人生には、一度は辿り着かないといけない場所がある、試される心~玉名市 仁王ヶ滝~
ちょっと涼みたいなと思って水辺を探して、玉名市石貫にある仁王ヶ滝(にんおうが滝)へ行ってきました。別名ぞうめきの滝とも呼ばれているようです。
玉名市内唯一の滝
車を降りたら、およそ700mでたどり着くという仁王ヶ滝。
車でどんどん細い道を通り、少しドキドキしてきます。滝の気配がない….
広い駐車場に着きました。
えーなんか怖い!やっぱり無理かも、という気持ちが溢れてきました。
700m先、という事で、そんな遠くはないよねぇ。という訳でレッツゴー。
仁王ヶ滝までの道のり
こちら、小岱山の県立自然公園内にあり、小岱山八十八ヶ所の霊場の一つとなっております。
霊場(れいじょう)とは神仏の霊験あらたかな場所の意で、神社・仏閣などの宗教施設やゆかりの地など、神聖視される場所をいう。古くから信仰の対象になっており、現在でもお遍路や修験者などの往来の多いところがある。
Wikipediaより
道なき道を行きます。神聖な心で歩き..
たいのですが、、
道なき道過ぎるーーーーーーー!
なんだか森に捨てられたヘンゼルとグレーテルの気持ち。ねえ、これって帰れる?携帯の電波も途切れ途切れになってきました。
怖い岩だよーー。44歳だけど、1人だったら絶対に泣いています。わんわん泣いています。下りのきつさは足にかなりの疲労をもたらします。
ん!み、水!!水だ!!
完全にサバイバー。きっと滝がある、もう少しなんだという気持ちで少しほっとしました。
水だ!と喜んだ所で、今度は沼ったりしながら、進んでいきます。歩きにくすぎる。
滝の全貌
本当にこの道であっているのか?という不安が押し寄せた頃、人の手がくわえられた道が!ああ、合ってる。良かった!
もうひたすら足元だけを見て、たどり着くのを祈ります。あと300mとか、矢印とかそういう看板があればいいのに、とは思いましたが、霊場ということなので、観光地化されていないのでしょうか。でもどっちにしろ迷ったり、怪我したりしては大変なので、案内板はあった方がいいなぁと思いました。
着きました。二キロくらい歩いた気がるするけど!滝の上にいます。
この日の水量は少なかったようです。
ドーン
全貌です。
けわしい。
波切不動王。
沢山の仏様。ここまで来れた人だけが見れます。
大きさとしてはこんな感じです。
中腹に座れるスペースがあるので、この鎖を握ってそこにたどり着き修行をする方もいらっしゃるそうです。
ちょうどこの辺りで滝行が出来ます。
お数珠をした仏様。
すっごーーーーーい!!!これが玉名市内!!
下からの風景。汗だくでしたが、ここは本当に涼しいです。マイナスイオンなのか、水しぶきなのかは分かりません。
そしてこの景色にたどり着いた達成感も涼しさの一因かも。こんな間近でみれる滝の姿。
お賽銭を入れて手を合わせて、今度は登りながら帰りました。途中で木の棒を拾いました。とても楽に歩けました。(学び)
一言で言うと、すごい滝。行くまでもとても大変。登山のような恰好をしてはまって行けば、良きハイキングになるかもしれませんが、足元も悪く、雨の日や、暗くなる時には危険です。
体調の良き日、なるべく1人は避け、トイレを済ませて、飲み水、慣れていない方は杖を持ってチャレンジしてみてください。来た時よりも美しく、ですが、破損した手すりなどには充分にお気をつけくださいませ。修行の心をお忘れなく。
住所 | 玉名市石貫 |
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駐車場 | 広い駐車場あり |
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