川に、竹で編んだ簀(す)を設置して、そこに落ちてくる鮎を捕って漁を行う甲佐町のやな場。観光名所にもなっていて、やな場に併設されている食事処で鮎三昧を楽しんできました。
やな場と清流の風景に癒される
標識に従って甲佐町やな場を目指すと、大きな看板に出迎えられます。駐車場も広く、やな場の人気ぶりがうかがえます。
「鮎料理」の大きな看板がある入口から店内に入ると…
目の前にやな場が登場!川には簀が敷かれ、落ちてくる鮎たちを待ち受けています。食事をする場所はかやぶき屋根で、自然と調和した雰囲気が素敵です。
趣のある店内
木造の落ち着いたお店の中には、あちこちに花が飾られていて心を和ませてくれます。
こういったさりげない花が、よい意味で質素な建物に彩りを与えてくれています。食事場所は川沿いに設けられていて、開放感のある畳のお座敷です。
鮎料理の数々に舌鼓
鮎のコースは、松・竹・梅、その他単品もありましたが、今回は竹を注文してみました。内容は、塩焼き・味噌焼き・南蛮漬け・お刺身・お吸い物・うるか・鮎めし・香物・早川わんこソーメンという「これでもか!」と言わんばかりの鮎料理の数々…。お酒を飲む人には、南蛮漬けとうるかを先に出してくれる、といううれしい配慮も!
鮎の内臓を塩漬けにした塩辛で、お酒に合う一品です。お酒を飲む人は、うるかと南蛮漬けをつまみながら料理を待つ時間も贅沢に楽しめます。
待ちに待った竹コースが運ばれてきました
ところせましと並べられた鮎料理の数々に、心が躍ります!
塩焼きは、少し苦味のある緑色の蓼酢をつけて食べるそうでなかなか乙な食べ方です。鮎は焼きたてであたたかく、身はほくほくで格別でした!
何と言っても目玉は、新鮮だからこそ食べられる鮎のお刺身!さっぱりと食べられて甘みもあり、こちらも期待を裏切らないおいしさでした。鮎の味噌焼きはこっくりとした濃厚な味で、また違った味わいを楽しむことができました。そのほか、南蛮漬け 鮎ご飯 だしのきいた上品なお吸い物も絶品!思う存分、鮎料理を満喫しました。
鮎の頭、骨、内臓と、残さずすべて完食!丸ごと食べられるのが、川魚の魅力です。お腹も心も存分に満たされました。
まとめ
とれたての鮎を、思いっきり楽しめる甲佐町のやな場、京都の川床を思わせるような風流な場所で、とても素敵でした。10~11月は、産卵のために川を下る「落ち鮎」のシーズンとなっています。やな場で鮎が食べられる期間も残りわずかです。人気の食事処ですので、1度行かれてみてはいかがですか?
■甲佐町やな場■
11:00~20:00
TEL
096-234‐0125
住所
熊本県上益城郡甲佐町豊内19‐1
地図
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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