*
とじる
*
とじる
*
とじる

【熊本市中央区】熊本県立図書館の隣に「こども本の森 熊本」がオープンしました!

ライター:M M

2024年4月にオープンした「こども本の森 熊本」へ行ってまいりました!見どころなどをご紹介しますね。


場所は市電「市立体育館前」を降りて徒歩5分

市電「市立体育館前」を降りて徒歩5分。熊本県立図書館を正面に見て、左の小道に進みます。

小道の先を曲がるとすぐに、4月初頭にオープンした「こども本の森 熊本」が現れます。

建物のデザインをされたのは、建築家の安藤忠雄(1941~)氏。

1995年には建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を受賞するなど世界的にも有名な建築家です。

安藤氏が手掛ける建物は、デビュー作「住吉の長屋」や代表作「光の教会」のように幾何学的な造形のコンクリート打ち放しが特徴の一つです。

今でこそコンクリート打ち放し風の建物はお洒落なイメージでカフェや賃貸なども増えていますが、その元祖とも言える建築家なんですね。

今回の「こども本の森 熊本」も安藤忠雄建築の特徴が遺憾なく発揮されており、それを知ってから入ると「おっ、安藤忠雄イズム(本家)…!」とちょっと楽しい気分になれます。

(県内で他に安藤忠雄が手掛けた建物を見に行かれたい方は、山鹿の熊本県立装飾古墳館もデザインされています)

最初にいくつか注意事項

さっそく館内を見ていきたいところですが、その前にいくつか注意事項を。

まず、こども本の森 熊本は「貸し出し」をしておらず、「図書館内での閲覧のみ」となっています。(※例外あり。後ほどご説明いたします)

そして取材時点で「時間帯ごとの定員を50名(事前予約枠30名・予約なし枠20名)として、90~100分毎の完全入れ替え制」です。予約や入館時間はページの最後「開館時間」からご確認ください。

当日ふらっと枠も各回20名ありますが、確実に入館されたい方は事前予約がお勧めです。

館内は撮影OK!蓋つきの飲み物を除いて館内での飲食は原則禁止!といった説明やフロアについても説明を受け、いよいよ入館です。

内装は自然の素材と絵本の調和

建物の外観はコンクリート打ちっぱなしの無機質な印象でしたが、その中は…

入口から、木…!

木…!

天井まで、美しい格子の木!!

安藤忠雄氏の建築の特徴には「水、光」といった自然の要素とコンクリートのような無機質な建物の調和、融合も挙げられます。

なので、館内にはふんだんに木材が使用されています。

二階のベランダに出てみると…。

そこには、一面に広がる江津湖の自然。

森林浴に来たかのような、清々しい空気です。

「こども本の森」は安藤忠雄氏が手掛けるプロジェクトであり、建築費数億円をなんと安藤忠雄氏自身が負担しているというとんでもないきっぷの良さです。

2020~2024までほぼ年に1回のペースで各地に建設されており、今までの「大阪」「岩手」「神戸」に続いて熊本は4つめの施設となります。未来を担うこどもたちの豊かな感性や想像力を育み「本からの感動を生きるための力として、元気に明日の世界へ飛び出して欲しい」という思いを受け、震災が起きた各地域の復興シンボルにもなっています。

その中でも江津湖という自然の豊かな場所で建てられているのは、こども本の森 熊本の大きな特徴です。

1階ベランダ

ベランダで本を読むのも気持ちが良いですが、なんとこちらでは本を持って、館外(江津湖周辺)まで出ることが出来るんです。

外で読みたい本がある方は、本を受付まで持っていきます。(1人1冊まで、雨天時不可)

オリジナルバッグ本を入れて貰ったら、外で本を読むことができます。

江津湖の美しい風景を眺めながら外で読む本は、また違った楽しみがありますね。

絵本だけじゃない!色々な本と…くまモンも?!

ところで、誰しも思うことでしょう…「手が届かない本はどうするの?」

実はこちら、上部に飾っている面出し(表紙を向けている)された本は全て飾り。(透明なビニール紐で固定されています)

飾っている本と同じ本が下段に縦に並べて置いてあるので、そちらを読んでくださいね。

それにしても、1万冊以上あるこちらの本…。美しい並びに、圧巻です。

絵本だけではなく、漫画や大人向けの本もあります

そうやって、館内を回っていると…えっ

くまモン…?!

この部屋では、くまモンに手紙を書くことができます。

書いた手紙は後日展示の予定だとか。

皆からのお手紙…待ってるモン…!

最後はお土産、オリジナルグッズもあるよ

こども本の森 熊本を一旦出て県立図書館内に入ってすぐ左の事務室にてオリジナルグッズを販売しています。

缶マグネット 350円

クリアファイルやトートバッグなどの、熊本らしいアイテムが取り入れられたデザインのグッズを販売していますので、覗いてみてはいかがでしょうか。

コンクリートと自然の素材が調和した建物、そしてそこに集められた本とこども達への想い。

皆さまも「こども本の森 熊本」に来て、その想いを体験してみてくださいね!

こども本の森 熊本

開館時間

① 9:30~11:10
② 11:30~13:10
③ 13:30~15:10
④ 15:30~17:00

各回、総入れ替え制。
定員50名(事前予約枠30名・予約なし枠20名)
予約はこども本の森HPにて受付。

休館日

毎週火曜休館。
その他1日休館日あり。HPをご確認ください。

ホームページ

https://kodomohonnomori.kumamoto.jp/

電話番号 0963845000

ライター紹介

M

M

好きなもの。猫と謎解き、本と人。

このライターが書いた他の記事

肥後ジャーナルをSNSでフォローする

肥後ジャーナル 編集部のおすすめ記事

【参加者募集】「結局、地産地消てなん?」そぎゃん難しく考えるより楽しく親子でクッキングしよう!

2024.12.13

秋のスポーツ王は俺だ!くまもと中央カントリーでゴルフ対決してたらとんでもないダークホースと出会った

PR

2024.12.07

熊本のイベント12月開催まとめ【2024】

2024.11.29

PUBLIC RELATIONS

【参加者募集】「結局、地産地消てなん?」そぎゃん難しく考えるより楽しく親子でクッキングしよう!

2024.12.13

秋のスポーツ王は俺だ!くまもと中央カントリーでゴルフ対決してたらとんでもないダークホースと出会った

PR

2024.12.07

肥後ジャーナルをLINE@で友達追加!

右のQRコードをスマートフォンのカメラで読み込んで、肥後ジャーナルを LINE@で友達追加していただいた方には、新しく更新された記事をお知らせします。

肥後ジャーナルを LINE@で友達追加していただいた方には、新しく更新された記事をお知らせします。

qrコード

ID:@higojournal