突然ですがお尋ねです。
Q:天草が生産量日本一(一説には世界一?)なものってなーんだ?
A:陶石(陶磁器の原料)!
意外に知られていないのですが、実は天草の陶石は全国の約80%を占めています。
その陶石からつくられる、唯一無二のアクセサリーがあると聞いて、天草まで行ってきました。
海と空のような青いお店
天草の商店街「銀天街」がある通りから一本入った路地にあるお店「アクセサリーKOIKE」。
天草の海のような綺麗なブルーが目印です。
わあ…!
お店の中は、南国リゾートのように色鮮やかで、過去の作品の写真も並びます。
オーナーの小池さんは、昭和57年からアクセサリー専門店としてお店を営み、この道一筋。
5年前から現在の場所に移転して、ご自宅の1階を店舗にしています。
「天下無双の上品」とは
江戸時代、日本のダ・ヴィンチとも言われる学者の平賀源内から「天下無双の上品」と言わしめた天草陶石。
既製品の仕入れるだけでは物足りなくなった小池さんが、白磁と銀を組み合わせたアクセサリーを作り出したのは2000年から。
始めは白磁の美しい白いアクセサリーばかりだったのが、お客さんの希望もあり色付きのものも始めたそう。
「ところがそうなると今度は白が売れ始めるんだから、面白いですよね」
と、楽しそうにお話ししてくれる小池さん。
焼きあがったばかりの白磁も見せてもらいました。
形成や乾燥、素焼きなどの工程を経て、本焼きと呼ばれる最後の焼き上げは地元の窯元にお願いしているそうですが、安定して作れるようになるまでは大変だったと言います。
なかなかイメージ通りの純白にはならず苦労したことも。
今では天草のふるさと納税返礼品にも選ばれるほど人気が出て、県外からもお客さんがやってきます。
最近は、陶石の原石をそのままアクセサリーに。
白磁とは反対の、ワイルドな魅力がありますね!
誰でも身に着けられる「自分だけのお気に入り」
アクセサリーのチェーンはアレルギーフリーのものや紐を使用し、気に入った人が気にせずつけられるようにと作られたアクセサリーは、美しいだけではなく心遣いに溢れています。
お店の一角は小池さんの作業スペース。
簡単なサイズ調整なども相談に応じてくれます。
「服がシンプルでも小物が面白ければ目を引くし、それが会話の糸口になれば嬉しい」
と語る小池さん。
天草陶石の魅力や歴史、アクセサリーを作る時の楽しさなど、沢山お話ししてくださいました。
取材で沢山写真を撮りましたが、実物を見る魅力に勝るものはありません。
ぜひ、天草に行った時は「アクセサリーKOIKE」に行ってみてくださいね。
もちろん、お店に行くのをメインにプランを立てるのもおススメ!
なお、お店でのお支払いは現在は現金のみなので、お出かけの際はお気を付けください。
アクセサリーKOIKE
住所 | 熊本県天草市中央新町1‐5 |
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営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 第1・第3木曜日 |
電話番号 | 0969‐22‐3865 |
ライター紹介
lico
リコと読みます。本と映画と手仕事好きな食いしん坊で呑兵衛。気になる情報があればどこまでも!
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