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とじる
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とじる

スーパーで1度は見かけたことがあるのではないでしょうか。

球磨の恵み。

でかい、ただただデカい。

しかも何が怖いって「こがんふとかつは食いこなしきらんばい」って思ってたのに、気づけば1キロを余裕でたいらげるほどの美味しさだということ。

まさに悪魔的な食べ物だといっても過言ではないでしょう。

しかしなんでこんなに大きいのか。

とても気になったのでもう製造元である球磨酪農農業協同組合に直接聞いてきました。


てことでやってきました。球磨酪農農業協同組合

やってきました。相良村。

もう雲一つない青空。こんな雄大な土地で育つ牛さんはストレスもないだろうなあと感じるほど。

今回ご対応いただいたのは

営業課 平本恵士さん

営業課 松山恵さん

営業課 山口紘昌さん

の、球磨三銃士。

「今回お伺いしたのは球磨の恵みの大きさの件です。なぜあんなにデカいのでしょうか」

途端にザワつく三銃士

「いや…あの…。あれ小さくした方なんですよ。むしろ当時の最小ロットがあのサイズとでも言いましょうか」

「なんと」

聞くと、元々は球磨地域の学校給食に卸していたのですが、「これは美味しい」と評判を受け、地元の方が酪農農業協同組合までわざわざ個別で購入されるようになったのだとか。

そもそもが業務用だったので乳缶で搬入していたのだそう。

それがまた評判を呼び購入者が増えたので

組合がアイスクリーム用の容器を購入し、それに詰めて渡すという手作業を行う毎日。

それもまた評判を呼び、小売りができるような機械を導入し平成18年にやっと流通させたんだそう。

「それまではラベルも手作業で貼ってました」

「元々のサイズから市販用にとどんどん小さくさせたのでうちとしては、逆に「おお!よーあそこまで小さくできたな」なんです。」

「時はすでに平成だったのに、1つ1つ手作業!!気が遠くなる作業ですね…」

「そうですよ!あの頃は大変でしたね(笑)機械導入されてよかったーーー」

1個で4パターン味わえる奇跡のヨーグルト

とはいえ、世間一般では大きいのには変わりなし。

「こんなに食べきれないかもって購入をとどまる方もいらっしゃるかもしれませんね」

「確かに大きいですもんね。ただ球磨の恵みって1個で4パターンのヨーグルトが味わえるんですよ」

まずサクッとすくってそのまま食べてみると、固めで少し懐かしい学校給食に出ていたような味わい。モッチリモッタリ。

それを少しクルクル回すと

ご覧のようなトロトロ。なんと食感だけではなく味もまろやかに変わります。

「大きいので翌日に持ち越す場合、透明な乳清が出るかと思います。これは組織が壊れたことで出る現象ですので、そのまま捨てずに食べられて結構です」

翌日は少し水分が抜けているので、何もせずとも水切りヨーグルト状態。味がより濃厚になります。

出た乳清でまたクルクルすると、もうトロットロ。大きいサイズでも毎回表情が変わるので飽きることなく楽しめます。乳清をお米に入れて一緒に炊飯するのもおすすめなんだとか。

まさに「球磨の恵み」

酪農というと菊池方面が盛んな印象ですが、実はここ球磨でも大事な産業の1つなんです。

「ホルスタインは寒ければ寒いほど牛にとってはいい環境なんです。ここは盆地で冬は寒いので」

「夏場は冷却機械などを使用して、少しでも牛にストレスを与えないようにしています」

この広大な球磨地域でまさにのびのびと飼育されている牛たち。

毎日提携されている酪農家から約83トン生乳が運ばれてきますが、工場のキャパの関係ですべてが工場で使用される訳ではありません。

残った生乳は他企業に卸し、また新たな生乳を受け入れるというハイスピードの循環率。

つまりこの球磨酪農協同組合が作る乳製品は、すべて毎日、受け入れて1日以内にとれた生乳を使用しています。

「常に新鮮なものを使用できるのは、球磨酪農の特徴・強みだと思っています」

酪農家と工場の距離も近いので、常に新鮮安心な生乳がそこにはあるのです。

美味しく食べて支援

先の豪雨災害で、まだまだ復興途中である人吉球磨地方。

球磨地方の特産品を購入することで「買う支援」にも繋げられますよ。ちなみに今までは、加糖一強だったのが一昨年無糖が売り上げ抜いたそうです。

帰社途中に竜北道の駅に立ち寄り、購入した県南の特産品「スイートスプリング」のゼリーの上に球磨の恵みをON.

もう口の中は県南の恵みでいっぱい。まさに口福。

球磨の恵みはヨーグルト特有のとがり感が少ないので、主役にもわき役にもなれる名俳優。全国のご当地ヨーグルト大会で2位を獲得したその味をぜひご自宅でご堪能ください。

球磨酪農農業協同組合

住所

熊本県球磨郡相良村大字深水2251

ホームページ

http://kumarakunou.jp/

ライター紹介

ムトー

ムトー

肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。

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