熊本地震により甚大な被害を受けた西原村。地震で住む家を失ったり、仕事を失ったり…。苦悩しながらも復興へと歩み続ける西原村の人々を追ったドキュメンタリー映画が7月に完成。8月2・3日に熊本市のDenkikanにて上映されます。
震災後の西原村を追ったドキュメンタリー映画
映画「西原村」プロジェクトは、映像ディレクターの久保理茎(くぼ りけい)氏が、被災地である西原村のことを広く、長く知ってもらおうと取り組みをはじめました。震災後から2年間、西原村の記録を映画として残し、著作権ごと村に譲渡するというプロジェクトです。
震災後、久保氏は宮崎市の自宅から軽トラで西原村に通い続け、村の人々の想いを丁寧に記録してきました。NHK総合「明日へ つなげよう」にて2年にわたり放送された番組をベースに、新たな映像や音楽などを加え、映画化された作品が、ドキュメンタリー映画「西原村」です。
製作や上映に関わる資金は、クラウドファンディングや寄付などにより、全国200組の有志から募られており、多くの人々の支えにより完成した映画となっています。
詳しくは、映画「西原村」の公式サイトをご覧ください。
熊本市Denkikanにて限定上映
今月完成したばかりの映画「西原村」。先立って7月20・21日に、かつて避難所だった西原村構造改革センターにて上映されました。
実際に映画を見た人たちからは、「西原村への新たな思いがわいてきました」「村内のエピソードが丁寧に織り込まれていて、感動しました」といったコメントが寄せられています。
この映画が、8月2・3日に、熊本市のDenkikanにて上映されます。
上映スケジュールは以下の通りです。
・8月2日(木) 開場 18:30 / 上映 19:00
・8月3日(金) 開場 18:30 / 上映 19:00
・場所:Denkikan スクリーン2
・入場料:前売り券 500円 / 当日券 700円 映画支援者は入場無料
※上映時間は85分、上映後に監督との質疑応答あり。終了予定21:00。
チケット代は全額西原村に寄付されます。前売り券はDenkikanにて発売中です。
まとめ
西原村に暮らす人々の記録と熱い想いを映画化して未来へとつなぎ、今後も広く長く村を支えていきたいという目的で、多くの人々の協力のもとに作られた映画「西原村」。熊本市での上映は2日間のみの限定上映。地震がもたらした被害と、復興へと歩む人々の姿を知るために、そして未来に引き継ぐために、皆様も映画館に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
■Denkikan■
住所:熊本市中央区新市街8-2
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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