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とじる
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下通、銀座通りを歩いていていると、ふと目に留まる建物。

こちらは2026年2月にオープンした「夏目パージアム」

夏目漱石にまつわる展示の他、何やら「夏目漱石と会話ができる」という噂も聞いて行ってきました!

夏目パージアム①人柄を知り好きになる「常設展示」

鉢植えの大きな植物がお出迎えする玄関。

ミュージアムショップ(後ほど紹介)を抜けた先に、夏目パージアムがあります。

入場料は大人1,000円、中高生 500円、小学生以下無料 。

但し、ホテルTAUへの宿泊者は無料で入場できます。

コースは①常設展示 ②漱石シアター ③AI漱石 ④リライト展示 ⑤企画展の5つのコーナーで構成されています。

そもそも「夏目パージアム」の「パージアム」って何ぞや?という話ですが、

これは「パーソナリティ(人柄)」と「ミュージアム(博物館)」を掛け合わせた造語。

文学作品からではなく、エピソード展示から漱石を読み取る…というもので、

例えば①常設展示が始まってすぐのこの「ジャム」。

これは「漱石は甘いものが好きで1ヶ月でこの量のジャムを消費していたそうですよ」

という漱石先生甘党エピソード。

そしてこのコーナー、

他にも「甘党の文豪、夏目漱石」と題されてアイスクリームが好きだった話などが展示されています。

こういったエピソードを紹介することで「遠い昔の小説家」としてではなく「そんな一面もあるんだな」と身近な人物に感じて、

そこから漱石自身や作品へと興味が広がっていきそうです。

他にも、漱石がこだわった本の装丁の展示や

実際に触れる、漱石の口髭ファッションの変化などちょっと他では見ない展示が沢山ありました。

個人的に大ウケした漱石の周りの人々のエピソード展示。

内田百閒の夏目漱石コスプレなんて初めて知った話ですよ。

②漱石シアター「ある猫の白昼夢」

こちらでは漱石作品3作品をモチーフにした映像作品を展示。

座ってゆっくり見ることができます。

美しい映像と音楽。

作風も、水彩風や

浮世絵を思わせる色使いなど、作品ごとに異なる特色があります。

これらをすべて見ても5分ほどと短いので、展示の合間の小休憩にもぴったりです。

③AI漱石「聞いてください、夏目先生!」

映像コーナーの隣にある、小部屋。

ベンチと、お茶があります。

こちらはなんとAI夏目漱石とお喋りすることができるという画期的な体験展示。

ベンチに設置されているお茶を取ると会話がスタート。このお茶をマイクとして使用します。

このAI漱石先生、夏目漱石にまつわる質問だけではなく、

子どもの保育園行き渋りといった日常生活の悩みにも答えてくれます。

しかも漱石自身の言葉やエピソードを交えて。

ちなみに声は出来るだけ夏目漱石に近い声にするため、

夏目漱石の孫の声を学習させているというこだわりです。

④リライト展示「新訳『草枕』」

明治30年の年末に漱石が小天温泉(現在の熊本県玉名市)へ旅した体験を基に書かれた作品「草枕」。

夏目作品の中でも読み解きにくい作品を現代の作家の手によりリライト(新訳)するというこちらのプロジェクト。

初回となる第1章・第2章を手掛けたのは詩人であり小説家としても活躍されている、最果タヒさん。

草枕は全13章からなるため、今後はどんな方がリライトに携わっていくのかも楽しみですね。

⑤企画展

夏目パージアムの最後は、定期的に内容が変わる「企画展示」コーナー。

訪れた際には第二弾となる「猫と先生-『吾輩は猫である』から覗く人間・夏目漱石」を開催していました。

印象強いページに付箋がついている、本の展示。

作中に出てくる小道具。壁には人間関係の相関図。

餅。

時期によって開催内容が変わるので、何度来ても楽しめますね。

グッズも色々!ミュージアムショップ

夏目パージアムの外にはミュージアムショップがあり、

こちらは入館料を払わなくとも利用できます。

こちらのグッズ売り場、色々展開していてここを眺めているだけでも楽しい。

ビール、サイダー、キャンディーなどの飲食物

カンバッジ、マグカップ、Tシャツなどのグッズ

手ぬぐい、トートバッグ。

この猫のロゴをデザインしたのは、花束のような苺ラングドシャ「オードリー」のパッケージなどを手掛けるKIGI(キギ)。

とぼけた抜け感のある顔が癒されますね。

展示もされていた最果タヒさんの新訳「草枕」(1,2章)も販売しています。

5,000冊超の無料本棚「TAU Library」

ミュージアムショップも夏目パージアムも楽しかった…

と、ここで帰るのは勿体ない。

エレベーターで4階に上がります。

「本でひとやすみ」と書かれたこちらのフロア「TAU Library」

夏目パージアムの入場料を払った人と宿泊客は無料で利用できます。

夏目漱石作品だけではなく、

「熊本を歩く」「漱石をほどく」「文化とつながる」をテーマにセレクトされた様々な本が並び、

冊数は5,000冊以上。これからも増えていく予定です。

漫画も約2,000冊あり、漫画喫茶のよう。

宿泊客は部屋まで持って行くこともできます。

児童書や絵本コーナーも充実。

ちなみに小学生以下は夏目パージアムもTAU Libraryも無料です。

コーヒー、ココアなどのソフトドリンク無料サービスあり。

アルコールも有料で販売しています。

夏目パージアムの入館時間は10:00〜18:00ですが、

ライブラリーは10:00〜21:00と少し長め。

席数もたっぷりあるので、街歩きの途中にも立ち寄って一息つきたい空間です。

社長の祖父の代から続く、漱石との関係性

夏目パージアムとHOTEL TAU, KUMAMOTO(ホテルタウ熊本)を運営するのは「株式会社谷脇ビル」の佐藤達郎社長。

社長の祖父は、この場所の「漱石ゆかりの地」記念碑を作成したり上熊本駅の夏目漱石像に携わりました。

先々代から夏目漱石関係に縁が続いているんですね。

佐藤社長は株式会社ひらくが手掛ける「文喫」六本木に感銘を受け、

夏目パージアムプロデュースの話を持ち掛けました。

熊本市や崇城大学なども協力し、産官学が一体となったプロジェクトとして実現。

熊本の新しい文化施設として誕生した、夏目パージアム。

読書の秋にふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

夏目パージアム

住所

熊本県熊本市中央区下通1-7-18 ホテルタウ熊本1F

営業時間

10:00〜18:00(最終入館 17:30)

定休日

休館日: 不定休(インスタグラムにてお知らせします)

Instagram

https://www.instagram.com/natsume_perseum

電話番号 096-322-2211

ライター紹介

M

M

好きなもの。猫と謎解き、本と人。

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