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苓北町に勝海舟が書いた落書きがあると聞いて。

ライター:ムトー ムトー

突然ですが、有名人の落書きってみたことありますか?

私はありません。サインならともかく、落書きなんて見たことがない。

だからこそ希少価値が高いということにも繋がりますよね。

今回「苓北町に勝海舟が書いた落書きがある」と聞いたのでさっそく探しに行ってきました。


まずは富岡城公園で情報をまとめよう

やってきたのは苓北町にある富岡城公園。

本来ならば勝海舟の落書きがある「鎮道寺」に直接向かえばいいんですが、まったく予備知識がないのでこのままノコノコ出向いたら「そんなことも知らないのか」という空気になるのが目に見えています。

そんなの耐えられない。

そこで富岡城公園で情報を仕入れ、したり顔で乗り込もうという考えでやってきたのです。

駐車場に大きなマップがあるので迷うことはなさそう。

それでは行ってみましょう!

とても気持ちがいい天気と温度なんですけどね。

なんですけど、なかなかの急こう配。

入口からこんなハードモードなの?とくじけそうになりました。

やっと登り切ったと思ったらこんな看板見つけて絶望しましたよね。

今まで急こう配だなと思って歩いていた道は歩道ではなく車道だったようです。足腰に不安がある方は上の駐車場をおすすめします。

キレイに詰まれた石垣。

なんだかこんなに間近で石垣を見たの久々な気がします。

この富岡城は1637年に天草・島原の乱が勃発した際、一揆軍から攻撃を受けましたが落城はまぬがれたお城。その後1670年に破城になったのですが、復元されたのが現在の富岡城跡だそう。

さて中に入っていきましょう。まだまだ坂道は続きます。膝にきます。

ゼーハー言いながら登った先にあったのは

歴史資料館と

天草の恩人と日本の恩人。

恩人の視線の先は

見事なオーシャンビュー!これは一見の価値ありです!

ねえ恩人て誰

ところで

この海をずっと見ている恩人とは一体誰なのだろう。

視線を下に落としたところ

そうだった!勝海舟!

本来の目的はここで情報を仕入れ整理することだったのですが、道中の坂道ですっかりと忘れておりました。

これが落書きを撮影したもの。

まだ伝習生なのに、ありもしない役職付きで落書きするなんて。

お寺の方が懸命に消そうとしていた逸話もなかなかのエピソードですね。そりゃそうですよね、当時は名もなき宿泊者が1度ばかりか2度までも柱に落書きしたとなれば、私がお寺の人でもそうしますもん。

いやしかし、ここで気になるのは鎮道寺にまだその落書きはあるのか否か問題。

そこでここに来る前にお邪魔した「苓北町給食センター爺&婆」に聞いてみることにしました。

【気になるお店発見】苓北給食センター爺&婆で、普通の爺ちゃんぽん食べてみた

「まだ落書きってあるんですかね」

「あるよ。見たもん」

「それって私でも見れるんですかね」

「どうかなー…前見たときでも、もう墨がウワーってなってたから」

地理的に訪れている富岡城と鎮道寺は目と鼻の先なんだとか。とりあえず富岡城を一周して鎮道寺へ向かってみましょう。

本丸はもっと気持ちがいい

銅像があったのは二の丸。せっかくなので本丸にも行ってみましょう。

おう…頑張って登ろう…

登った先にあったこの蔵の中にも

勝海舟の落書きエピソードが詳しく書いてありました。

もうこれで準備は万端。

年中しめ縄が天草にきたなーと感じます。

本丸からの景色はとても開放的で気持ちがいい。

ここでボーっと海眺めつつ石垣愛でつつ、お弁当食べたい。

いざ鎮道寺

富岡城を後にし、いざ鎮道寺!車で3分ほどの距離でした。

めちゃくちゃ立派。お隣の保育園から楽しそうな子供たちの笑い声も聞こえてきます。

間違いない!アポ取ってませんがとりあえずここまで来たので行ってみることに。

柱をグルリと周って確認しましたが落書きらしきものは見つかりませんでした。きっと室内で保管されておられるのでしょう。

声をかけてみましたが応答がなく、残念ながらこの日は不在のため詳しいお話を伺うこともかないませんでした。

次こそは!

意気揚々とやってきましたが、残念ながら見ることも話しを伺うこともできませんでした。

周辺の方にお話しを伺ったところ「予約せんと見れんかったはず」とのこと。

なんてこと。

思いつきで行動するからこんなことになるのだと、ただただ苓北の海を眺めながら悔やんでおりましたが、勝海舟が宿泊したその地に居れたことだけでも価値がありましたし、また苓北に行く理由ができたのは嬉しいこと。

次回こそはしっかりとアポイントを取ってその目に勝海舟の落書きを焼き付けたいと思います!

ライター紹介

ムトー

ムトー

肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。

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