肥後ジャーナルをご覧の皆さまこんにちは。
ONE PIECEの「麦わらの一味像」もうご覧になられました?
熊本県庁に2018年11月に設置された「ルフィ像」を皮切りに、今年1月に大津町に設置された「ゾロ像」まで9体の像が熊本地震からの復興を目的に設置されているアレです。
いよいよ10体目となる「ジンベエ像」が宇土市に設置されました!
記念すべき10体目。
これで現時点の麦わらの一味が熊本県内に全員集合した訳です。
…もうここまで言えば勘のいい方はお気づきでしょう。
この夏の思い出として
海軍(元)大将・青キジになり、県内にいる一味をとっ捕まえようと思います。
なぜなら
「政府はまだまだお前達を軽視しているが、細かく素性をたどれば、骨のある一味だ。少数とはいえ、これだけ曲者が顔をそろえてくると、後々面倒なことになるだろう」
という、だらけきった正義のためです。
しかし単にとっ捕まえても面白くない。
そこで、今まで取材で県内中に色々行った経験を活かし、全部の像を公共交通機関で回ってみたいと思います。
なんか横一直線だし、行けそうだもん。
しかし公共交通機関の時間帯やルートを考えた結果、1日では回れないことが判明。
そこで1日目はこの海賊どもを
2日目はこの海賊どもを確保していこうじゃないの。
目次
チョッパー像はすぐ捕まる
ということで、最初に訪れたのは熊本市動植物園に設置されている「チョッパー像」。
かわいい。
熊本市動植物園の敷地内にいますが、園内ではないので動植物園が仮にお休みだとしてもすぐに確保できます。
ここまでの交通手段も、市電やバスと色々とあるので本当に簡単。
案外簡単にチョッパーを捕まえることができたので、さっそく公共交通機関で移動したいと思います。
ちなみに行程表はこんな感じ
※取材当時(2022年7月)の時刻表です。
編集長からは動植物園から9時25分発のバスに乗って御船町の恐竜博物館前に行けという指示が出ていたのですが……
そんなバスない……
え?早速詰んだ??
※正確には市電沿いにある「動植物園入口(熊本バス)」のバス停が正解なのですが、山田は正門側にある「動植物園前(産交バス)」にいました。
バス停を間違えるどころか、乗るべきバス会社も間違えていました。
ブルック像はバス停の場所が難しい
さて御船町到着。
ブルックがいる御船町ふれあい広場にやってきました。
チョッパーのところはバス停を間違えるという間違いをしましたが、次こそちゃんと乗れればいいんです。ダラけきった正義ってやつです。
なんだかブルック像って
じっと見てると……
一緒に叫びたくなりますね。
叫びあきたら確保しましょう。
御船町には恐竜博物館があります。せっかくブルック像の近くなので立ち寄ってみました。動植物園に引き続き休館日でしたけどね。
さて、バス停を目指そう。
※また訪れたバス停間違ってます。
おっかしーなー。間違いなく熊本バスだし10時30分発のバスって聞いたんだけどなー。
書いてないなー。
正しくは、産交バスの「旭町」停留所。
画像でお分かりのようにこの停留所、産交バス、熊本バス、麻生交通と3つ集まっています。今から益城に行くために乗るバスは「産交バス」です。お間違いなきよう。
場所が非常にわかりくいのですが、この「丸山商店」を目指していくといいでしょう。
木山行きの11時51分のバスに乗り込みます。
サンジ像がある益城町でバス停あるのに歩く
「益城水道センター前」で下車。時間にして30分程度といったところでしょうか。
バス停降りてすぐにあるのが、サンジがいるミナテラス。
イケメンは腹がたつので凍らせましょう。
もう周囲の視線の方が凍りついている気もしますが、めげません。
続いて、益城インター口から高速バスに乗って阿蘇駅に向かいます。向かうのですが……
結論からいうとめっちゃ歩きました。1時間以上。
サンジ像の近くにもバス停はあるのですが、次に向かいたい場所は益城インター前。佐土原経由しかそこ通らないんですって。
何が佐土原経由なのかさっぱりだったので、散歩がてら歩こうと決意した次第です。
ですが、真夏日に長袖着込んで歩く距離じゃねーです。
そしてなんとかバス停にたどり着いたものの、もうヘトヘト。
次はここから13時58分発の高速バスで阿蘇駅に向かいます!!
ウソップ像大人気
はい、阿蘇駅前に来ました。
ウソップ像です。この日、家族連れの方がたくさん写真撮ってました。
誰も私に声はかけてくれませんでした。ウソップの人気に嫉妬。
次の移動手段はJRです。
出発まで時間があるので、ちょっと食事をしましょう。
道の駅・阿蘇で「馬まん」と「高菜おにぎり」を買って食べました。
美味しかったのですが足りませんでした。
宇土まで一気に移動!!出来立てホヤホヤのジンベエ像
ここからはJRの旅です。
肥後大津駅と熊本駅で乗り換えて、ジンベエ像が設置される住吉海岸公園を目指します。夕方17時ごろには付く予定です。
ということで、熊本駅。
ここで鹿児島本線もしくは三角線に乗り換えて宇土駅まで向かいます。
ちょうど、高校生がお家に帰る時間だったみたいで、すごい目立ちました。本当に視線で凍りそうでした。
ほぼ満員電車で学生が多かったので、「バスターコール(ゆっぴーメール)」が発動されるかとハラハラした。
今度はこちらの宇土駅前のバス停からジンベエ像ができた住吉海岸公園に行くのですが
「○○行き」とかじゃなく松橋産交とか三角産交とわかれています。
今回は「三角産交」に乗車!1時間に1本しかないのでご注意を!
そのままJR三角線で住吉駅まで乗っててもいけたなと後で気づきました。
ということで、ジンベエ像がある住吉海岸公園にやってきました。
住吉海岸公園といえば、人気スポット・長部田海床路のある場所です。
海って青キジっぽい感じしません?
こんな感じで海凍らせて道作ったりして!
さて遊んだところでジンベエ確保。
…でか!!!!
お腹の太陽のマークとか水かきとか、すごくリアル。
リアルジンベエは本当に大きい。どの像よりも大きい。
さて初日はここまで!
公共交通機関だけで行こうとするなら1日じゃどーしても無理。
※取材当時(2022年7月)の時刻表です。
編集長からの指示は「どっか泊まって明日の朝8時半にゾロ像集合」です。
2日目はゾロ像から!!
おはようございます。大津中央公園で寝てました。青キジです。
起きたらゾロ像ということで、2日目最初の目標地点ばっちり達成です。
やっぱり、ゾロ像はかっこいいですね。筋肉隆々だし、刀も刃紋まで再現してあるし、柄や鞘の模様まで完全再現!
そして何より凛とした表情でただ前を真っ直ぐに見ているその姿、まじで漢。ゾロ像だけはまじで見に行ったほうが…
おっと、私が大津町在住なのでついうっかり贔屓してしまいました。
さて、次の像へと向かいましょう!
公共交通機関の難関 陸の孤島・ロビン像へ
まずは、肥後大津駅から立野駅へ向かい、そこから「ゆるっと立野循環バス」に乗ることで、ロビン像のある南阿蘇村の「震災遺構」に向かいます。
私、何も知らずにICカードをピッとしたんですけど、豊肥本線の肥後大津駅から先、一部の区間ではICカードが使えません。立野駅に向かう場合は必ず切符を買いましょう。私も数年ぶりに買いました。
いざゆかん。
立野駅にたどり着きました。まさか切符をポストに入れる方式とは。なんかこれはこれで情緒があっていい気がしました。
この立野駅のバス停で循環バスを待ちます。
ちなみに一番右の「ゆるっと立野循環バス」が目的のバス。9時30分と14時15分の1日2本だけなので、乗り遅れないようにしましょうね!!!
20分くらい待ちますので、名物「ニコニコ饅頭」を食べながら待つとよいでしょう。
まぁ、定休日だったんですけどね。数年前から取材で立ち寄る度に定休日か売り切れで未だに食べれてません。ちくせう。
循環バスが到着したので、早速乗り込みましょう!!!
昨日とは違い、順調に公共の交通機関で移動できています。うん、いいね。
ちなみにこの循環バスでは新阿蘇大橋を渡り阿蘇ファームランドなどを経由して、約30分かけて震災遺構に向かいます。
ぜひ美しい南阿蘇の景色を満喫してくださいね。
震災遺構でロビン像…
うん。
うん……。今日、火曜日です。休館日なんですね……。もう泣く。
あららら。こりゃいい女になったな、ニコ・ロビンって言いたかった。
やっぱりロビンちゃんはなかなか確保できない女なんでしょうね。
しかも先程お伝えした通り、唯一の公共交通機関である循環バスは1日2本。次は14時台。
※取材当時(2022年7月)の時刻表です。
編集長から指示は「ロビン像から西原村・萌の里のナミ像へ ※現地で考える」と書いてありました。ふざけんなバカ。
西原村の萌の里 ナミ像へ!
はい、ということで初の大人ワープで西原村「萌の里」にやってきました。こればかりはどうしようもない。
本当は歩いて最寄りのバス停まで行けって言われたんです。
じゃどこなんだって聞いたら、直線にして距離5キロの高森にあるとこって言うんです。
山道だし工事車両もいっぱい通るし、心優しい私は「張り切って歩きましょう」なんて推奨できません。わずかばかりの良心で仕方なく大人ワープ。
まあそんなことよりも、さっそくナミ像のもとに向かいましょう。
そういえばナミ像ってスリラーバークでナミが「ナミ蔵」を名乗っていたのが伏線だったのでしょうか。違うか。
とっととこのナミも凍らせて……
(……かわいい)
続いて、このバス停から熊本市内から高森町までをつなぐ「たかもり号」に乗って高森駅まで向かうのですが、例に漏れず1日3本です。お気をつけて!
高森駅でフランキー像!コーラも飲もう!!
ということで、高森駅までやってきました。
ここにはフランキーがいるのでコーラを飲んでおきましょう。
高森駅の駅舎には最近では珍しい瓶コーラが販売されてます。やっぱりコーラは瓶に限りますね。最高です。
あとは近くの高森町観光交流センターでレンタルサイクルが借りれます。青キジといえばこれですよね。
本当はこのまま自転車に乗って最後の目的地、熊本県庁のルフィ像まで行きたいのですが、ちょっと距離があり自転車を返しにこれないので断念。
再度たかもり号に乗って熊本市内まで移動する…というのが本来のルートなのですが…
もう分かりますよね。ないんです。丁度いい時間のバス。来年、南阿蘇鉄道が復活して肥後大津駅まで乗り入れるので、そうなるとかなり楽になりそうですけど、現状だとちょっときついです。
まあそういう場合には高森駅周辺でじっくりと遊べばいいんですけど。
最後は熊本県庁・ルフィ像
やってきました。熊本県庁。県警本部も同じ敷地にあるこの場所に怪しさ満点の格好でやってくるのは勇気がいりましたが、ワンピース関連なら許されるでしょう。これまでどこに行っても冷たい視線でヒエヒエでしたが、県の職員さんたちは慣れたものなのか暖かく見守ってくれていました。
そうしていよいよルフィ確保。
なぜでしょうか、半端ない達成感です。
結論
実際、2日に分ければロビン像以外はなんとかなりそうなのですが、時間がかなりシビアだったり待ち時間が長すぎたりすることも多々あったので、もう観光ならレンタカーとか借りたほうがいいと思います。元も子もないですけど。
あともともと、そうでもなかったのですが、この2日間ずっと青キジ・クザンの格好をしていたので、気づけば親近感わきまくりでワンピースで一番好きなキャラが彼になっていました。ぜひ最終章では活躍してくれることを願います。
一味が勢ぞろいしたワンピースの「麦わらの一味像」。ぜひみなさんも巡ってみてくださいね。以上です。
ライター紹介
ムトー
肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。
記事シェア