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とじる
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とじる
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とじる

農業大国といわれている熊本ですが、実際にどのような苦労があって消費者である我々に商品が届いているのか。それを語れるほど何も知らないことに気づきました。

机上の空論よりも、現場での経験。

実際に種まきから収穫、そしてどのようなことを行うのかをリアルに体験することによって、見えてくることがあると思うのです。

そこで今回

八代市氷川町の「ミヤザキファーム」さんに

「うちのロリィタに農業を体験させてもらえんすか」とお願いしたところ

「面白そうだからいいっすよ」

と、あっさりとご承諾いただけました。ということで2021年肥後ジャーナルの新企画「ロリィタ農業」始めます!


知らぬは本人だけ

さて、受け入れ先に快諾いただけたものの、肝心な本人に話をしてなかったなと気づき、もう現場である八代まで呼び出しました。

「一体何の御用でしょうか?」

「言さん、ここどこでしょ」

「八代ですよね。「話があるから氷川町までこい」って言ったのムトーさんじゃ」

「八代の名産といえば?そう、ご存じトマト。今から1年くらい、言さんには農家になってもらいます」

「え?」

「わかります。心配なのはお洋服のことですよね。でもご安心ください。そのままの言さんを受け入れてくれる農家さん頑張って見つけました。それではご登場ください!!宮崎さーーーん!!!」

今回の受け入れ先農家「ミヤザキファーム」の宮崎修太さんです!!

「言ちゃん!一緒に頑張りましょう!」

「え。あ、はい」

こちらもすぐに受け入れてくれました。さすが肥後ジャーナル魂。

今回受け入れてくれる「ミヤザキファーム」の宮崎さん。飄々とした印象ですが、実はすごい人で

ミニトマトのほか宝石トマトやメロンなどを栽培している熊本の若手農家では知らない人はいない!って言っていいほど農業のPRに一役かっておられる方。

「農業が子どもたちの憧れの職業になる日を目指す」を目標に、同じ志をもつ若手農家と「AGRI WARRIORS KUMAMOTO」(アグリ・ウォーリアーズ・クマモト)を結成しました。

お仕事はキッチリされるのに、考え方はめちゃくちゃ柔軟!

ミニトマトよりも小さいマイクロトマトも作っています。

「柔軟すかね(笑)」

「柔軟ですよ。でないと、出会ってすぐの人を「住み込みでもいいよ」とか言わないですよ」

「あ~うち家族中で慣れてるんですよ。結構色んな人くるんで。じゃさっそく畑から行きましょうか」

ではデビュー戦

まずはミニトマトを収穫しているハウスに向かう事に。

今の時期は6月までミニトマトの収穫時期。パートさんと一緒に今回は言も一緒に収穫のお手伝いから初めてみることにしました。

とはいえいかんせん素人。そもそもどうやってトマトを収穫するのかすらわかりません。

「茎の部分に節があるので、そこを折る感じ」

「なるほど!では早速…」

「あ、でもトマト収穫しよったらアクが手につくもんね。服とかについたらホントとれんけん、手袋とか腕抜きしたがええかも」

かわいい腕抜きを借りてさっそく開始。

「…」

「言さん、なんか話してください」

「いや本当にこれ無心になれますよ。おすすめ。だって見てください。こんなにまだ収穫しなきゃ」

1人黙々と作業を行う言。

「このトマトはどこに向かうんですか?」

「関西圏ですね。兵庫とか大阪とか。収穫したらその日に出荷するんで、完熟した状態で出荷してますね」

収穫したトマトは箱に詰め

梱包し

宅急便まで持っていきます。軽々持ち上げてますがこれ15キロ。

「小ロットでもうちは対応しとるけんですね。あああああ!!!てか本当大丈夫!?言ちゃん!」

「…っす!」

なぜか言を見て耳を赤らめるヤマトのお兄さん。

無事、八代のトマトが関西圏の方に届きますように。

氷川町の方々の器の大きさよ

この時期は、収穫→出荷を繰り返していくのですが、それも6月まで。

このように年間をとおし、行う作業は変わってきます。

大変なお仕事には変わりありませんが、それでも昔と比較したら作業自体、楽になるアイテムも出てきたりしているのだそう。

「うちのモットーは「きつくない農業」ですから。ベテランパートさんも数人おんなは…あっ紹介しとらんやった!!

みんな~~!!新しい子紹介しますよー!」

「はじめまして。言と申します」

「あらあらら。はい、こちらこそよろしk…」

「あら!!!きゃわいい!」

「アッラ~~~~!!!!」

「あた、お人形さんかい」

「いえ人間です」

「あららっららっらららっららら!!ま~~~かわいい!」

この日こられていたのは、てるみさん、みずえさん、まきさん(氷川町のキャンディーズ)と、としゆきさん。

「言ちゃんね、目が赤いのはトマト色のカラコンしとらすと。知っとる?カラコン」

「知っとる!あれでしょ?色がついたコンタクトレンズ!私たちがわっか頃からあった!!!」

「絶対嘘だ」

「ほんとよ!」

氷川の方々はとても明るく働き者。初めて会った言のことも会話に交え、和やかに時間は過ぎていきました。

初めて会った数時間後に一緒にご飯

そしてあっという間にお昼ご飯の時間。一緒に食べましょというありがたいお誘いがあったので、お邪魔することに。

それではここで受け入れ先であるファームのミヤザキファームの家族構成をご紹介します。

この構図クドカンのドラマっぽくて好き

まずは笑顔がかわいいおばあちゃん。以前はい草作ってました。

「私は長靴で鶴屋にも行く」と言い張るムードメーカーなお母さんと、言がくることを本気で何も知らなかったお父さん

帰国子女の奥様と2歳の指を練習中のハルマくん

の、合計4世代!

最初はモジモジしていたハルマくんも次第に心を開いてくれ「こっちゃん(ことちゃん)!こっちゃん」ってなついてくれました。マジかわいい。

次回から本格始動!

コロナ禍であったりと、世間はなにかとざわついていますが、こんな時に重要なのは初心に戻ること。

「仕事は楽しくせんとですね」とおっしゃる宮崎さんと一緒に、トマトやメロンなど熊本の特産品といったを作物を1年ガッツリとご紹介していこうと思います!

今後農作業をとおし、20代一般女子の言がどう進化するのか。

どこのサイトでも伝えきれていないような農業のリアル。

そして、氷川町や住む方の魅力などをお届けできればと思います!よろしくお願いいたします。

ライター紹介

ムトー

ムトー

肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。

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