【熊本市中央区】日本一のドリップコーヒーを片手に熊本城を眺める“喫茶カド”
公開日: 2023.07.07
ライター:肥後ジャーナルライター熊本に癒しのスポットが期間限定オープンしました。最高の眺めで至福の一杯を味わいませんか?
熊本県立美術館分館の一角で至福の一杯を
熊本城のすぐお隣、県立美術館分館の4階にことし4月オープンした“喫茶カド”。
エレベーターで向かうと、味のあるシンプルな看板が迎えてくれました。
このお店の魅力の一つはなんといっても立地の良さ。
広々とした店内からは熊本城の天守閣を眺められます。
きっとこの店の特等席であろう熊本城を正面にみられる席の確保に成功しました。
メニューは、ブレンドコーヒーから季節のドリンクなどさまざま。軽食も用意されています。
日本一のドリップコーヒー
実はこのお店、2017年にハンドドリップの日本大会で優勝を果たした久保田洋平さんがオーナーをしています。
つまり、日本一のドリップコーヒーが味わえるんです!!
豆選びから焙煎、抽出まで久保田さんのこだわりがたくさん詰まっています。
一口にコーヒー豆といっても同じ名前がついている商品でも季節や取り扱う商社によって味が全然違うそう。
「焙煎、抽出も同じで、そのコーヒー豆にあった温度や時間のストライクゾーンを探すのが大切で、その豆の良さを100%引き出せているかに注力している。」と久保田さん話します。
その日その日で気温も湿度も違うわけですよね!?そのストライクゾーンを的確に見出すって…なんか安定感抜群の大谷翔平みたい!!!
そんな久保田さんのおすすめのシングルオリジン(ブレンドしていない)ドリップコーヒーをいただきました。
写真を撮っているうちに漂うコーヒーのフルーティーな香り。スペシャルティーコーヒーという日本で10%くらいしか流通していない豆を使ったコーヒーだそうで、とにかく香りが豊かです。
最近はこのスペシャルティーコーヒーの浅炒りが流行っているそうなんですが、久保田さんは料理を選ばず毎日のコーヒーを楽しんでほしいと、しっかりめに焙煎して提供しているそう。
やっぱりこの席にしてよかった。映える。ふふふ。
ではではいただきます。
なんだこれは!!!飲みやすい!!ほどよい酸味ですっきりとした味わい。体が何の抵抗もなく吸収していきます。たしかにこれだったらデザートや食事と一緒にコーヒーを楽しまなくても、コーヒー一杯で満たされる。そんなバランスの良さを感じました。
季節限定メニューで新たな息吹を
コーヒーについて久保田さんにいろいろと話を伺っていると、季節限定メニューについてもう一人の男性が力説してくださいました。
このお店のマネージャーの樋口良太さん。久保田さんの同級生だそうです。お顔の撮影は断られてしまいましたが、店内の写真にしっかり後姿が写っていました。隠し撮りみたい(笑)とっても気さくな方でお話ししやすかったですよ。
基本的にお二人でお店を切り盛りされているそう。その樋口さんが担当しているのが季節限定メニュー。
王道のドリップコーヒーとはまた違う味わいを楽しめます。
こちらはミルクブリュー。
牛乳出しコーヒーといって、牛乳に直接コーヒー豆を浸してつくるドリンクだそう。初めていただくジャンルです。
んん?ラムの香りがする!!
「コーヒー豆を焙煎する前にラム酒に浸しているんです」と樋口さん。
まずはシロップを入れずに一口。ラム酒のほのかな香りとコーヒーの苦みと牛乳のクリーミーさが見事にマッチ!!
次はキビ砂糖の自家製シロップを少し加えて飲んでみると、甘みが加わり、ラムの香りがさらに引き立ちました。甘すぎないのでごくごく飲めましたよ。
「フランクにコーヒーを楽しんでもらうことも大切。」と話す樋口さん。久保田さんとはまた違った視点でコーヒーに向き合っているのだそう。お二人の個性を楽しめるのもまたこのお店の魅力の一つです。
ゆっくり腰を据えて過ごすことができるどこか懐かしい喫茶カドで思い思いに時を過ごすのもいいですね。
ただ、9月4日より半年間、美術館が改修工事のため休館となるそうです。一旦は8月末までの営業となるそうなので興味を持たれた方はお早めに!!来年の美術館での営業についての最新情報はHPまたはInstagramで発信していくそうなのでご確認ください。
喫茶カド
住所 | 〒860‐0001 熊本市中央区千葉城町2‐18 熊本県立美術館分館4階 |
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営業時間 | 11:00~17:00(16:30ラストオーダー) 定休日 月曜日(美術館休館日) |
HP | https://coffee-kado.com/ |
SNS | Instagram @kissakado |
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