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自称「熊本で一番マンガを読んでいる」と豪語する3人で推しマンガを全力プレゼン

ライター:ムトー ムトー

どうやら季節は秋みたいですね!

秋と言えば読書の秋。

今回、自称「熊本で一番マンガを読んでいる」と豪語する

肥後ジャーナル伊藤とムトー

そして

蔦屋書店熊本三年坂より、みせさん

この3人で個人的推しマンガを全力プレゼンを行いたいと思います。


ルール説明

「第1回、推しマンガプレゼンにご参加いただきありがとうございます」

「いえ、何をするのかさっぱりと分かっていませんが好きなマンガを紹介するって感じでよろしいでしょうか」

「いいけん来て」と言われるがまま来たみせさん。いい人。

「はい、それでは改めて今回の概要をご紹介します」

「…ということです」

「はい」

「なんでしょう」

「なぜ熊本に関係のある作品縛りなのでしょう」

「肥後ジャーナルだからです!!肥後っ!ヒゴッ!」

「まあ実際熊本縛りにしたって紹介できないほどの量はありますよね。

代表でいうと尾田栄一郎先生のONE PIECEをはじめ、ドラマにもなったごくせんやデカワンコの作者森本梢子先生も熊本ですし。

ケロロ軍曹の吉崎観音先生、夏目友人帳の緑川ゆき先生、あさりちゃんの室山まゆみ先生、ストップ!ひばりくんの江口寿史先生、暁のヨナの草凪みずほ先生、すごいよマサルさんのうすた京介先生…」

©かわさき健/‎ゴルフダイジェスト社

「巨人の星の川崎のぼる先生もですよね。息子さんはアニメ化されている「オーイ!とんぼ」の作者かわさき健先生。今も熊本にお住まいだったんじゃなかったかな」

「案外、熊本に居ながら制作活動されておられる先生も多いですよね」

「仮面ライダーSPIRITSの村枝先生は今も芦北にお住まいですよね」

「ポーの一族の萩尾望都先生は4年ほど荒尾にお住まいだったとか」

プライバシーのアレになっちゃうんでこれ以上は書けませんが、熊本に住みながら連載を抱えておられる先生方も少なくありません。

熊本縛りにしたって全員紹介はできないほどのボリュームになっちゃうのです。

そこで今回は、熊本縛り!忖度一切抜き!!本当に個人的に推すマンガをそれぞれ紹介をしていきます。

伊藤の推しマンガ

トップバッターは伊藤。

「私がご紹介したいマンガは…」

©菅原敬太/‎双葉社

小国町出身!菅原敬太先生の『走馬灯株式会社』でございます!!!

走馬灯株式会社。それは、自分の視点で記録された人生を観ることができる、不思議な会社。妻と子を失った男性、集団自殺希望の若者3人組、様々な人々が迷いこみDVDを観始めると、そこには、今まで知らなかった過去の真実、心の奥底にしまいこんだはずの秘密が。全てを観た後、彼らは…?新鋭漫画家が贈る極上ミステリー。 双葉社

「…とまあ、私なんて叩けばホコリばかりの人生なので、もし走馬灯株式会社に入りこんでしまったら精神崩壊するまで出てこれない自信すらあります」

「それだけ聞くとなかなかに重い」

「と思うでしょう?それを軽快なテンポで魅せてくれるので自然と引き込まれていくのですよ」

「へえ~」

菅原敬太先生は家族対抗殺戮合戦も有名ですよね」

©菅原敬太/‎新潮社

ある日、町から人が消えた。残されたのは7つの家族と巨大な人形たち。そして始まる強制参加のレクリエーション。最下位のチームは家族一人を生贄に!?
小心者のサラリーマン・鞠山雅彦は妻と二人の子供、認知症の母と慎ましく暮らしていた。そんなある日、町から人が消えた!? 戸惑いの中、呼び集められた場所にいたのは7つの家族と巨大な人形たち。そして始まる強制参加のレクリエーション。逃げることは許されず、勝てば豪華賞品、最下位は罰ゲーム。家族会議で一人を生贄に!? 『走馬灯株式会社』の菅原敬太が贈る、命がけのドメスティックスリラー!! 新潮社より

「私うっかり仕事中に読んでて、あの頭パチイイイン!!で声でました」

©菅原敬太/‎新潮社

頭パチイイイン!!

「伊藤さん!パチイイイン!!頭!って言いだしたときには、いよいよ…って思いましたがあれ感想だったんですね」

「はい、あのかわいらしい絵柄でそんなヘビーな話だと思わなかったので」

「いやタイトルに「殺戮」ついてるじゃないですか」

「いやホント名作なのでぜひ大人にこそ読んでいただきたいマンガですね。逆に子どもも安心して読める作品といえば、熊本市北区出身の小ガエル先生のド根性小学生 ボン・ビー太

©小ガエル/‎‎小学館

「月刊コロコロコミックスで連載されてた作品で”家がない! 服もない! お金は1円も持ってない! それがぼくらの爆笑ヒーロー、ボン・ビー太! 今日もみなぎるド根性で、世界せましと暴れ回るぞ!”というキャッチフレーズそのままのマンガで、読むと元気になってきます」

「キッズの心わしづかみですね」

「そう、しかも2010年にはニンテンドーDSでゲームソフト化までされているんですよ。その名も「ド根性小学生 ボン・ビー太 裸の頂上ケツ戦!!ビー太vsドクロでい!」」

キッズの心は忘れないようにしている50歳。

ムトーの推しマンガ

「私が今回ご紹介したいマンガは…天草出身さわむらむらこ先生の「四コマブログ」です。

©さわむらむらこ

頑固で口うるさくてわがままな義父の店を継いだ、ギャンブラーで足が臭くて薄毛なのにシャンプーをツープッシュするぎっくり腰気味で甘えまくる夫とその店を無給で手伝う地黒腹黒な嫁と、かわいい子どもたちの日常を描く憂さ晴らしを描く。

昔ながらの暴君な義父との絡みが特に必見です。

「我々世代での家庭って父親が暴君だったじゃないですか。今時はもうおらんど~?とか思いよったんですが、さわむら家にはおりました」

「え?知り合い?」

「いえただのファンです。でも読み過ぎてむしろ昔ながらの知り合いの感覚まであります。いずれ熊日の四コマあたりで連載さすやろなって思いながら見てます」

「方言がリアルだからスッと入ってきますね」

「なかなかここまでネイティブ熊本弁ってないですもんね、あとは「こはるはる」でしょうか」

©新井春巻/‎‎講談社

学ラン×スカート×下駄、伝統ある応援団の紅一点――。熊本の伝統校に通う押耳心春(おしみこはる)、15歳。春から始めた部活は「応援団」! 熊本弁のマイペースな女ん子が、みんなに送る青春のエール! のんびり元気に、今日もこはる、声をはる! 応援団の学ラン女子の青春を描いた学園ショートショート 講談社

「あれも全編熊本弁ですもんね。あれって済々黌が舞台?」

「と言われてますね、応援団のそれがもう済々黌」

©桃山あおい/新潮社

「桃山あおい先生の『新月の皇子と戦奴隷』もぜひ一読いただきたいです。これねネタバレになるので内容あんま言えないんですけど、とにかくコメント欄を見て欲しい」

詳しくはこちら

「めっちゃ連載希望されとる」

「ちょうど気になるところで終わってるんですよ!!気になって仕方ねえなって思ってたら桃山先生から『新月の皇子と戦奴隷』と似た世界観で新連載しますってお聞きしまして。」

「おっ」

「16世紀オスマン帝国を舞台にした作品で、新潮社で連載準備をしています」とのこと。楽しみですね!!

みせさんの推しマンガ

いよいよオオトリみせさんの出番。

もう我慢できずアイス食いだした

「私がおすすめするのは…」

©森田るい/‎講談社

森田るい先生の我らコンタクティ

©永椎晃平/‎講談社

永椎晃平先生のスケアリー・キャンパス・カレッジ・ユニバーシティ

©藤村緋二/‎秋田書店

藤村緋二先生のもしも徳川家康が総理大臣になったら―絶東のアルゴナウタイ―

「まず我らコンタクティですが、このマンガがすごい!にもエントリーされている作品でして…

我慢できず読みだす伊藤

「え~と…私、話して大丈夫でしょうか。我らコンタクティは平凡な会社員カナエが偶然あった幼馴染かずきがロケットを作っていると知ったところから始まります。2人でロケットを作ることになったのですがそこからまた話が面白く展開し…」

「なんこれめちゃくちゃ面白い」

「これはいずれドラマ化されるとやない?」

「聞いてます?まあもういいか。次、スケアリー・キャンパス・カレッジ・ユニバーシティ。これはミステリーありホラーあり、でも時事問題も結構入り組んであるので読みごたえがあって…」

今度はスケアリー・キャンパス・カレッジ・ユニバーシティを勝手に読み出す

「ちょっと読んでるんで黙っててもらえますか」

「これおもろ。一気見しちゃうね」

「もう誰も聞いてないと思うのですが、一応藤村緋二先生のもしも徳川家康が総理大臣になったら―絶東のアルゴナウタイ―について紹介しますね。これは映画化されているので聞いたことがあるという方もいるんじゃないかな」

舞台は新型ウイルスで世間が疲れているなか、時の総理大臣が他界。さてどうしよう?と混乱の最中、AIで過去の偉人を再生させることを思いつき最強内閣をつくる計画を実行する。

官房長官坂本龍馬、財務大臣豊臣秀吉、総務大臣北条政子、外務大臣足利義満……etc. そして英雄たちを率いるのは、総理大臣徳川家康!

「なんそれおもれえ」

「先生!映画を先に見てもいいですか?」

「はいどちらが先でも構いません」

結果、全員が全員それぞれのマンガをアイス食って読み出し、「アレも面白い」「これはどうなった」などと話が尽きず

「全部名作だから順位を決めるのなんておこがましい」と気が付いた時点で強制終了となりました。

ゆかりの作品がここで見れるかも!

さて今回ご紹介した熊本県ゆかりの漫画家さんのほかに、イラストレーターの方々が多いのも熊本県の特徴。

「あ~このイラスト好き」とか「たまには新規の作品読みたい」って思ってはいても、毎回自分で調べて探してって結構な手間ですよね。

そこで今回なんと

このようなサイトが爆誕!!!!

熊本県にゆかりのある漫画家やイラストレーターの方が作品を寄稿しているので、タイミングによっては誰よりも早く新作を拝めるかもしれません。

ちなみに今回ご紹介した菅原敬太先生の家族対抗殺戮合戦の第一話は無料で見ることができます!

ぜひ皆さんも熊本ゆかりの作品で秋の夜長を楽しまれてはいかがでしょうか。

くまもとクリエイターズファイルはこちら

ライター紹介

ムトー

ムトー

肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。

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