どうも!最近、土木系鳩ライターとか呼ばれちゃってるメアリーです‼︎
令和2年7月豪雨の後、メアリーも重機操作のお勉強をし、未だ災害復興の途中でもある坂本町へお手伝いに入っております。
さて、そんな中のこないだ5月某日。お友達からの突然のメール。
コレをどうにかして欲しいそう。
「チェーンソーがあれば出来るのかしら??おっしゃ!まず資格取ろう‼︎」
思い立ったら即行動。早速、坂本町災害支援チーム・ドラゴントレイルのメンバーさんと一緒にチェーンソーのお勉強をしてきました。
チェーンソーのお勉強しに人吉へレッツゴー
チェーンソーのお勉強は、森林組合の組合員さんだけでなく、一般の人や企業でも申し込み可能。
伐木等の業務に係る特別教育を3日間受けます。
この特別教育は、林業木材製造業労働災害防止協会の熊本支部より、6月から10月までの間、大体月に1〜2回の頻度で県内各地で開催されております。
講師は、林材業労災防止協会 熊本支部の家入さん。
今回の受講者は70名‼︎すっごく多い…。
チェーンソーを扱う業種って、最初に林業を思い浮かべますが、この日のメアリーの観察の結果、通信会社さんや消防署、電力会社、農家さんや建築会社さんなど幅広い業種の方が受講されているようでした。
確かに、よくよく考えてみれば様々なお仕事で、チェーンソーの活躍の場面ありますものね。目から鱗の瞬間。
特別教育1日目はみっちりむっちり座学学習
初日は、分厚いテキストをひたすらお勉強。
林業の労働災害は、他産業に比べると非常に多く、またその中でも伐木造材作業中の災害が大半だそう。知らないということは事故を起こした時の免罪符にはなりませんものね。しっかり学びたいと思います。
「災害事例の中の禁止事項」とやらを見てみましょう。
浴びせ倒し…隣接の立木を伐倒して、かかり木(他の木に引っかかって倒れていない木)に当てかかり木を外そうとする行為。
元玉切り…かかり木の元玉を切り離す方法
かかっている木の肩担ぎ…かかり木を担いで外そうとする行為
「相撲の決まり手なのかしら?木って凄い重量あるもんね。お相撲さんが上から降ってくる様なもんよね?そりゃ死ぬわ…」
やってはいけない事は、絶対!やってはいけません。命取られます。
そして、チェーンソーに携わる全ての事で、重要なのではないだろうかと思ったのが《目立て》。
目立てとは、ヤスリを使ってソーチェーンの刃を研ぐ作業のことです。
歯のメンテナンス方法をしっかり頭に叩き込みます。この目立てのページだけでもテキスト20ページくらい説明があるってことが、如何にこの目立てが大切なのか物語ってる。
目立て1つで切れ味も違うし、切れないチェーンソーは怪我の元。
そして、作業時間の短縮や振動障害という職業病を防ぐことにも繋がります。
それだけ大事ってことなんですね。
特別教育2日目、実際に操作してみよう!
2日目は早速実技。
初日に詰め込むだけ詰め込んだチェーンソーの知識を思いっきり放出する瞬間です。
放出できる程、メアリーの鳥頭の中には残っていませんでしたが、優しい先生と周りの方々にきけばきっとなんとかなる!ハズ
この日の講師は、第一索道商事株式会社の平野社長。
まずはメンテナンスから。
「カバーすら取り外せない‼︎ネジ舐めそう!!てか、取り外したケースが今度はハマらない!!ネジ1個ないよ!!」
お次は、目立て。
これは丸っこいヤスリで、ゴーリゴリと研いでいきます。
それから、チェーンソーの実践。横倒しした丸太に基本の受け口と追い口をつくります。
角度は30度から45度。ただまっすぐチェーンソーを入れるだけがこんなに難しいとは…。
見るのとやるのでは大違い。練習あるのみ。
特別教育3日目はより実践に近い応用編!
3日目は、林業木材製造業労働災害防止協会の熊本支部の安全指導員の梅木さんからの応用編の説明です。
40年以上、林業に携わってきた大ベテランの言葉は重い。
ここでも、事故を起こさない事の重要性を自身の経験を交えてのお話を聞かせて頂きました。一瞬の取扱ミスで取り返しのつかない事故が起こります。事故を起こさない様にして欲しい。怪我がない様に…梅木さんの心が伝わってきます。
3日目の実技では、立木に見立てた丸太を伐倒するフリをします。(実際には倒さない、途中まで)
より実践に近い練習のため
【指差し呼称】ほにゃららヨシ‼︎とかいうのを大声で。ここで恥ずかしがっちゃ駄目。
メアリー、めっちゃ大きな声出したので森林組合からお手伝いに来られていた先生から、ウムとか言われてた気がする。多分褒められた!
まとめ
3日間の特別教育が終わり、無事に労働安全衛生特別教育等終了証を貰えました!
コレでチェーンソーの取扱が出来ます‼︎
ですが、まだまだチェーンソーの基礎知識を学んだだけです。
チェーンソーは便利な道具ですが取り扱いを一歩間違うと重大な事故を引き起こします。
最初のうちは経験者と一緒に作業を行い、安全にも配慮し、事故も怪我もない様にチェーンソーを取り扱っていこうと思います。
林材業労災防止協会熊本県支部
住所 | 860-0954 熊本市中央区神水1丁目11-14 |
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今後の開催予定日時 | ■■■■■熊本7月■■■■■ ■■■■■八代9月■■■■■ ■■■■■熊本10月■■■■■ ■■■■■熊本12月■■■■■ ■■■■■熊本3月■■■■■ ※随時、林材業労災防止協会熊本県支部のHPをご確認ください。 |
開催場所 | 熊本 「熊本県林業研究・研修センター」 人吉 「肥後木材株式会社人吉支店」 八代 「八代森林組合」 |
web | 林材業労災防止協会熊本県支部 https://www.rinsaibou-kumamoto.jp/ チェーンソーを用いる伐木等の業務に係る特別教育のページはこちら https://www.rinsaibou-kumamoto.jp/course/course2021-007.html |
電話番号 | 0963827872 |
ライター紹介
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