日本で唯一、ループ線とスイッチバックを併せ持ち、「夏目友人帳」の聖地とも言われる人吉の大畑(おこば)駅。そこにオープンしたレストラン「LOOP」は、料理もロケーションもとにかく最高!!贅沢で幸せなひと時が過ごせます。
秘境ともいえる大畑駅
人吉市内から山道をぐるぐると上り、「こんな山の中に駅があるのか!」と驚くような場所にある大畑駅。
駅舎の中には、おびただしい数の名刺が貼られていてびっくりです!
名刺は多いけれど列車の本数は少ない、秘境ともいえる駅です。
抜群のロケーションのレストラン
そんな大畑駅に昨年オープンしたフレンチレストラン「LOOP」。
駐車場のすぐそばに線路があり、鉄道ファンではなくてもわくわくしてしまいます。
跨線橋モニュメントから入ると給水塔跡があり、その奥にレストランの建物があります。
レストランは山小屋のような外観で、のどかな景色にぴったりの造りです。
中に入ると、中央に厨房があり、それを取り囲むようにカウンター席とテーブル席が配置されています。
大きな窓からは線路を眺めることができ、運よく本数の少ない列車と遭遇することができました!自然の緑と赤い列車のコントラストが素敵です。店内から青い空と緑を感じることができ、ロケーション抜群です!
素材への愛を感じる珠玉のフレンチ
早速、メインが選べるランチコースをいただいてみます。
まず1品目は、球磨川のほとり野菜と季節野菜のパフェ。
ガラスに盛られたカラフルな野菜たちが見た目にも美しい一品です。ほうれん草と豆乳のアイス、人参のムース、いちごなどが盛られ、下の方にもかぼちゃやきのこのマリネなどが入っています。野菜への敬意すら感じられるほど丁寧に作られたパフェで、どれを食べても美味でした!
2品目は、人吉の郷土料理、つぼん汁を洋風にアレンジしたスープで、球磨川でとれた川海苔がトッピングされています。野菜の甘みが凝縮されていて、ほっとできる味です。
続いてのサラダも地元の野菜たっぷりで、生ハムのうまみともち麦の食感も楽しめるサラダです。
そしてメインのお肉料理。お肉は店内に用意された囲炉裏で、シェフが丁寧に炭火で焼いたものです。
こちらは球磨の黒豚ですが、お肉の柔らかさにびっくり!焼き加減が完璧で、これ以上でもこれ以下でも駄目なんだろうな、と素人ながらに思えるほど絶妙!マスタードを使ったソースともよく合います。
そしてこちらは天草大王。香ばしく焼かれていて、皮も身もおいしい!こちらも感動するレベルです。
コースの最後には、近くの茂賀野水源の水を使用した珈琲が出され、料理の余韻に浸りながらリラックスすることができました。
地元のシェフが地元の食材を料理
こちらで腕をふるっているのが中務シェフ。
見た目も低音ボイスもダンディーな、地元人吉のあさぎり町出身のシェフです。こんな秘境での仕入れをどうされているのか伺ったところ、お肉は直送で、野菜は毎日、シェフ自ら旬のものを買いに行かれているそうです。
シェフがスタッフと声をかけあい、おいしい料理を最高のタイミングで提供してくれます。素材を大切に、丁寧に仕上げられたコースは本当においしくて、至福のひと時が過ごせました。
囲炉裏キュイジーヌLOOP
営業時間 | ランチ 11:30~15:00(ラストオーダー14:00) カフェ 14:00~17:00(ラストオーダー16:00) |
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定休日 | 水曜日 |
電話番号 | 0966-23-1003 |
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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