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子飼商店街がアートに!新たなSNSスポットに生まれ変わった子飼商店街に行こう!!

ライター:ムトー ムトー
キーワード:

子飼商店街と言えば、レトロな街並みそして温かい人情の町として有名ですが、震災後からシャッターが閉まっている店舗も見かけるようになってきました。

寂しい…..

しかしあえてそのシャッターを利用した、新たなSNSスポットが誕生しました!!


シャッターをどうにか活用できないのか

子飼商店街を歩いていると、シャッターが閉まっている店舗が見受けられます

震災の爪痕がまだ色濃く残っている箇所も

そこで立ち上がったのは【らぁめん臨機】

らぁめん臨機の代表 中川原堅一郎さんがこの事態をどうにか打破したい!!と考え「子飼商店街のシャッターをアートにしよう!!」と音楽仲間などに声をかけました。

もちろん勝手に人のものに描くわけにはいきませんので、商店街の理事会で提案し、各オーナーさん、そして商店街に店舗を構える既存のオーナーさんにも了承をとって実現できたこの企画。

今回はこのアートが完成していく様子に密着させてもらいました。

今日はよろしくお願いいたします!!!

今回、このプロジェクトに参加したアーティストは熊本を代表する4人!

5el(ファイベル)さん…熊本在住。東京や福岡などで個展を開催

RAGA(ラガ)さん…熊本出身。肥後六花をモチーフにした作品を多数制作。下通コア21裏の壁画もRAGAさんの作品。第23回熊本市民美術展熊本アートパレードにて、審査員特別賞(鶴田一郎賞)を受賞。第10回草枕美術展にて優秀賞を受賞

LOBO51さん…熊本では初のライブペイント活動を行う

Brakichiさん…画家、デザイナー。MISIAや横浜開港博、淡路島の「菜音ファーム」デザイン&イラスト、東京の舞台「TRASHMASTERS」シリーズのイラストなど幅広く展開。2014年熊本アートパレードにて「熊本現代美術館賞」受賞

早速作業現場にお邪魔してみた

浪花寿司さんの隣のシャッターに迷うことなく筆を走らせるRAGA(ラガ)さん。「これどがんすっかね」と迷われないのか伺ったところ

「う~~ん自分あんまり迷わないっていうか。描きながら考えるタイプなんですよ」との事。天才肌とはこのことか!

「普段平面の所に描くんですけど、シャッター難しい」と悩んでいらっしゃいました。それでもサクサク進み、向かいにある布団屋さんのお母さんが「ほんと楽しみ」と目を細めていたのが印象的でした。

お次はらぁめん臨機さん横の店舗。書道関係の店舗ですが、常時開けている訳ではないので、という事で許可を頂いたそうです。

見た目は非常にいかついLOBO51さん。絵も同様にいかつい感じなのかと思いきや、むしろ優しいタッチ。向かいにある漬物屋さんのお母さんいわく「シャンシャンかかすけん!あん人すごか~」

らぁめん臨機の中に描かれているエビスさんもLOBO51さんの作品ですから、対になっているイメージですね。

肉の都一さんの横のシャッターに描くはBrakichiさんタイミングが合わずご本人に話を聞くことができなかったのですが

後日、らぁめん臨機の中川原さんに伺ったところによると、お隣の肉の都一さんリクエストでゴジラのデザインにされたそうです。

最後は小迫青果店さんのお隣!グリーンのシャッターが目を惹くこの場所を担当するのは5el(ファイベル)さん

開口一番「ほんともう…シャッターむずいんですよ」「凹凸があるから」と皆同じことを言ってましたので本当にシャッターに描くというのは難しいんだなと痛感させられました。

子飼商店街の自治会長さんも出てきてくれました!もう会長まで出てきたので今後は肥後ジャーナルと子飼商店街はズブズブな関係でいこうかな!

予想以上のスピードで完成!!

元のスケジュールは3月末だったのですが、想像以上にみなさな仕事が早く3/3の100円笑店街までに間に合うことができました!

完成品はこちら!!!

この4人のアーティストの作品が一か所で見られるのは、全国探してもここだけです!!その界隈では著名な方たちなので依頼料がえげつない事になったんじゃないかと、いらん世話ですが聞いてみたところ、ほぼノーギャラ!!ボランティアだそう。

「らぁめん臨機に頼まれたら断れない(笑)」

「でも根底は、大好きな子飼商店街を盛り上げたい!」

その気持ちだけで、雪がふぶく中、頑張って描いていた姿が本当に印象に残っています。

まとめ

シャッターが閉まったままの店舗さんを見るとなんだか寂しい気持ちになってしまいますが、だからと言って何もしない訳じゃない!あえてここを使ってアートにしよう!!というポジティブな発想は、さすが子飼商店街の心意気!!と言わざるを得ません。

「シャッターに絵を描く」と言われると30代後半の私ですら高架下のチェケラッチョなアートつまりそれはワルの所業…としか想像できなかったのですが、年齢を重ねられたオーナーさんにも分かりやすいようにキチンと誠実に説明したうえで実現されたらぁめん臨機のオーナーさんのアクティブさにも感心してしまいました。

こういった新しいものも積極的に取り入れる柔軟さが子飼商店街の魅力でもありますよね。

新しいSNSスポットとなった商店街、ぜひ足を運んでみられてはいかがでしょうか。

ライター紹介

ムトー

ムトー

肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。

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