撃してきました!!
看板が控えめすぎる。
こちらが、京町本丁バス停のすぐ横に9/25にオープンした 京珈琲
京陵中学校近くの肥後銀行がある交差点付近なので、わりと分かりやすい場所にあります。
しかし通りから確認できるのは、この控えめすぎる看板のみ。人見知りの自分にとって初見で入店するのには、なかなかハードルの高い洒落た雰囲気です。
店休日や営業時間に変更がある場合は、Instagramのストーリーズやハイライトでお知らせされるのでご来店前にチェックをお忘れなく!
店内は、グレーやブラックに木製の腰壁や家具でシックにまとめられた落ち着いた雰囲気。
レジ横には、コーヒーフィルターやドリッパー・お手入れがしやすそうなビーカーサーバーなどの器具が並んでいます。このフラワードリッパーは、同じ1杯用でも高さが違うだけで味や風味が変わるというから驚き!
200g/目安金額1,280〜1,700円(税込)
その時期の収穫量によって種類(価格)は変動するそうですが、大体10種類以上の珈琲豆が販売されているそう。こちらの200g入りのものから
1パック 150円(税込)
その日の気分でいろんな種類のコーヒーを飲みたい方、飲み比べてお気に入りを見つけたい方などに嬉しいドリップバッグも販売されています。
4個入りのギフトパック(税込400円)や、MAX10パックが入るBOX(箱代300円)などもギフトとして喜ばれているそうですよ。
壁際には、荷物置きがあるテーブルが5つとベンチタイプの椅子がありイートインも可能。
※満車の場合は、近隣のコインPをご利用ください。
この日はあいにくの雨でしたが、店舗内に駐車場があるので傘をささなくても濡れることなく入店できるのは嬉しいポイントです。しかも店内からも見えるので、愛車を眺めながらくつろぎたい方にもおすすめ。
そして外からは見えづらい木の格子ですが、中からは街並みを眺めるのにちょうどよくすでに居心地がいい。
いざ、出陣!!笑顔の珈琲とケーキに癒される
では、戦いの舞台へ正面突破!「頼もう〜」
と思ったら・・・
他にもお客さんがいたので順番待ち。よかった〜案外、優しそうな店主さん。
ラテやキャラメルマキアートも美味しそうだけれど、ここは王道のハンドドリップコーヒー(Hot)を注文。自分の好きな豆を選べますが、何を選んでいいか全くもってわからない・・・
そんな時に便利なのが、グアテマラを基準に酸味や苦味・コクのバランスを表したコーヒーテイストマップ。
さらに、焙煎された珈琲豆の見本とそれぞれの特徴が書かれたPOPを見ながら自分の好みにあった豆を選びます。
こちらのPOPに書かれているチョコレートやカカオ・フローラルなどと表現された、 コーヒーの香りや口に含んだ瞬間に感じる印象 を表したフレーバーという項目も分かりやすくていいですね。
今回は、「酸味より少しだけ苦味があってコクのあるものを」という私のリクエストからお勧めしていただいた山口農園の日本人が作ったブラジル珈琲を注文。
あ〜このコーヒーを淹れている時の香りって 癒される。
「はい!お待たせしました。」
満面の笑みでコーヒーを渡してくれたのは、Baristaのまなんさん。コーヒーを淹れてもらいながら会話が弾み待ち時間も楽しく過ごせました。
Hot coffee 500円・バスクチーズケーキ 550円(税込)
今回は、ブラジルコーヒーと一緒にバスクチーズケーキをペアリング。
コーヒー特有の苦味がほんのり感じられる後味で、雑味のない優しくて飲みやすいコーヒー。この日は気温が低かったこともあり、コーヒーの温かさと香りでリラックス効果は抜群。
こちらのカフェで人気のバスクチーズケーキは、表面がサクッと中はフォークがスッと入る柔らかさ。京珈琲オープンをきっかけに、コーヒーに合うケーキ作りを始められたというまなんさんの手作りだそうです。
表面の香ばしい風味と中の舌触り滑らかなコクのある味が、ひとくちで口の中に広がります。この濃厚な味わいが、コーヒーのほろ苦さと最高の組み合わせ。人気があるのも頷けます。
コーヒー以外にも、夏場に人気がある優しい炭酸でスッキリ爽やかな後味のレモンスカッシュ500円(税込)も注文。
メニューには、りんごやオレンジジュース・ココアなどのドリンクや、アフォガードやチョコテリーヌなどコーヒー以外のメニューもあります。
自然と人が集まる空間づくり
取材日にも「実は、気になっていたカフェでコーヒーを飲んでから来たんです。」と話すコーヒー好きなまなんさん。
ある日お気に入りのカフェのコーヒーの味が変わったことに気づき、新しいお店を探すことに。その時に出会ったのが、今でも珈琲豆を仕入れている K COFFEE ROASTERS さんだそう。
実はそこの焙煎士こそが、まなんさんが通っていたカフェでコーヒーを淹れられていたということが発覚。そんな不思議なご縁から、K COFFEE ROASTERSで働いたのち今の京珈琲をオープンされたそうです。
元々は、お米屋さんだったこちらの店舗。12月の閉業時にオーナーを通じてまなんさんにお声がかかり、地元でもある京町ということで思い切ってカフェをオープンすることに。
綺麗な石畳やガラス戸・腰壁などはそのまま残し、壁面と合わせて塗装をするだけで一気に現代風のおしゃれな雰囲気に生まれ変わりました。
残せるものを上手に活用しながら新しいものをプラスすることで、とても居心地の良い空間となった京珈琲には、取材中も入れ替わり立ち替わりたくさんの方が集まっていました。
普段から近隣学校の保護者や子連れの方・近所のおじいちゃんおばあちゃん、通りすがりやバス待ちの方など年齢層や性別も様々な方が来店されるそうです。
最初にお湯を注いだときに1番豆の良さが出るので、 「優しく・大事に・美味しくな〜れ」 と思いながら淹れられているというコーヒー。丁寧に抽出され、必ずテイスティングで味を確認してから提供されている姿やどんな方とも笑顔で気さくに話されている姿が、とても印象的で安心感さえ覚えました。
そんな居心地の良い空間で、ホッとひと息休んでみてはいかがでしょうか?
京珈琲
ライター紹介
ogin
なかなか昭和から抜け切れずにいるogin。人の想いや温もりに触れることが好きで、頭の中でひとり情熱〇陸を繰り広げる日々。泣いたり、笑ったりしながら楽しく生きています。
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