こんにちは。急に寒くなって驚いているムトーです。
なんなんでしょうね、毎年おんなじことを言っているのに、毎年学ばないこの感じ。
きっとそんなことよりも、食い物が美味い季節がきたぜということを、脳の大半が占めているからなんでしょう。

さて、美味しいものは県内各所にありますが、熊本の美味しい肉といったら菊池やろがい!という固定観念のもと、道の駅旭志の敷地内にある「食彩館」へ来ております。

新鮮な旭志牛をリーズナブルな値段で堪能できる人気店ですが、単に肉を食いにきたのではありません。
それでは少し時をさかのぼってみましょう。
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「そぎゃん違うんですか。和王と味彩牛。普段食べんけん違いがよーと分からんです」
「なーん!!目をつぶっとったって分かります」
「うん、いっちょん違うけんですね」
…ふうん。
ゆーたね????
ルールは目隠しでアーン

ほんの少しの軽口で、ここまでの話になるとは思っていなかったJA菊池の水上さん(左)、中原さん(右)。
肥後ジャーナルの前じゃなければそのままスルーされていたものの、まんまと我々の前で言ってしまったがためここまで連行されました。
そもそも、なんでそんな急に黒毛和牛の話になったのか?はクマリッチでご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
さて今回、場所をご提供いただいた「食彩館」の料理長と協議をかさね、用意したのはこのお肉たち。

「一口食えばもうその味と香りの虜になる」と言われる、和王(わおう)。

赤身と脂のバランスがちょうどいい味彩牛(あじさいぎゅう)。写真では旭志牛とありますが、カテゴリは味彩牛(あじさいぎゅう)です。
※「熊本のブランド牛ってどんなのがあるとね?」と思ったあなたはクマリッチをぜひご覧ください。

続いてこれはもう県民はお馴染みですね。そもそも豚肉、りんどうポーク。

このラインナップで外したら逆にすごい。外国産牛肉。

この4種類を目隠ししたまま食べてもらい、本当に当てられるのかを検証したいと思います。
「いけますかね」
「通常なら多分いけるんですよ。ばってん今回、ちっと分かりにくくしてくれていうリクエストだったけん、味彩牛のランクを”厳選”にしとります。ここがポイントでしょうね」
「さすが料理長」
「頑張りました」
何も知らずに運ぶ伊藤
では改めてここで挑戦者をご紹介します。

肥後ジャーナル 伊藤

JA菊池 畜産部畜産課 水上さん

JA菊池 畜産部畜産課 中原さん
以上3名の挑戦です。

焼き担当は、「食彩館」のスタッフの方にお願いをし1種類ずつ焼いてもらうことに。

それではスタート!!!
自然とこぼれる笑み
「では焼きますよ」

「あ~~!はい!もう俺は分かった!こら簡単だもん」
「うんアレしかないでしょ」
「分からんけどなんか香ばしい」

よかお肉はサッと炙る程度でよかって本当なんですね。
やたらニヤニヤしだす水上さん。もうバレたのか。
もう何分もかからないうちに完成。

まずは伊藤からイートイン!

「ふむむ。歯がいらないですね。スッと溶けます」

続いて中原さんイートイン

「…あ。うん、はい。分かりました」

最後に水上さんイートイン

「はいはいはいはい」
「では次のお肉を焼きますね~」

これもよか肉ですな。

「わあ!本当に味が違いますね!普段こんな食べくらべやらしたことないから、こんなに違うとは知りませんでした」
「そうでしょう」
「だけん言ったでしょう。いっちょん違いますよて」
「次、焼きますね。あ、ムトーさんちょっといいですか」
「…はい?」

なぜ一緒に焼いたのかは後でご説明しますが、こっそりこんな焼き方をしていました。

「あ~…うん。普段食べてるのは多分これなんだけど、その前のお肉の美味さが強すぎて、なんの味もしなくなってる」
「まあこれはね」
「ですね。まあ、どしこでん量を食える肉ですね。ほらサッパリしとるけん」
「では最後です。イートイン!」

「…ふっふふふふ。いやこれ言ったら根底から崩れますけど、僕やっぱりこれが一番好きです!うんまいもん!」
「わあ確かに!で、また香りもこがん強かったかな」
「あら?ぎゃん美味かったかな。えらい美味いね、これ」
「じゃ少し席を移動して、お肉の名前を記した紙があるので、1番から何を食べたのかこっそりと発表してください」
「じゃ僭越(せんえつ)ながら私から…」
結果発表~~~!!
まずは伊藤の思う食べた肉の種類を発表してもらいましょう。

最初は、和王。

次に味彩牛。

3番目が、外国産の牛肉

最後がりんどうポークです。
「では続いて中原さんお願いします」

記憶をたどる中原さん

「最初はこれですね。間違いないです。」

2番目がこれで

3番目

4番目がこれです。
「では最後に水上さんお願いします」

う~~ん

これ

これ

これ

で、これ!!!
「迷いありませんね」
「さすがにですね」
「ではお三方集まってください。同時に結果発表を行います」

最初に食べたのは…
和王です!!!!!

「恥ずかしい!!!!!!!」
「いや絶対嘘!」
「嘘じゃないですよ。そのために何の関係もないスタッフの方に焼き担当をしてもらったんですから。ね?」
「はい、最初にお焼きしたのは和王で…」

「次が味彩牛」

「私へのイートインはこんな感じだったんですね…。知らなかった」
「口に入れた瞬間、伊藤さんが熱いだの美味いだの騒ぐからですよ。そして3番目の外国産と4番目のりんどうポークのときに実はこっそりと相談されたことがありまして」

「はい。このまま豚と外国産を別々に焼いたら多分、香りでバレるなと思ったので一緒に焼いて香りを強めに出すようにしました」
まさかの有能ここに現る
「嘘やろ…もう会社に戻れんて」
「焼き方が有能すぎる!相当うまい!分からんかったもん!」
「あと味彩牛のランクを”厳選”にしたのもあるかもです」
「確かに”厳選”にしたうえに、サシの部分を絶妙に合わせとるけん分かりにくかね。すげえな料理長。肉のことを本当に知っとるけんできるワザやろうね」
「料理長どこですか?」
「(恥ずかしくて)逃げましたwwww」
ということで、今回の検証「本当に目をつぶっとったって肉の種類を当てられるのか」は…

まさかの伊藤と、「食彩館」の勝利!!

今回、場所のご提供にご協力いただいた「食彩館」では、ランチから旭志牛(味彩牛)をリーズナブルな価格でいただけますよ。
取材のため特別に、お肉をご準備いただいたので、通常では肉の食べ比べはできませんが、「私もこのお肉が食べたい!」などのリクエストは前もってご相談いただければできる限り対応します。とのことでした。
まずはここで旭志牛(味彩牛)の味を堪能し

「こらよかな!気に入ったばい!」ってことならば、お隣の道の駅旭志でもお肉の販売を行っているので購入する、という流れもおすすめですよ!
ぜひ、お野菜の購入などで立ち寄ったあとにでも訪れてみてはいかがでしょうか。
食べくらべしたいならここ!!
「そがん味が違うならしてみよごた」という方もご安心を。

菊陽町にあるJA菊池の直売所「きくちのまんま」にある「まんまキッチン」であれば

このように肉を自分で選んで

隣接する焼肉店で焼けますので

やってみたい!!という方は、まんまキッチンへGO!です。
熊本県産の食材ってやっぱりすごいよ

当たり前に食卓に並ぶお肉。
我々、消費者はつい目の前の金額ばかりに気をとられがちですが、よく考えれば、食卓に届くまでいろんな方が汗を流して愛情込めて育てているもの。
特に畜産は、野菜や果物などと異なり「どんな感じかな」って、その場で味見することはできません。
だからこそ、豊かな自然あふれる菊池で、いかに牛にストレスを与えず栄養価を高くするかを考え、まさに昼夜問わず動かれています。
それはシンプルに「熊本の方々に自分たちがとったり作ったりしたものを楽しんで欲しい」という思いのみ。
自分たちが丹精込めて育てたものを「美味しい」ってまずは地元の熊本県民が言ってくれる、嬉しそうに食べてくれる。それだけで、今までの苦労などが吹っ飛ぶ!と生産者の方は口をそろえておっしゃいます。
その生産者の取り組みをいろんなテーマをもとに紹介しているのが

「KUMA RICH(クマリッチ)」
KUMAは自然豊かな熊本の地で生まれたものを!
RICHは県産品の「豊かさ」「恵み」を表現!
人々が「地産地消」に取り組むことが日々の豊かさに繋がっていることを表現しています。
「地産地消」の大切さを考え、自分にできる行動につなげてもらいたいとの意味が込められています。
県産品をもっと好きになる「KUMA RICH」のWEBサイトはこちら!
↓↓↓
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ヒゴナルマッチングとは、肥後ジャーナルの媒体を活かして、熊本で自分に合う仕事を探している求職者と求人活動をしている企業の情報をそれぞれ集め、お互いに明確なメリットがあるお仕事探しができる人材情報サービスです。



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