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本当の隠れ家は不知火にあった!和紙に囲まれた【懐水集】でおにぎりランチを堪能!!

ライター:ムトー ムトー
キーワード:

隠れ家「風」レストランは多々あれど

やっと梅雨明けして本格的な暑さになってきましたね。もう毎日暑くて仕方ありません。

こんな時にこそ落ち着いた心地いい空間で、弱った胃腸に優しい感じのご飯が食べたくなりますが、お店選びに迷います。当たり前ですがメジャーなところは人が多い!!
こんなに暑いのに、並びたくもないし人の熱気も感じたくない。

そんな訳で今回は完全予約制の、本気で見つけようとしないと見つからない隠れ家カフェに行ってきました。

ナビの案内通りに行っても見つからない


住所さえわかれば、あとはナビを信じて行けばいい。

「モクテキチ ニ トウチャク シマシタ ウンテン オツカレサマデシタ」

いやここどう見ても公民館・・・


意外と公民館で行われているのかもしれない。隠れミノ的な…いやいや。ちょっと降りて探そう。

元来た道を歩いてみると

ん?

あった!!!!!控えめすぎる!

看板の矢印を信じて歩いてみる。

ここか??民家の立派な納屋のような気もする。しかし看板を信じよう。

かんば―――――ん!!!!消えてるの?消してるの?

左に目をやると「紙屋」「天然水」の文字が。うん間違いない。きっとここだ。

恐る恐る敷地内に足を踏み込む

え?どこに向かえばいい?さしより看板はスルーして敷地内へ。

おおおおおお


本気の古民家だ

異空間とはこのことなんだろうな。とボンヤリ考えながら、ひたすらメニューが出てくるのを待つことに。


なんかこのテーブル、触り心地が違うような。なんだこれ?

和紙だ!!!!

紙なのに水がついても破れない。指でゴシゴシしても毛羽立たない。

照明も和紙だ

なんか流木がぶら下がってるなと思ったけど違う。これも和紙だ。

注文していないのに突然出てきた


すいません。私まだ何も注文さえしておりませんが…

懐水集さん

はい!その日の材料にあったランチをお出ししてるんで、メニューとかはないです。あっ!だご汁持ってきますね!


こんな上品なだご汁初めてだ!!!モチモチしてて絶品。なんかヒジキも高級な味がしますが、醤油が違うんですかね?

懐水集さん

いえ?多分違うと感じられたのは、ヒジキ本来の味かもしれません。天草の離島、湯島のヒジキなので新鮮なんですよね。


お米もモチモチしてて美味しい!よく「モチモチ感がある」とかいうお米って、私の中ではモチモチではなくベタベタなんですね。でも、ここのおむすびは本当にモチモチなのに粒がちゃんとある!

懐水集さん

特別な事は何も…ちゃんとお釜でご飯を炊いてるだけです。

シンプルだからこそ手を抜かない

懐水集さん

御覧の通り目新しい!オシャレ!!とかいう料理は作れません。でもね、作り置きや冷凍ではなく、その日採れた新鮮な食材をもって一生懸命作っています。
急に来られても材料がなかったりしてお断りするなんて申し訳ないじゃないですか。なので、うちは完全予約制でお願いしてるんですよ。静かな空間で田舎のゆったりとした空気を感じて欲しいんですよね。


初めて来たのにすごく居心地がいいのは、多分ばあちゃんの家に遊びに来ているような感じだからですよね。
ばあちゃんが一生懸命ご飯作ってくれてたことを思い出しました。本当においしかったです。ごちそうさまです!!!

懐水集さん

お食事お済みになったら、一緒に下に行きましょう。コーヒーありますから。

下ではなく別棟に誘われる


下って言うから、土間でうっかり待ってましたが。

懐水集さん

違う違う!下の建物っていう意味ですよ。ここはカフェをしてるんです。

さっきの古民家とはまた趣が全く異なる空間ですが。

壁紙も和紙

コースターも和紙

GINZA SIXにも進出


今更なんですが、ここすごい和紙まみれですよね。和紙っていうと障子紙とか千代紙なイメージだったんですが、全然まず強度が違うような気がしてます。

懐水集さん

皆さんそれおっしゃいますねー。うん。「紙の概念が崩れた」って。
私、和紙が好きなんですよね。販売もしてますよ。娘が施工とかもして。


施行???和紙を作ってるんですか?

懐水集さん

いや、和紙は作家さんが作ってるから。娘は施工。東京のGINZA SIX 蔦屋書店のカウンターとかスタバの本棚にもうちの和紙貼らせてもらってるんですよ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


ええええええええええ!!!

まとめ

とても「いやたまたま偶然通りかかって見つけた」とならない本気の隠れ家カフェ懐水集(かいすいしゅう)さん。
なんでまたこの場所に?と尋ねると「ここが好きだから」とシンプルかつ男前な回答を頂きました。

しかしお食事を頂いてゆったりしていると、オーナーさんが言われた通りとてもいい雰囲気でいられることに気づきました。やっぱりこの場所があってこその雰囲気なんですよね。

ランチをされた方なら下のコーヒーはサービスです。2匹のかわいいワンちゃんも穏やかに出迎えてくれ、ほっこりとした雰囲気を味わいました。
和紙を使ってのワークショップもされているとの事でしたので、そちらも気になります!

店舗情報

住所:熊本県宇城市不知火裏上居屋敷734

TEL:0964-32-2268

定休日:不定休
※必ず予約の電話が必要です。

ライター紹介

ムトー

ムトー

肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。

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