週末は家族連れなどでにぎわい、順番待ちをしないと入れない回転寿司。タッチパネルで注文して、特急レーンで席に運ばれてくるお店が多いですが、なんと天草に、舟にのったお寿司が、川を流れて運ばれてくるお寿司屋さんがあるとのこと!気になっていってみたら、とっても味があって楽しく、かつおいしいお店でした!
席の前には小川がちょろちょろ
天草市にある「寿司ざこ家」。通り沿いに看板などは出ておらず、少し場所がわかりづらいので、ナビをよく見ていかれることをおすすめします。
店内は、Uの字のカウンター席のみで、カウンターの前にあるのが…
小川!!
川底には小石が敷き詰められており、時計回りに水が流れています。
お得な朝日丸セットが基本
お店のシステムとしては、お寿司10貫にお吸い物がついた朝日丸を注文し、足りない分を追加で注文するのが基本のスタイル。
板前さんが手際よく握ったお寿司は、舟の形をしたお皿に乗せられ、川に浮かべられます。
ぷかぷかと水に浮かび、流れてくるお寿司。
このアナログ感最高!!
やっぱり鮮魚を使ったお寿司は、新幹線レーンなどで運ばれてくるより、舟で運ばれてくる方がしっくりきます。
当然、舟の下は濡れているので、テーブルに舟用の座布団を敷いて待機し、舟をすくいあげたら、その上に置きます。しかし、板前さんが握るスピードも、舟がくる速度も速いので、次から次にお寿司が…
しかし、そんな場合でも心配ご無用!「くるのが早いようなら、取らずに流しておけば、一周まわってくるので大丈夫ですよ」と板前さん。あえて見逃して、また舟が戻ってくるのを待つのも楽しい時間です。
朝日丸についてくるお吸い物には、魚の切り身に豆腐、あおさが入っていて、だしのきいた優しい味です。
流れるお寿司のアイデアは、親方(経営者)の発案とのことで、この機械の製造は牛深の造船所!
こんな楽しいお寿司屋さん、子どもはもちろん、大人もわくわくしてしまいます。
お寿司をおいしくいただくコツがあるらしい
ではいただきます!と言いたいところですが…
「すしをおいしくたべるコツ」の案内板があったので、まずはこれを熟読。
・板前の顔を見ない
・ここのすしはうまいんだと思い込んでくう(うまくなかったらゴメン)
などのおもしろ項目がありましたが、時すでに遅し…。板前さんのお顔を凝視して、撮影までしてしまいました。
せめて、
・はしでくうより、手の方がうまい
の項目だけは実践しようと、手でいただいてみると…
お、おいしい…!!
うまいと思い込むのを忘れ、板前さんの顔も見ましたが、それでも美味です!
魚はマグロなどをのぞき、ほぼ天草の新鮮な地魚とのこと。ネタとシャリのバランスも良く、シャリも口に入れるとほろっとほどけて、そんなに謙遜されなくても…!というクオリティでした。
食後はセルフでコーヒーも楽しめる!味のあるお店
店内には、セルフサービスでいただけるコーヒーのサービスもありました!
置いてあったのは、コーヒーカップではなく、湯呑みだったので、コーヒーの粉とポットのお湯を入れて、インスタントコーヒーを作ります。まさか、お寿司屋さんの大きな湯呑みで、コーヒーを飲むことになろうとは思いもしませんでしたが、こんなサービスもまた楽しい!
レトロ調の電話もあったり…
会計時にお金を入れる箱も昔懐かしい箱で、雰囲気のあるお店でした。
通常1,000円の朝日丸は、ランチタイムは900円。さらに、「ホームページを見た」といえば、お寿司2貫サービスがあり、さらに精算時にも、にぎり2貫サービス券がもらえます。お得に楽しく、おいしい地魚のお寿司を味わうことができる、素敵なお店でした!
寿司ざこ家
営業時間 | 11:30~21:00 |
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定休日 | 火曜日 |
電話番号 | 0969-24-4034 |
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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