熊本が老若男女オレンジに染まったRUN伴認知症の方に優しい社会を!
以前、肥後ジャーナルでイベント告知として取り上げた「RUN伴(らんとも)」。
これは、認知症の方に優しい社会をテーマにした日本最大級のイベントです。認知症の方やその家族、医療関係者ら、そして地域住民が一緒になり、たすきを手渡しながら日本縦断することで、認知症の人も地域で伴に暮らす大切な隣人であることを実感できるように取り組んでいます。2011年にスタートし、少しずつ全国各地に広がりをみせ、13000人を超えています。詳しくは以前の記事でも紹介していますので、どうぞご覧ください県内各所で開催され、11月3日には錦町と、あさぎり町、4日には水俣市、5日には人吉市で開催。そして11日には荒尾市、長洲町、玉名市、八代市、宇土市、宇城市、熊本市で同時開催されました。今回は、熊本市東区の様子を見にいってきました。
参加者全員が寄り添いながら、目的地へ
熊本市では各区から熊本市役所(中央区役所)前を目指しました。
認知症高齢グループホーム バニラハウスを9時30分頃スタート!
子どもがランナーにタスキをかけている光景は思わず心がホッコリしました。
小山郵便局、長嶺コミュニティセンター、ローソン熊本日赤通りを通りタスキを繋いで行きます。
参加者は目標地点までは、それぞれが自転車や車椅子など、さまざまな移動手段で進んでいきます。
車椅子で参加された方も、他の参加者らと寄り添われながらゴールを目指します。喜びや達成感を共有することもRUN伴の魅力です。
コース沿いにある保育園では、園児たちも笑顔で応援してくれました。
東区は山之内中央公園がゴール地点でした。参加者全員が笑顔のゴールでした!
休憩所になっていた「あやの里」にも飲食店がならび、とても賑わっていました。
この後、東区は13時30分から中央区役所に集まる為、出発しました。垂れ幕も見かけましたが沢山のメッセージをみると優しい気持ちになります。
中央区役所前にみんなで集まり、ゴール!
中央区の参加者らがゴールした後、東区、北区、西区、南区・・・続々と各区の参加者が集まってきました。
到着した時の笑顔でハイタッチをするなど達成感を感じる様子でした。
まとめ
認知症の方や、その家族だけではなく、地域住民も含めた皆で同じ目標を達成することで、共通の達成感を得られます。これまで周囲に認知症の方がおらず、先入観だけでマイナスイメージを持っていた方々も、同じ地域で暮らす隣人として、つながりが生まれていました。
認知症の方々を取り巻く課題も多い中、多くの企業や団体が協賛し、社会的な取り組みが進んでいます。今回足を運び、地域全体で支えていく温もりを感じました。こうした理解が深まることで、熊本がより暮らしやすい街になっていくのかもしれません。
ライター紹介
肥後ジャーナルライター
肥後ジャーナルらしいコンテンツをどんどん発信していきます!!!
記事シェア