元銭湯が素敵な創作和食のお店に大変身!「ごはん屋ちろり」のカジュアル和食!
以前肥後ジャーナルでも紹介しました、中央区南坪井にあった元老舗銭湯「地獄温泉」。震災後に約50年の歴史に終止符を打ったわけですが、温泉が閉まってもビル自体は地震後も無事存続しており、現在では以前の面影は残しつつも、お洒落な美容室や飲食店などが入居するテナントビルとなっています。
その中でも、今年9月にオープンしたのが、和食を格式張らずカジュアルに食べられるのをコンセプトとした創作和食のお店「ごはん屋ちろり」です。
目次
お店の場所は以前は男湯!?
以前は銭湯だったビルが、現在は分割されて様々なテナントが入っています。
いつの間にかこんなにたくさんのテナントが入居していました。
ビルに入って1階の奥に進んでいくと、今回紹介する「ごはん屋ちろり」があります。まさに隠れ家的な店舗で、この看板と提灯が目印です。
外観は少し歴史を感じる建物ですが、店舗内はとてもすっきりしたおしゃれな空間。
なんでもここは、場所的には以前の銭湯時代の男湯に当たる部分だそうで、同じ建物でここまで変わるものなのですね。
カフェのような店内で気軽に和食を!
席数は4卓16席とコンパクトですが、暖色を基調とした、間接照明などが美しい店内です。
キッチンとの距離が近いので、もちろん料理もすぐ提供できるようです。店主がしっかり店内全体を見渡せる広さですので、おもてなしも隅々まで行き渡ります。
熊本では手に入りにくいこだわりの日本酒が勢ぞろい!
お店では、熊本では珍しい「日本酒」にこだわりを持ったお店です。店主が日本各地から取り寄せた希少な日本酒が、この場所に一同に揃っています。
用意された日本酒の中には、蔵元と直接交渉して購入された一般では買えない流通数の少ないお酒も!
少なくとも熊本でこの日本酒を扱っているのはうちぐらい!というお酒も多く揃っています。
ただお店に準備できるスペースに限りがあるので、お酒は日替わり・週替わりでお店に置く日本酒を変えているそうです。
それはつまり、毎週伺っても必ず新しい日本酒との出会いが期待できるということ。
もし以前飲んだあの日本酒が今度も飲みたい!ということでしたら、来店前にお店にお尋ねされてみてください。
選りすぐった旬食材をリーズナブルに!
メニュー表は至ってシンプルですが、どれも料理に1000円代がほとんどないという低価格で提供。
こちらは「天然鰤の西京焼き」。素材の魅力を存分に活かした味わい深い西京焼きとなっています。器も様式美が
こちらは「生麩と里芋の田楽」になります。この生麩がとても贅沢なお味。これだけの料理がカジュアルにいただけるのが嬉しいですね!
この鮮やかな色合いを視覚でも楽しむことができます。
店主が産地・質にこだわって仕入れた食材の数々。それを優れた技で調理されたのを、カフェめし感覚で食べられるのが面白いですね。
オーナーもまるでバリスタのような和の職人です!
優しく朗らかな笑顔が素敵な店主の松田さん。
敷居の低いカジュアル和食ながら、やはり料理一品一品の出来栄えには気品溢れる繊細さが光ります。
珍しい日本酒と美味しい和食で、自分だけのお店を見出した感覚になれるお店でした。
■ごはん屋ちろり■
ライター紹介
肥後ジャーナルライター
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