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そういえば「マチ」って誰が言い出した?タンクマからサイテー男まで徹底調査!

ライター:ムトー ムトー

最近行ってますか?マチ。

コロナ禍もあって以前のように気軽には…という方も少なくないでしょう。

私も「あー最近マチ行ってないな」なんて思っていたのですが、そこでふと思ったのが、そういや「マチ」ってなんだ。という点。

なんとなく並木坂、上通、下通、シャワー通りを総称して気軽に呼んでいましたが、そもそもこれ誰が名付けたワードなのかと疑問に思ったのです。

そこで今回は「マチ」の謎に迫ってみたいと思います!


美味いカレー作るタンクマ元編集長に聞いてみよう

今回「マチ」について詳しく調べるにあたり、様々な年齢の方に話を伺ったのですが

50代以上の方が口を揃え「私たちが小さい頃にはマチやら言葉なかったごたるー。下通で買い物してきたーとか、そがん感じ」とおっしゃられるのです。もちろん今では「マチ」とは呼んでいるけれども、少なくとも幼少期にそのような呼称はなかった、との事。

ということは、恐らく1980年代あたりに生まれた俗語ではないかと推測されます。

その時期で熊本のムーブメントを作っていたといえば、ご存じタンクマ。

そこでタンクマ元編集長である小崎さんが経営している「カレー屋こもく商店」まで行ってきました。

詳しいカレー情報は以下の記事を参照ください。

人気の“イベント限定”カレー屋「こもく商店」が満を持して常設店舗オープン!これは行くしかないでしょ。

このカレー、もう食べる野菜スムージー。うめえ。

「違う。今日はカレーを堪能しにきたわけじゃないんです」

「いいよー。なんでも聞いてー」

「マチってワードの発祥ってタンクマなんじゃないかと踏んでここまできました。実際どうなのでしょうか」

「あははは!誌面上に落とし込んだのは確かにうち(タンクマ)だね!」

時は1980年代。シャワー通りではセレクトショップ、並木坂では古着屋が並び熊本も高校生も元気だったころのお話。

当時、繁華街のことを「市内」と呼んでいた人に対し、アンテナの高いオシャレな方が「市内って何それ(笑)むしろマチじゃね」なんて言葉遊びをしていたのが始まりなんだとか。その言葉を聞いた小崎さんがタンクマに「マチ」と表記したことで広まりました。

「ちなみにいつ頃だったかって具体的に覚えていらっしゃいます?」

「いつだったかなあ…1980年代ではあった気がしますよ。」

あらやだフンワリ!!

お礼をし、次に向かうはもちろん

タンクマ編集部があったウルトラハウス本社ですわ!

バックナンバーから探れ!

タンクマなくなったってイメージですが、あくまで休刊ですからね。廃刊になったわけじゃないので、まだ本社の電話も生きているはず。そしてきっと本社には過去のバックナンバーもあるはずなんですよ。

てことで

やってきました!!ウルトラハウス!

「見つかるまでマジでやる気なんすか」と聞かれましたがもちろんじゃないですか。あわよくば過去の内容みてノスタルジーにも浸りたいし。

物々しい雰囲気の中

いよいよ御開帳。

まず1979年の創刊号から見ていくことに。かれこれ40年以上の歴史があるので確かに壮大な作業になるのは必至。

さあ街に飛び出そう!ってさっそく創刊号に記載されましたが、でもこれ今でいう「マチ」の概念じゃない気がする。一般的にも使う文言ですもんね。なんか違う。

「ぶっかき夏」という意味がよく分かりませんが、きっと汗をぶっかく夏!って感じですかね。ワードセンスが最高です。

ウルトラハウスわくわく横丁事業部 松木さんにも立ち会っていただきました。

その後も色々な号を見ていたのですが

フリオ…?青ニャン…?

青ニャンの謎は解けました。なるほど。

なかなか今思いつかない企画です。「仏さまに見守られて」とか、秀逸のワードじゃないですか。

その後も非常にパンチが効いた企画ばかり。今ではもう絶対無理な感じですよね。コンプラとかせからしいんで。あれでも肥後ジャーナルにコンプラなんてあったっけ。

いよいよ発見。

「ムトーさんありましたよ」と声をかけられ確認すると

あった。ご覧ください。「街は僕んちのお庭」と。このマチの使い方は間違いなく現在のそれ。

当時アンテナ高い人が言っていたと小崎さんもおっしゃってましたので、きっとこの方がカギなんですよね。

ということはこの「工大・九東大における”サイテー男”の5つの条件」という特集に出ている「熊本最低男同好会会長」に話を聞かなきゃいけません。

「あ、連絡つくかもです。ご本人かどうか分かりませんが」

ウルトラハウス ブライダル事業部 若林さん

さすが時代を作ってきたタンクマ。

早速ご連絡を取ってもらったところ、やはりご本人。「本当に若気の至りだけん!無理!!」とおっしゃられてましたが顔出しなしの電話取材なら、とお引き受けくださいました。

サイテー男に教えてもらおう

さっそく後日電話取材開始。

「わー!取材受けたのは覚えてるけど、全然何話したのか覚えとらん!」

あんなに熱く「1+3の法則」とか語ってたのに、覚えてないとはこれいかに。とりあえずサイテー男に記事内容を読み上げましょう。

「なんそいつ。最低ね!」

「それあなたが言ったんです。でもいいんですよ。サイテー男同好会会長なんですから、何一つ間違っていません」

「そうね!」

という最高の会話まで生まれたところで、ようやく本題。

「ところで、マチというのはサイテー男さんがつけられたんですか?」

「いや私じゃないですね。いつかなあ…中学の時、先輩がすでに言いよらした気がします。本格的にマチって言いだしたのは高校の頃やけん…1981年からかな」

やはり80年代であることには間違いないようです。しかしこの時代、元気だったんだなあ。羨ましいです。

引き続き情報求む!

今回調査した結果は以下の通りです。

・アンテナ高いオシャレな層が「マチ」と言い出した。

・1980年代にはすでに市民権を得ていた。

・それをタンクマが誌面におとした。

結局誰がいつ言い出したのかまでは調査できず…。でも繁華街を「マチ」って呼んでいるのも熊本特有ですもんね。

ぜひ「そういやマチって言いだしたの自分だわ」って方、おられましたら肥後ジャーナルまでご連絡をくださいませ!よろしくお願いいたします。

ライター紹介

ムトー

ムトー

肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。

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