車社会の熊本で交通事故が起こりやすい場所は?
交通事故が発生しやすい場所を知れば、より快適な熊本の車生活が楽しめるのではないか?と思い実際に事故が多い場所を熊本県警の職員さんに聞いてきました!
職員さん曰く熊本市で一番事故が多い=熊本県で一番事故が多い場所になるそうです。さて交通事故が多い場所はどこでしょうか?
1位 代継橋際交差点
熊本市中央区下通2丁目7-25
こちらの交差点は、四差路交差点で橋側以外の方向からは交差点方向に向かって緩やかな上り坂となっています。
いつの時間帯も車が多く、渋滞しやすい場所になっています。
事故の被害状況ですが、この交差点は平成27年度の事故発生件数は9件になり右折直進の事故が1番多いです。
重傷事故が1件、軽傷事故が8件発生。第一当事者の年代は、64歳以下が8人、65歳~74歳が1人となっているそうです。
熊本県警の職員さんに聞いてみた!代継橋際交差点の原因と対策!
●右折車と直進車の事故
原因は対向車両の安全確認です。確認が不十分なまま進行し、直進中の相手車両に気づかず衝突するケースになります。
対策として右折する際は、対向進行してくる車両がいないことを十分に確認する事が大事です。
●追突事故
原因は前方への注意を怠ったため。安全確認のために停車した相手車両に気づくのが遅れて追突したケースになります。
対策として前方車両の動きをよく見ること、十分な車間距離をとることを心がける事が大事です。
●左折事故
原因は横断歩道付近のみの確認を行い、左方交差道路に対する安全確認が不十分のまま進行したためです。左方交差道路から進行して横断歩道を横断してきた相手自転車と衝突したケースになります。
対策として近くだけでなく、遠方から交差点に進入する歩行者等にも注意する事が大事です。
2位 九品寺交差点
熊本市中央区新屋敷1丁目14-29
この九品寺交差点の特徴としては四差路交差点になります。北西から南東にとおる道路の中央を路面電車が走っており、交差点の両端に電停があります。
朝夕の通勤時間帯に渋滞しているのも特徴ですね。
平成27年度の事故発生件数は8件、追突事故が多い場所になります。その他詳細は死亡事故が1件、軽傷事故が7件発生。第一当事者の年代は、すべて64歳以下となっているそうです。
熊本県警の職員さんに聞いてみた!九品寺交差点の原因と対策!
●追突事故
原因は前方の注意を怠った事です。渋滞のために停車した相手車両に気づくのが遅れて追突したケースになります。
対策として前方車両の動きをよく見ること!十分な車間距離をとることを心がける事ですね。
●右折車と直進車の事故
原因は対向車両の安全確認です。安全確認が不十分なまま進み、直進中の相手車両に気づかず衝突したケースになります。
対策として対向車線に車両がいないことを十分に確認する事です。
●その他
原因としては交差点において直進中、前方に対する動静注視を怠った為です。そして横断歩道外を横断中の歩行者に気づくのが遅れて衝突したケースになります。
対策としては電停利用者・酔客が横断歩道外を横断することもあるので、常に注意を払って運転する事です。
同率2位 流通団地入口交差点
熊本市南区御幸西1丁目108-1
こちらの流通団地入口交差点は、四差路交差点になります。東西道路は交差点の近くで5車線又は6車線と車線数が多いのが特徴です。
(詳細は右折レーンが2車線、左折レーン1車線、南北道路は交差点直近で4車線又は5車線あり、うち、右折レーンが2車線、左折レーン1車線)
交通量は多いですが、比較的スムーズに流れている交差点になります。
被害状況ですが、この交差点は、平成27年度の事故発生件数は8件です。左折直進の事故も多いですが追突や右折時にも事故が多いです。
詳細は重傷事故が2件、軽傷事故が6件発生しています。第一当事者の年代は、すべて64歳以下となっているそうです。
熊本県警の職員さんに聞いてみた!流通団地入口交差点の原因と対策!
●追突事故
原因としては前方への注意を怠ったため、安全確認のために停車した相手車両に気づくのが遅れて追突したケースになります。。
対策ですが前方車両の動きをよく見ること!十分な車間距離をとることを心がける事です。
●右折事故
原因としては安全確認不十分なまま進行したため、右折先の横断歩道を左から右に横断中の自転車と衝突したケースになります。。
対策ですが対向車線だけでなく、横断歩道や自転車横断帯についても注意を払う事です。
●右折車と直進車の事故
原因としては右折用通行帯が2車線あり、対向車両が確認しづらい交差点を安全確認不十分なまま進行し、直進中の相手車両に気づかず衝突したケースになります。
対策ですが右折する際は、対向進行してくる車両がいないことを十分に確認する事が大事です。
同率2位 水前寺公園前電停交差点
熊本市中央区出水1丁目1-23
こちらの水前寺公園前電停交差点は、四差路交差点になります。
北西から南東にとおる道路の中央を路面電車が走っており、交差点の南東側に電停があります。朝夕の通勤時間帯に渋滞しているのが特徴です。
事故の被害状況としては平成27年度の事故発生件数は8件です。右折直進の事故が多いですが出会いがしらの事故も多い交差点と聞きました。
重傷事故が2件、軽傷事故が6件発生しています。第一当事者の年代は、64歳以下が4人、65歳~74歳が2人、75歳以上が1人、当事者不明が1人となっています。
熊本県警の職員さんに聞いてみた!水前寺公園前電停交差点の原因と対策!
●右折車と直進車の事故
原因としては電停や路面電車によって対向車が確認しづらい状況であるのに、
対向車両の有無等の安全確認不十分なまま進行し、直進中の相手車両に気づかず衝突したケースです。
対策ですが右折する際には、対向進行してくる車両がいないことを十分に確認する事になります。
●左折事故
原因としては漫然と走行したことから前方に対する安全確認不十分なまま進行したことにより、横断歩道を右から左に横断中の自転車と衝突したケースです。
対策ですが左折する際には、横断歩道や自転車横断帯を横断する歩行者等に十分注意する事になります。
●出会い頭事故
原因としては信号機が連続して設置されているため、進路遠方の信号を直近のものと誤認し、赤色信号を見落としたまま交差点に進入したため、交差する道路から青色信号に従って交差点に進入してきた相手車両と衝突したケースになります。
対策ですが漫然と走行することなく、運転に集中し、周囲の状況を十分に確認して進行する事です。
同率2位 水道町交差点
熊本市中央区水道町5-19
こちらの水道町交差点の特徴は、四差路交差点になります。
東西道路の中央を路面電車が走り、交差点西側に電停があります。国道3号を南下すると最も左側がバス・二輪車専用の右折車線となっており、一般車両は左から2番目の車線から左折する。いつの時間帯も車が多く渋滞しやすい場所になっています。
ここは平成27年度の事故発生件数は8件になり 追突、右折時の事故が多い交差点になります。
重傷事故が1件、軽傷事故が7件発生しています。第一当事者の年代は、64歳以下が6人、65歳~74歳が2人となっているそうです。
熊本県警の職員さんに聞いてみた!水道町交差点の原因と対策!
●追突事故
原因としては前方への注意を怠ったためです。安全確認のために停車した相手車両に気づくのが遅れて追突したケースになります。
対策ですが前方車両の動きをよく見ること、十分な車間距離をとることを心がける事が大事です。
●右折事故
原因としては安全確認不十分なまま進行したため、右折先の横断歩道を右から左に横断中の自転車と衝突したケースになります。
対策ですが対向車線だけでなく、進行した先の交差点についても注意を払う。
●左折事故
原因としては交差点を左折する時に、安全不確認のまま進行したためです。自転車横断帯を進行してきた相手自転車と衝突したケースになります。
対策ですが左折の際はミラーや自分の目で十分に安全確認を行う事です。
最後に熊本県警の職員さんから一言!
交通事故が発生しやすい場所は「交差点」「見通しの悪い道路」「速度の出やすい道路」になります。
特に交差点は道が重なり、目で確認すべき項目が急増し事故に繋がりやすくなります。また、夜は運転手がストレスを感じやすい時間帯も気を付けて頂きたいところです。
車から離れた横断歩道は歩行者を見落としがちな所なので、右直事故や左折の巻き込み事故も減りません。運転手は交通ルールを守り安全確認をして運転しましょうね。
まとめ
今回、熊本県警の職員さんに聞いて「1位以外は4件とも全部2位!」に驚きました。
交通事故の場所も大事ですが、原因と対策を知っていれば気を付けて運転できますね。特に熊本県に来たばかりの人は知っていて損はない情報だと思います。
協力して頂いた熊本県警の職員さん質問に答えて頂いてどうも有難うございました!
皆さま、交通安全を意識して素敵なカーライフを。
ライター紹介
肥後ジャーナルライター
肥後ジャーナルらしいコンテンツをどんどん発信していきます!!!
記事シェア